hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

登別くま牧場へ〜夏旅2023⑧

2023-08-22 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑧、白鳥大橋をとおり、室蘭ICから登別を目指す。

北海道には何回も来ているが登別温泉に行くのは初めてである。登別ICを降りると左右に桜が植えられた立派な道を通過して上り坂を走ると温泉街に到着、これを右に曲がると『登別くま牧場』の駐車場になる。

その先からロープウェイが出ていて入場券を購入。JAFの会員証を提示すると1人400円も割り引いてくれる。ロープウェイのゴンドラはグループ毎に乗る形式でよく見ると駕籠のようなゴンドラに熊のオブジェが乗ったもの、私が乗ったゴンドラは大きな熊のぬいぐるみが真ん中に鎮座していた。

ロープウェイに7、8分乗り、到着すると目の前の展示室に入る。エスカレーターを降りる左側に俱多楽湖(クッタラ)の青い湖面が見えてくる。望遠鏡で見ると湖で遊ぶ人が見える。

降りるとヒグマの剥製だらけ。その中でもオスのヒグマが3mを超す高さに立ち上がっている剥製は迫力満点。小熊や母熊の冬眠するところなど多くの展示を見て歩くが動かないので飽きてくる。



建物を出て右手に歩くと小熊ばかりがいるスペース、この春生まれた小熊たちが戯れあっていて可愛らしい。



熊のおやつを自販機で買った後、オス熊の檻の方に行く。大きな熊がこちらを睨みつける。地下道を通り、人の檻というスペースでは直接オス熊に餌をやれるのだが、金属製の筒の先におやつを1ついれ、後ろから突くとおやつが熊の口の中に入る仕組み。向こうもよく知っていて筒の先端の方に顔を近づける。こちらも可愛そうなのでついついおやつをあげるのだが、貰っていない熊は不満そう。ボス熊の顔があまりの迫力でたじろいでしまった。



次はメス熊のスペース。彼女たちはこちらを向いて人間が座るように前足を手のように振る。うまくおやつを投げると口でナイスキャッチ。勾配になっていてうまく取れないとおやつが転げてしまう。1番下には水場があり、ここに陣取っておこぼれを待つ熊もいる。人間模様を見るようで始めは面白かったがだんだん虚しく感じてしまった。

他にもアヒルのレースやリスの檻もあるが、やはりヒグマがメイン、最後はステージで熊が宝探しをするショーを見てロープウェイに向かった。



宿泊は温泉街の巨大ホテル。サービスはまあまあだが、鉄泉・硫黄泉・ナトリウム泉と色々な泉質を楽しむことができる。さすがドリフが歌った『いい湯だな』の歌詞に出てくるだけのことはある。(以下、次回)

花火屋さん(長谷川商店)に行ってきました。

2023-08-21 05:00:00 | 日記
8月15日にOAした『マツコの知らない世界』で花火(手持ち花火)のことを放送していた。最近2年は前の年を上回るくらいの人気で新たな商品開発も進んでいるとのこと。

その中でHanabi-naviというアプリを使うと花火ができる場所や花火が買える店などを簡単に調べることができることを知り、番組で紹介された花火の進化に驚く。

孫たちが自宅に遊びに来ることもあり、ナビで調べた『長谷川商店』(台東区柳橋)に足を運ぶ。場所は都営地下鉄浅草橋駅下車2分、広い通り沿いに大きな看板で『花火』とあるからすぐに気がつく。



店の入口には『花火コーディネーターがいる店』とも書いてある。何のことかと思いながら店に入ると確かにコーディネーターがいらっしゃる。ただ、そこまで大袈裟にするほどのこともないと見て回る。



店中の棚に手持ち花火、置くタイプの花火(打ち上げ、ドラゴンなど)などが整然とならべてある。ただ、これに火をつけるどうなるかまでは分からないが。

これだけあると悩むが、番組内で実演していたおみくじ花火はもちろんのこと、ドラゴン、夏休みという打ち上げ花火、棒に下げてやるタイプで最後に鳥籠になる花火など合計2000円分を買い込む。

ふと気づいて『線香花火』はどこにあるかを店員さんに聞くと、中国製は10本170円、日本製は安いもので10本700円、桐箱に入っているのは3700円と大きな差がある。(もちろん、中国製を購入)

