hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

品川区役所

2019-02-08 05:00:00 | 区役所

『区役所に行こう』その2。今回は品川区役所に足を運んでみた。ご存知の通り、品川駅は品川区ではなく、港区にある。それでは品川区役所は何処にと探してみると大井町駅から徒歩6分くらいのところにある。なるほど、品川区の地図を見るとほぼ区の中央部にあることがわかる。

JR大井町駅の品川寄りに降りてからは東急大井町線の線路沿いを行くが、途中からは再開発中ということもあり、店がなくなる。その先に5叉路が出てくるがこれを右に曲がると品川区役所の前に出る。


建物は4棟に分かれていて、入ると3階が正面玄関にあたる。他の区役所の高層化とは真逆で1番高い左側の建物が本館で地上8階建て、ただし、斜面に建設したため、3階が1階にあたるので5階建てにしかみえない。まあ、そんな建物だから最上階に登ってもあまり高い感じがしない。


最上階は空中庭園になっている。訪れた日は風が強かったが幼稚園くらいの子供が盛んに遊んでいた。東側にはJRの電車区と大井町駅が見渡せる。駅近くには四季劇場やスポーツ施設もあるが、上から見ると駅前とは思えないその規模に驚く。

再び3階に降りて玄関周辺を歩くが、文京区役所同様に名誉区民の肖像がずらり。歴代区長が並んでいるが、服部良一氏が品川区名誉区民であることを知る。


区役所を後に大井町駅に向かうと右手に品川区観光案内所を発見、入口になぜかサンリオのキャラクターであるポムポムプリン、いつの間にか品川区観光大使に就任していたのである。最近は23区も観光マップを取り揃えていて散歩コースも入ったしっかりしたものを頂いた。

とにかく、キャラクター、観光マップ、歴代区長の肖像とまるで横並び、どの区役所に行っても見ることができそうである。

山利喜本館〜森下グルメ

2019-02-07 05:00:24 | グルメ

東京三大煮込みといえば月島の『岸田屋』、北千住の『大はし』、そして今回お邪魔する森下の『山利喜』である。

居酒屋研究を生業としている我々としては必須な店であるが、何しろ予約は18時まで、これがハードルとなってしまっている。それを何とか乗り越えようと予約をするもインフルエンザに2人が倒れ、4人の会合となってしまう。

店は都営地下鉄新宿線・大江戸線森下駅からすぐのところにある。店は本館と新館があるが、今回は本館の地下に案内される。ほぼ18時に到着、既に周りは宴もたけなわである。3人揃ったのでビールから、お通しの酢漬けの切り干し大根が美味い。

まずは煮込みとやきとんから。やきとんは種類が多いが、シロ、ハラミ、タン、カシラ、タタキ、レバを4本ずつ注文。もちろん、ガーリックトーストと卵焼きもお願いする。


まずは煮込みが到着、ビールは赤ワインに変えて対応。ギアラとシロ、脂身が残っていてこってりしている、和風の味噌仕立てではあるが、隠し味にワインも使われ、言うなれば和風シチュー。

赤ワインとガーリックトーストは必須、濃厚で甘さが少ないなんとも言えない旨味が口の中に広がり、その脂を赤ワインで中和し、ガーリックトーストの強さも合わさり、とにかく美味い。


ここでやきとんが登場、シロとハラミはタレ、残りは塩だが、まずはタレから。このタレはいい仕事をしていて、レバにもタレを絡める人が続出。


内臓ぽいところと肉に近い部位とあるが、私はプチプチとした軟骨がのこり、焼き鳥でいうところのツクネのようなタタキがすきである。辛子も添えられ、七味かいずれも選択ができる。これには日本酒、特に神亀のぬる燗がベストマッチ。

次にやきとんの追加と燻製盛り合わせ、漬物、スペアリブなどを注文。燻製盛り合わせも6種類あり、サバ、チーズ、ベーコン、たらこなどいずれも酒が進みすぎる。


少し気分を変えてレモンサワーに変えるがサッパリしていてやはり飲みすぎる。とにかく、何を食べても酒に合う大満足の店。

その中でも最初に食べた煮込みは忘れられない味。ただ、私の歳になると中々おもいきあお代わりまではできず、居酒屋で腹一杯となってしまった。ご馳走さまでした。


山利喜本館
江東区森下2ー18ー8
0336331638

氷柱

2019-02-06 05:00:06 | 日記

このところ東京は冬晴れが続き、低気温・乾燥といったインフルエンザが大流行する環境が整ってしまっている。寒い季節とはいえ、東京地方ではこの冬はほんのわずかに風花が舞った程度である。しかし、当初暖冬とさえ言われ、スキー場をやきもきさせた時期もあったが、現在は日本海側や北海道、高度が高い場所などは雪も順調に降っている。

