hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

第93回国風盆栽展に足を運ぶ

2019-02-12 05:00:58 | 日記

夏の高校野球が今年で101回、箱根駅伝が95回というのもすごいが、国風盆栽展は今回93回目になる。第1回国風盆栽展が開催されたのは昭和9年、この東京都美術館(当時は東京府美術館)。


それ以来、戦前は春秋2回、戦争で3年間中止されたが、昭和22年に復活されてからは年1回同じ東京都美術館で開催される盆栽展の最高峰である。
今回も某新聞販売店に切符を貰って見学に訪問。昨日は雪の予報もあったためか、今日は大混雑。


前回、と言っても2年前だが、はるかに人が多くなっている。1番の立派な五葉松から見始めるが、とにかく最初の方は大ぶりな作品が多い。盆栽は『松柏』と言って黒松や蝦夷松、赤松などの松と真柏、『雑木』のそれ以外の木の2つに大まかに分けられる。


また、懸崖など複雑な形をしているもの、真柏の白いシャリの部分など結構奇想天外な形のものがあり、よく分かっていない私にも結構楽しむことができる。


さらに雑木には大きな楓やケヤキなどを本当にミニチュアにした枝ぶりには驚かされ、落葉樹は葉がないため、よく分かる。


今盛りの紅梅、白梅、ヤブツバキ、寒桜など花があるもの、ピラカンサやきんずのように実がついたものは美しいさに目を見張る。


宮内庁から出品されている黒松は見事な枝ぶりであったし、会長の下村博文氏の蝦夷松も素晴らしかった。


しかし、最後の方に小品が5つ〜6つ程度並んだものがやはり親しみが湧いて好みであった。日本はもちろん、韓国、中国、台湾、スロベニア、イギリスなど世界各国から秀作が寄せられていて外国人の観覧も多かった。一年に1度じっくりと151の盆栽を見て回るのも楽しいものである。