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『お酒に関するエトセトラ』その2。最近はまた日本酒ブームになりつつあると言われているが、以前と大きく変わったこと、それは瓶とラベルではないかと感じている。
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ラベルの種類は際限なくあるが、やはり漢字で酒の名前を書いたものが殆ど。しかし、動物や植物、ふうりんなど季節の風物詩、中にはギターや漫画のキャラクターなど多種多様となっている。今回はその第1弾として昆虫や動物のラベルからいくことにする。動物と言っても色々、今月の上旬にブログに書いた新政酒造(秋田県)の初絞り、年末に絞って、お正月から出荷するものだが、瓶自体が黒いスタイリッシュな瓶を使い、それに金文字で印刷する形をとっている。
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しかも、その年の干支を図案化して、さらに同じイラストのついたプラスチック製の小さな絵馬もかかっている。これはついつい毎年買ってしまう。
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干支の次は昆虫。まずはヤゴラベル、1番最初の画像だが、これはいづみ橋(神奈川県)のもので、さらにヤゴが成長した赤トンボのラベルもあり、赤トンボがついた猪口もある。
また、限定品だが、カラフルなカブトムシがついた仙禽(栃木県)は面白い。
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田んぼにいる動物としては、他にもおたまじゃくしがついたラベル、今錦酒造(長野県)がある。
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これには種類があり、足のない単なるおたまじゃくしは『搾り酒』(にごり)、後ろ足だけあるおたまじゃくしは『無濾過生原酒』、手も足も出たおたまじゃくしは『火入れ』と進化していくのである。
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動物や鳥の仲間からは猿(山猿、山口県)、雀(竹雀、岐阜県)、猫(萩の鶴、滋賀県)と言ったところ。
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猫でも単なる猫ではなく長靴を履いた猫(ル・シャ・ポテ、十九、長野県)はかなり面白いデザイン。同じ蔵でpoco a pocoというブレーメンの音楽隊、つまりロバ、イヌ、ネコ、ニワトリのシルエットを描いたラベルもある。
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私が最も感動した動物ラベルは丸顔のトラの顔がついた安芸虎(広島県)。正面からでは写メに入りきれないほどの大きな顔のトラが可愛らしい。もちろん、私がタイガースのファンだからでもあるが。
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お酒は中身だが、こういう楽しいラベルをつまみに一杯というのもなかなかたのしい。ただ、あんまり並べると飲みすぎるので注意がいる。