他にもチャッカマン、バケツ入り虫除け蝋燭、そのまま捨てることができる紙製のバケツなど花火に関するものは何でも揃う。
マツコの番組の影響なのか、季節的なものだろうか、とにかく店内は混み合っていて驚く。レジの店員さんに種類の数を聞くと400〜500種類とのこと。

また、色が綺麗で長持ちする日本製が最近の人気だとか、とにかく買ったらすぐやりたくなる性分だが、孫たちが来るのを待つこととしたい。


地球岬と旧室蘭駅舎〜夏旅2023⑧

2023-08-20 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑦、2日目は新冠のホテルに泊まる。夕日が美しい宿というキャッチフレーズであったが、夕食の際に見える海に沈む夕陽は確かに美しかった。


3日目は日高道に乗ろうと走る。日高厚賀ICの手前に牧場に馬が3頭遊んでいて思わず写メを撮る。



日高道は苫小牧東ICまでの60kmが開通済、これも無料である。70km/h規制で1車線ではあるが、やはり快適。その先、道央自動車道に入り、天候を見ながら室蘭を目指す。学生時代に地球岬を訪れたことがあったが、40年ぶりに行くことにした。登別室蘭ICで降り、自動車専用道路を経て15分ほど、街中からわずかに走っただけだが、見事な海岸線と270度の展望が開ける。



地球岬の由来はアイヌ語の『ポロ・チケプ(親である・断崖)』であり、これが訛ったもの。しかし、丸い水平線を見ていると地球の形を実感できることからなかなかのネーミングと思う。もちろんここでも灯台カードはゲット。



室蘭は製鉄と石炭の街と言われる工業都市だが、天然の良港と地球岬や測量山、絵柄岬など複雑な地形が素晴らしい。

白鳥大橋の袂にある道の駅『みたら室蘭』でランチ。園地と港の前にある眺望のよいくじら食堂で蕎麦と名物の焼き鳥を頂く。



室蘭の焼き鳥は肉は豚肉、玉ねぎを挟み、豚丼のタレのような味付け、博多のバラによく似ていた。



次に旧室蘭駅まで足を伸ばす。漆黒の重厚な駅舎と静態保存されているD51型機関車。旧駅舎は明治45年に建てられた北海道で最も古い木造建築物。中には観光案内所があり、ベンチは昔の客車のボックスシート。古い鉄製の駅名表示板は迫力があった。



また、D51は昭和15年の苗穂工場製、昭和49年まで廃車となるまで、函館・長万部・岩見沢・名寄などに配置され、道内を270万キロ走り続けた猛者である。



今は綺麗に塗装し直され、静かに余生を暮らしていた。(以下、次回)




また1軒、名店が閉店に〜きしめん寿々木屋

2023-08-19 05:00:00 | グルメ
以前このブログにも何回か登場したお店が今月末で閉店することとなった。東京メトロ日比谷線人形町駅出口0分のところにある『寿々木屋』さんである。

東京では珍しいきしめん専門店。私が通い出した5〜6年前は確か蕎麦のメニューもあったのだが、当時からこの店で蕎麦を食べている人は見たことがない。看板にはまだ『そば』とあるが、今はきしめん専門。
元は普通の立ち食いの店だったが、コロナで一時閉店後に再び開けて以降は立食い席も仕切りを作り、それ以前は12、3人は入れた店も立ち席5、椅子席4と合計9人で満員になってしまう。

きしめんは温かいのと冷たいのがあり、夏は冷たい麺がよく出る。具は単なる『きしめん』には削り節・昆布・小さい油揚げ、他のメニューにはこれが付かない。私はいつもは『かき揚げきしめん』を頂くが、ネギは入らず、代わりに茹でたサヤインゲンが入る。また、メニューにはないが、『おでん卵』というトッピングも人気であった。

今日は少し遅かった(1時すぎ)こともあり、かき揚げも海老天も売り切れ、いなり寿司もおにぎりも無かったのでちくわ天と椎茸天をトッピングした温かい『きしめん』を頂く。いつものようにご主人が一つずつ丁寧に作ってくれる。例えば冷たいきしめんのツユは冷蔵庫の中にしまってあり、都度そこからよそうのだ。