先日、新白河駅から少しバスに揺られた所にある宿泊施設を見せてもらう機会があったのだが、私はかれこれ10年ぶりくらいに雪を踏みしめて歩いた。このホテルは高度が1000mと高いため、雪もいわゆるアスピリンスノーで、雪玉にもならず、たとえズボンの裾に付着しても手で払うだけで落ちてしまう。

そんな施設を歩いていて久しぶりに『氷柱』を見かけた。ちなみにこの読みは『ひょうちゅう』ではなく、『つらら』である。

屋根から同じような小さな氷柱が垂れ下がっていることが多い。しかし、中には高さ2m以上の氷柱が何本も並んでいて、さらに氷柱のいくつかが合体し始めて、まるで滝が凍ったように見えるのもある。

ではどんなところに氷柱が出来やすく、その大きく伸びるのであろう。窓の外にある氷柱はほぼ均等の長さで伸びている。これは屋根の雪が太陽などで溶かされ、水滴となって落ちる。しかし、ゆっくりと垂れ落ちるため、その途中で氷結していくので同じような落ちていくためだろう。

しかし、玄関脇のように樋などがあり、そこから水を下に流すようになっている場所はより多くの水が流れるため、大きな氷柱になるようだ。周りから見ると美しいが、何かの拍子で崩れて落ちると危ないため定期的に落とさねばならず、また、屋根を傷つけることも多いため、雪国では厄介なものである。

氷柱の語源ははっきりはしていないが、『つらつら』、つまりツルツルとした表面から来ているようである。東京でも雪の後、庇から雪が盛り上がった場所などで長さ10cm程度の氷柱は見ることがあるが、これだけ育った氷柱は久々で思わず折ろうとした。しかし、意外に固く、金槌でもないと折るのは難しいようである。

長崎菜館〜八丁堀ランチグルメ

2019-02-05 05:00:58 | グルメ

八丁堀駅近くにはまだまだ昔ながらの名店が残されている。駅を上がり、桜橋の交差点を右に折れたところにある『長崎菜館』は名前の通り野菜たっぷりのちゃんぽん、皿うどんの名店である。ただ、店も狭く、中には並べない為、寒風の中を待つか、開店と同時に店に入るかしかない。

今日は幕張に出かける用事があったので八丁堀駅で途中下車(乗換)をして11時3分くらいに店の前に行くとちょうどオヤジさんが準備中の札を裏返すタイミング、私が最初の客かと思って入店すると既に3組6人と1人客が2人、座って待っている。オーダーを『皿うどん』(880円)というとすぐにお冷やが出てきた。

まだ、その時点ではまだ料理は全く出ていないが、次々と来店客はやってくる。厨房ではベテランコックが中華鍋を振るっている。マグロ定食やカレーライスもあるが、殆どがチャンポン、少し皿うどんという感じ。10分ほどで皿うどんから運ばれてくる。

盛りはかなりいい。胡椒をかけ、さらに辛子を脇に付けて食べ始めるが、モヤシとキャベツはシャキシャキしていて餡もそんなにネットリとはしていない。野菜の甘みが全体を覆っているが、具にはさつま揚げ、かまぼこ、キクラゲ、海老、ゲソ、さらに干し牡蠣もちゃんと入っている。

全体としてアッサリしているが、量は十分多く、私には大盛りは無理だろう。酢をかけたり、ソースをかけたり味を変えながら食べ進める。向かいのおじさんは私より前からいるが、なかなかチャンポンが出てこない。ようやく出てきたが、やはりその野菜の量には驚く。

野菜がシャキシャキしているのは餡を作り置きしていない証拠、こういう店の皿うどんは間違いない。結局、私が食べ終わる頃には周りにはは人だかり、最初に金を支払って帰りました。時間は11時半、既に10人ほどの列ができていました。ご馳走さまでした。

