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11月は松葉ガニの季節でもある。冬は蟹・フグ・牡蠣がお取り寄せ銘柄、特に我が家ではこの季節になるといつも丹後半島近くの兵庫県の店に頼んで蟹を取り寄せる。
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その前に今日は西荻窪の三ツ矢酒店の試飲会があるのを思い出し、蟹に合う酒を調達すべく、試飲会に臨む。今日は『富士錦』『香住鶴』『熊野』の三つの酒蔵が自慢の酒を持ち寄っており、試飲を進めるうちに中々いい酒が多く絞りきれないままに四合瓶を5本購入、夜に備える。
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家に戻ったのが4時、そこから親がに3杯、松葉ガニ1杯と格闘が始まる。毎年のことだが、親がにから解体していく。まず、外子は別の器にうつし、ほぐしていき、酒と醤油で味付けしてまず一品。
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次に甲羅を外し、まず、内子と味噌を甲羅の中にいれ、他の身もほぐしてあわせて一品。足は太い部分のみハサミを入れ、鍋用にする。これをそれぞれに3杯行う。脚も甲羅も小さくて中には味噌汁にして出汁だけ楽しむ人もいるが、根気良くほじれば身は結構あり、やはり蟹の構造を知ることが重要、いつもハサミは大きめの殻を割れるものと、薄手の小さなものを二つ用意し、使い分ける。
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次にいよいよ松葉ガニ、まず脚を外し、食べやすいようにハサミを入れる。次に甲羅を外し、味噌をほぐす。その中に甲羅の中の身を解して和えて、一品。こうして全ての蟹を解体、後は食べるだけである。結局、『親がにの味噌と内子、身の和え物』『外子の醤油漬け』『松葉ガニの味噌と身の和え物』『脚の身』『甲羅の身』そして『鍋用に親がにの脚と松葉ガニの脚の先の部分』と6品に解体し、ここまで作業時間は約1時間半、しかし、蟹の身は燗酒を飲みながらの食べるのは30分、そして余りのカニを鍋にして雑炊にして完食、食べるのは訳なく、とにかく美味かった。
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特に味噌と身を食べた後の甲羅に熱燗を混ぜて飲むのはやはり最高である。この企画は我が家の家族には好評、そらカニを次々と食べれるものだから当たり前。
なお、本日、このメニューにしたのは明日から蟹の値段があがるため(因みにこの店で同じものを12月に買うと2000円増し)やはり12月はなんでも高くなる。