なぜか立ち席の方が人気でそちらは満員、しかし椅子席は3つも空いていた。席に座り、一味を振って頂く。まずは麺から、ツルツルと喉越しがよく、麺の厚みがちょうどいい。

最後に載せてくれた削り節がいい香り。トッピングに頼んだ椎茸天とちくわ天を入れても560円、安い。ツユはダシがよく効いていて、ついつい全て飲み干すほど。あまり食欲のない飲み過ぎの次の日も美味かったこのきしめんがもう食べられなくなるとは。

区画整理の影響で1964年以来やっていたお店も今月末で閉店。ご主人曰く、その後続けるのかもまだ店舗が見つからず、未定だとか。何とか復活して欲しいと勝手に考えている。

最後にお冷を飲み干し、空いたどんぶりを返し、ご馳走様でしたと言うと、ご主人からありがとうございました、と返ってくる。もうこの声も聞けなくなるのが寂しい限りである。中はエアコンがよく効いているが、外は炎天下、汗が噴き出すが、やはり温かい麺を食べてよかった。本当に長い間ご馳走になりました。





きしめん寿々木屋
中央区日本橋人形町3ー13ー12
0336614730


日高本線廃駅を巡る〜夏旅2023⑥

2023-08-18 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑥、襟裳岬を離れて再び海岸沿いの道を走る。帯広駅から来た時に使った帯広広尾道も苫小牧方面向かう際に使う日高道もかつての国鉄広尾線と日高本線に並行して走る。鉄道を廃止してせっせと自動車専用道を作るのは鉄道ファンとしては複雑な気分である。



襟裳岬付近の公共交通機関はJRバス(道南バスと共同運行)日勝線で広尾〜襟裳岬〜様似は3往復、ちなみに広尾〜様似を120分で結ぶ。バス停は白い教会のような造りで山本コータローが歌った『岬めぐり』のバスは今もちゃんと走っている。

また、様似〜浦河〜三石〜静内の鉄道代替バスも5往復あり、様似〜静内を120分で結んでいる。



まずは日高本線旧様似駅を目指す。日高本線は2015年1月に厚賀〜大狩部で路盤が高波により流出、この復旧に多額の資金が必要となるため、2019年に廃止が決まり、2021年4月1日に鵡川〜様似間116kmは廃止された。



様似駅は日高本線の終点であり、今も駅舎はそのまま残され、バス停も前に設けられている。また、駅舎に面したあたりの線路は残されていて再びディーゼルカーがやって来そうであった。



旧浦河駅はまだ取り壊されてはいないが、跨線橋も今にも壊れるかと思われるほど損壊、中心駅だった面影はない。



静内駅は対照的で、綺麗なまま保たれ、バス営業所も併設。駅舎内にはお土産物屋やサクラユタカオーの原寸パネルも置かれ、地元の人に多数会った。ディーゼルカーは来ずとも街の中心である。

ただ、これ以上廃駅を巡るのは相方に難を示され、今夜の宿泊地新冠を目指す。新冠の道の駅『サラブレッドロード新冠』にはレコード館も併設、また、ハイセイコーの銅像や新冠産の名馬のプレートなどが飾られている。



競馬の知識がほぼない私でも知っているキズナ、ナリタブライアン、ビワハヤヒデなども新冠産馬であった。(以下、次回)






祝・マジック29点灯〜阪神ファンの戯言

2023-08-17 05:00:00 | 阪神タイガース
阪神タイガースの快進撃は続いている。ついに106試合を終えたところでマジック29が点灯した。

8月15日はチャンスを何回も潰す嫌な負け方だっただけに8月16日の勝利は大きく感じた。
最近は広島・巨人・ヤクルトに3タテを浴びせ、怒涛の10連勝。カードで負け越したのが7月15〜17日の中日戦まで遡る。オールスター明けからは17勝4敗1分、8月は15日と2日に中日に負けた2敗(12勝)と正直驚くほどの成績である。

阪神の連勝記録は14、ただこれは1リーグ時代の1937年と1946年である。前回10連勝したのは2007年、現在と同じ岡田監督の時である。ただ、この時とは随分違う。この年は巨人が強く、これに中日が続くペナントレース。井川がアメリカに移籍、福原・安藤が出遅れたため、先発投手不足(規定投球回をクリアした選手なし)の1年。8月末〜9月上旬で10連勝して一旦は首位になるが、その後8連敗して3位で終わっている。