長崎菜館
中央区八丁堀3ー11
0335228722

『1丁目1番地1号』日本橋蛎殻町・小網町・茅場町編

2019-02-04 05:00:52 | 日記

『1丁目1番地1号』その9。今回は日本橋のつく町を歩いてみる。東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅を降りて新大橋通りを歩く。蛎殻町交差点を左に曲がり、どうかん堀通りを歩く。

この辺りはかつて酒や醤油を商う店や倉庫が立ち並んでいた場所であり、現在も周囲にはヒゲタ醤油やキリンビールなどのビルも多い。その真ん中に醤油会館がある。

ここには全国の醤油のラベル地図や各地の醤油が並べられている。


道の先には高速道路が見えてくるが、その手前には『日本橋蛎殻町1ー1ー1』の住居表示板がある。ここにあるのはセルメスイン日本橋というビジネスホテルがある。


高速道路沿いの道を右に曲がると現在は工事中だが、その向こうに日本橋川の水門が見えてくる。この通りと川との間に『日本橋小網町1番地』がある。

但し、1番地3号であり、1番地1号に当たるところは茅場橋のすぐ横あたりのため、地番が振られていないようである。

茅場橋を渡り、茅場町の交差点を反対側へ。少し戻り、茅場橋の手前を左に行ったあたりが『日本橋茅場町1丁目1番地』となる。


ここにはニッセイ茅場町ビルが建っているが1丁目1番地1号はこれも茅場橋の手前にある園地がある場所あたり。東京メトロの茅場町駅は目と鼻の先にある。


秋山〜小伝馬町ランチグルメ

2019-02-03 05:00:13 | グルメ

小伝馬町駅付近の横丁には古い店が多い。ランチは営業していないが、立飲みの『さかばやし』、以前ブログに書いた立食いそばの『かめや』いずれも歴史を感じさせる店構えである。今回お邪魔した天ぷらの『秋山』もそんな1軒。

店に到着したのが11時45分頃、まだ先客はいない。店の中には石油ストーブ、しかし、人が少ないからかやや寒い気がする。

私が店に入るとおかみさんが熱いお茶とおしぼりを持って来てくれる。この店のランチは天ぷら以外にも『ぶり大根』や『マグロの中落ち丼』など魅力的なメニューもあるが、せっかく天ぷら屋に来たのだからと『芝海老かき揚げ丼』(950円)を御願いする。するとオヤジさんが出てきておもむろに鍋に油を入れて火にかける。これは時間がかかりそうだと思った。ただ、奥にも厨房があるようでそちらで天ぷらを揚げる音が聞こえてきたので少しホッとする。10分は待たなかったと思うが、カウンター越しに天丼が登場。

見た目はしんなり系のかき揚げが乗っている。ところが、一口かき揚げを食べると意外にもカリッとしていて芝海老満載、ほかに玉ねぎと刻んだ紅生姜の味が微かにするが、あっさり感を出すためだろうか。さらにかぼちゃの天ぷらも乗っている。

すぐにおかみさんが冷奴の小鉢、4種類くらいの香の物、シジミの味噌汁を持ってきてくれる。熱い味噌汁を一口、貝のいい出汁がでている。漬物も白菜やカブの糠漬け、沢庵、日野菜などこちらも美味い。確かに脂っこいように見え、色も濃い目だが、それほど気にならない。

昼近くなり、お客さんが次々に入ってくる。3人組はぶり大根、4人組はマグロの中落ち丼を入店と同時に注文してさっさと2階に上がっていく。

やはり、常連さんの多い店なのである。私は腹は満腹、外は多少寒くても帰りは気にならなくなっていた。ご馳走さまでした。


秋山
中央区大伝馬町4ー3
0336613703

赤提灯と縄のれん

2019-02-02 05:00:25 | 日記

『お酒をめぐるエトセトラ』その1。まあ、よくこれだけ飲みに行って飽きないものだと最近感じるようになってきた。昨年から今年にかけて私が昨年60歳となったため、還暦会や同窓会が相次いだということもあり、新たな出会いや久しぶりの旧交などとにかく飲み会が増えた。それに季節的な忘年会・新年会も重なり、週4回ということもある。もちろん、嫌なわけでなく、喜んで参加しているのだから、という訳で『呑むこと』や『酒のこと』で気になることを掘り下げてしまおうという新企画である。

