新宿駅東口から山手線の線路沿いに高田馬場方向に5分ほど歩いたところに『スンガリー』という老舗ロシア料理店がある。かつて歌手の加藤登紀子さんのご両親が経営されたことでも有名、今年60周年を迎えるそうだ。スンガリーは中国語読みでは松花江、ハルピンの街を流れる川の名前である。
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店の造りも面白く、地上のドアを開けて螺旋階段を降りて入る。コロナ後初めてきたが、席の間がかなり開けられていた。
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外の暑さもまだ残っていてまずはロシアのビールで乾杯、喉に滲みる。前菜は定番の『マリノーブナヤ・ケタ』、簡単に言うとパンケーキにサワークリームを塗り、スモークサーモン、ディル、トマト、玉ねぎ、レタス、ケッパーなどを挟んだ冷たい料理。
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特にサーモンが美味く、私は必ず頼む。いつ食べても美味い料理である。さらにニシンのサラダ、ニシンがアクセント。
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ワインは必ずグルジアワイン、今はジョージアと名前は変わっているが、甘さ、渋さがちょうど良く、リーズナブルな価格である。
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ピロシキは欠かせないが、この店には揚げたものと焼いたものがある。私はいつも揚げた方を頂く。
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ついで『クリヴィ・ヴ・スミターニュ』、壺に入ったマッシュルームのクリーム煮で蓋の代わりにパンが載せてある。このパンにスープを付けながら頂くのだが、こってりとしたまろやかなスープは小ぶりな壺入りだが、ボリュームがあり、2人で1つでも充分。
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メインは私は『ビーフストロガノフ』、ブラウンソース味の方を選択。添えてあるバターライスと頂くがまったりして美味い。
相方は『ゴルヴィッツィ』(ウクライナ風ロールキャベツ)、こちらはトマト風味でコッテリ。付け合わせのジャガイモやにんじんも美味い。
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これだけ頂くともう満腹。ただ、やはり暑いこの季節はとびっきり冷えたウオッカで締めたい。私はコーヒー風味、相方は紅茶風味を頂く。ズシンとくるウォッカはやはり夏には最高である。
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ロシアの特徴のある料理だが、日本人の口にも合う優しい味付けを充分堪能。新しい新宿3丁目の店もいいが、伝統のある本店はやはり素晴らしい。ご馳走さまでした。
スンガリー新宿東口本店
新宿区歌舞伎町2ー45ー6
05058726300