ただ、岡田監督が常に気にしているのは翌年2008年である。この年は開幕5連勝でスタート、6月のチーム打率が.307と信じられない好打率で4月で勝率.731とゲーム差を開いた。7月9日には2位中日に13.0ゲームの差をつけた。しかし、8月に開催された北京五輪に主力が抜け、巨人が9月に12連勝を記録、9月21日には追いつかれた。最後は10月に巨人に破れ、さらに10月10日に横浜に破れ、巨人が中日に勝ったため、巨人の優勝となった。

因縁なのはこの時も巨人は原辰徳監督、1996年の長嶋監督時代の『メークドラマ』に対して『メークレジェンド』と言われたのである。(グライシンガーが17勝、クルーンが41セーブの活躍、打撃はラミレス、小笠原と補強した選手が大活躍した)
当時とはまるでシュチュエーションは異なるが、詰めが弱いのが阪神タイガース。

最近であれば2021年のシーズン、4月のロケットスタートで貯金16、交流戦も2位と好調を維持して、前半戦は首位。これでいけると思ったが、最後にヤクルトに追い上げられ、ゲーム差なしながら2位に甘んじたのである。

ただ、今の岡田采配は厳しい。8月15日に広島に1点差まで追いかけられた西純矢は再調整で二軍、無死2、3塁で三球三振に終わり、内野ゴロすら打てなかった佐藤はスタメンを外された。単なる結果主義ではないが、内容が悪いと安穏としていられない厳しさがある限り、タイガースの『アレ』は現実のものとなるだろう、いや絶対になって欲しい。





襟裳岬逍遥〜夏旅2023⑤

2023-08-16 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑤、襟裳岬の風の館で岬の風景を見たのち帰ろうとすると『えりも風体験』で風力体験ができると呼び止められ、早速会場へ。



ここは前方から風が送られて来て10分間体験できる。1番前に行くと風速25m、後ろに行くと徐々に弱くなり、1番後列は風速10mとなっている。初めは15mあたりにいたが、これでも鉄のバーに身体を寄せないと後ろに行くほど。25mになると前にいる男性の帽子やパンフが飛んでいくほど。



外に出て、まずは灯台に向かう。この灯台は高さは13.7mとそれほど高くはないが、場所が絶壁の上にあるため、海面からはかなりの高さがある。付近は霧の名所ということもあり、海上安全のために1889年に作られた。今は完全に無人だが、QRコードから灯台カードも取得できる。

灯台を回ると襟裳岬の歌碑、1つは吉田拓郎・岡本まさみ作で森進一がヒットさせたものだが、島倉千代子も別の襟裳岬を歌っていたので2つ並んでいる。



さらに下に降りるように岬の先端に向かう遊歩道を歩いて行くとかなり先まで行くことができる。但し、その先も岩礁が2km、海中まで含めると6km先まで繋がっているらしい。



先端まで歩き、再び戻ってくる。崖の上には先程訪れた風の館がよく見える。足元にはエゾカワラナデシコやツリガネニンジンなどが咲き乱れる。




ちょうど昼となったので岬の土産物屋兼食堂に入る。この店が今では絶滅系の懐かしさ、おじさんとおばさん、おばあさんなどが経営。昔見た『幸せの黄色いハンカチ』で高倉健が入ったような(山田洋次監督)映画に出て来そうである。



メニューも寿司カウンターもあり、高いものはウニ丼や握り寿司、安い物はカレーやうどんなど麺類まで揃っている。私はいつもの通りカツカレーを注文、相方はラーメンにした。するとまずラーメン、タラバガニの爪まで入った豪華版。私のカツカレーもちゃんとカツは揚げたて、美味かった。土産物屋には活きた蟹や貝、海老などを販売、日高昆布もピンからきりまで並んでいた。(以下、次回)


T & M〜水天宮前ランチグルメ

2023-08-15 05:00:00 | グルメ
最近、ランチも値上げが目立つ。馴染みのお蕎麦屋さんも50円〜100円値上げされ、立食いそばでもたぬきそばが500円、天ぷらそば580円(福そば)など500円玉1枚で食べられるメニューは少なくなってきた。

