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年が明けてから既に1か月が経過し、なかなかお参りに行けなかった浅草寺にお参りに。その隣にあるが、なかなか足が向かった浅草神社にもお参りすることにした。この神社はいわゆる三社祭が行われる。ご神体は628年に隅田川で漁を行い観音像を引き上げた漁師の兄弟である檜前竹成、浜成が郷土史家で訳知りの土師真中知に相談したところ、信心するようにと言われた。これを守り、毎日観音様に手を合わせたところ、魚は大量に取れるようになった。また、土師氏は剃髪して寺を建立し、この聖観音像を守ったが、これが浅草寺の縁起である。
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そののち、土師、檜前兄弟の3人を御神体とし、土師氏の子孫が神社を建立したものが浅草神社でその祭礼が三社祭である。
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立派な鳥居をくぐると前には重要文化財に指定されている社殿が出てくる。様々な文様だけでなく、よく見ると鳳凰、飛龍、麒麟が見事な躍動感で描かれている。ちょうど結婚式の最中であり、花嫁花婿が昇殿していくところに出くわした。
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また、立派な狛犬が置かれているが、その胴体に確定申告のタスキがかけられていて、マイナンバーを付記することなどやや違和感を感じた。
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さらに右奥には被官稲荷神社があるが、これは安政元年に新門辰五郎の妻が病に倒れた際に伏見稲荷大社に祈願したところ全快した。これを町の人たちがお礼の意味も込めてこの地に伏見稲荷大社の祭神御分身の勧請をしたものである。
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社はかなり歴史物であり、狐の像が所狭しと並んでいた。
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ほかにも三社祭の神輿や神楽殿、様々な石碑も並んでいる。浅草寺と浅草神社は切っても切れない関係にあり、やはりセットでお参りした方がよいのであろう。