今回は居酒屋の通称によく使われる表現、『赤提灯』と『縄のれん』である。最近こそ居酒屋がチェーン化しているので『天狗』や『さくら水産』『甘太郎』など具体的な名前になってきたが、以前は『赤提灯で一杯』『縄のれんでも寄るか』などとよく使った。これは居酒屋は看板がわりに赤い提灯を店先に掲げたことが由来なのだが、なぜ赤い提灯なのだろう。


確かによく知らない土地に出張に行った際にネットが発達する前は飲みたい時は赤提灯を探した記憶がある。焼き鳥屋に多い気がするのだが、ではなぜ、赤いのか、は色々と調べてみたが、単に夜目立つからくらいしか分からなかった。もちろん、黄色や白い提灯もあるが。


また、緑の提灯は地産地消を行う店のシンボルだが、これは2005年に北海道農業研究センター丸山所長のアイデアで始まったもの。現在3000店舗、因みにこの運動に賛同しようとする飲食店は参加でき、提灯は大体1万円くらいである。私も何となくその精神が気に入っているのと店主が素材にこだわっているだろうと緑の提灯は好ましく思っている。

もう一つの『縄のれん』だが、こちらは居酒屋でもなかなかお目にかかれなくなった。縄のれんをネットで買うと大体1万円だから緑の提灯と同じくらいだがあまり流行っていない。
のれん自体の歴史は古く、江戸時代には店の入口に風や日が入らない、また、防寒や店の名前がわかるように吊るし始めたらしく、中国から伝わったとも言われている。縄のれんについては布の暖簾より重く、江戸時代などは蝿が多かったため、入らないように吊るしたのが由来らしい。

昔入った店の親父から『居酒屋は普段の不平不満を吐き出すところだが、悪いことのある次には良いことがきっとある、つまり禍福あざなえる縄の如しという故事の意味を込めているんだ』と言われたことがあったが、これが真実かどうかはわからないが。

酒の席では感心したことも次の日になると殆どのことは忘れてしまっている、そのため、呑んだ時に学んでも、なかなか知識が増えていかないようである。

ぼんぼり〜日本橋ランチグルメ

2019-02-01 05:00:19 | グルメ

人形町周辺には鶏料理の店が多く、ランチは焼き鳥丼や親子丼をリーズナブルな価格で提供、味も美味い店が多い。親子丼は玉ひでのような半熟に仕上げた卵の中に鶏肉と出汁を入れたスタイルが多いが今日お邪魔したのは少し違う。場所は人形町のお隣、日本橋蛎殻町にある『ぼんぼり』というお店。

新大橋通りの蛎殻町の交差点を箱崎方向に5分、とうかん堀通り沿いにある。店は意外に広く、1階には6人のボックス、4人のボックスとカウンター、地下にも席はあるようだ。

ランチは5種類、炭火焼親子丼(元祖)、鶏唐揚げ(人気)、鶏南蛮(名物)、鶏カレー丼(和風)、塩炭火焼親子丼(限定)でいずれも900円である。私は多少悩んだが、炭火焼親子丼にしてみる。

昼飯時のため食事が出てくるのを結構待っている人も多く、ゆったり待つ。10分ほどで到着、メニューにある通り、丼の半分がふわふわ卵、残りは鶏炭火焼が乗り、分かれ目に白髭ネギと青ネギが乗っている。ほかに野菜サラダ、豆腐、漬物、赤だしが付く。

まずは炭火焼を一口、いわゆる地鶏の炭火焼で炙ってあり、炭火の香りがなかなかそそる。ふわふわ卵は半熟に近く、味は優しい甘さ。これが一緒に口に入ると鶏の塩味と甘い卵がうまく調和して美味い。少し七味をかけて食べる。

結構つゆだくでスプーンや木のサジがあればなお嬉しい。味噌汁は赤だし、中身はワカメである。サラダや冷奴もあり、バランスも考えられている。

食べ終わる頃には1時をかなり過ぎたが、お客様は切れ目なく、人気度が伺える。また、注文を聞いているとやはり炭火焼親子丼が半分くらい、鶏唐揚げ、カレーが続く。厨房には4人の調理人がいて常に忙しそうであった。ご馳走さまでした。


ぼんぼり
中央区日本橋蛎殻町1ー5ー1
0336642777