その中でカレーと洋食丼を安く提供する『T &M』という店が水天宮前にある。例えばCoCo壱で最も安いポークカレーでも591円(税込)するのに対してこの店は500円(税込)で頑張っている。

さらにトッピングを加えるとメニューは作り放題、メンチカツ250円、コロッケ150円、ウインナー230円など12種類もある。丼もオム丼550円、ソースメンチカツ丼600円とこちらも安い。



さらにランチは600円、この日はピラフ+春雨サラダ+豚汁、これだけでお腹いっぱいになるのである。




私はランチをお願いしたが、2分で到着。カレー皿に春雨サラダとピラフが目一杯乗って出てくる。ピラフとはいえフライパンで炒め直したもの。

しかし、あつあつ。お椀に入った豚汁も大根、ごぼう、にんじん、豚肉、こんにゃくと具沢山である。

これをハフハフ言いながら食べていく。ピラフにはベーコン、ハム、玉ねぎ、ピーマンなどややチャーハン風。赤い福神漬もたっぷり、味もちょうどよく、いわゆる『キッチン』と名乗るようなお店、女性3人で切り盛り、テイクアウトのお客さんも多い。財布に優しいお店、最近は隣にあるカツ丼より混雑している。




昆布漁と黄金道路〜夏旅2023

2023-08-14 05:00:00 | 旅行
夏旅2023④、2日目は帯広を朝0730に出て広尾→襟裳岬→様似→浦河→新冠と225kmの長丁場を走る。

帯広広尾自動車道に乗り、終点の忠類大樹ICで下車、その少し先にある道の駅コスモール大樹で一休み。このあたりの道の駅は人が集まる場所らしい。ここまでが40kmw程度、広尾町を通り、黄金道路に向かう。


黄金道路とは広尾橋から襟裳岬までを結ぶ国道336号線の愛称である。断崖絶壁に作られた道で江戸時代より作り始め、本格的に着工したのが昭和2年、しかし難工事のため、完成したのは7年後である。そのため、黄金が敷き詰められるほど莫大な費用がかかった道路から黄金道路と呼ばれるようになった。



広尾橋からは左に海が広がり、右は断崖絶壁が続く。5分ほど行くと左側に滝が見えてくる。フンベの滝と呼ばれ、フンベとはアイヌ語で鯨が取れる浜という意味である。地下水が地上に表れ、落下する珍しい滝で冬には氷柱となるらしい。、



ここで海を見ると小さな舟が3艘、沖で昆布を取っている。これを舟に載せて、岸まで引き寄せると女性がこれを束ねる。さらに道路近くまで持ってくると軽トラに引き上げる滑車を付け、荷台まで引き上げ、載せる。これを石を敷いた場所まで持って行き、広げて干すのである。昆布干しの様子は見たことがあるが、昆布を取る現場を見たのは初めて。時の流れるのを忘れて暫く見ていた。



トンネルや隧道が続き、時々海が見えるようになってくるが、5キロ近くあるえりも黄金トンネル(2011年完成)をくぐるとようやく開ける。40年ほど前に同じコースを路線バスで通ったが、トンネルが増え、かなりスピードアップしている。



開けたところにある望洋台という小さなパーキングに車を置き、眺めるが雄大な海に沿うように道がつけられているのが分かる。

百人浜という砂浜が出てくる。名前は江戸時代末期にこの浜に南部藩の船がたどり着いたが、何とか生きて上陸下にも関わらず、100人以上が飢えと寒さで亡くなったという悲しい物語に由来する。ここまでは岩礁ばかりなのだが、海水浴もできる砂浜でオートキャンプ場もある。ようやく襟裳岬に到着、駐車場は昔のままであった。



襟裳岬は風が強くて有名だが、これを逆手に取り、風の館という観察施設ができている。

中に入ると岬を観察できるように一面広いガラス窓となっていて風に吹かれずに岬を見ることができる。望遠鏡も備えてあり、早速眺めたが、この日は海霧が出て突端までは見えず、海鵜は確認できたが、アザラシを見ることは出来なかった。(以下、次回)


限定の冷たい麺を頂く〜人形町・ひるがお

2023-08-13 05:00:00 | グルメ
茹だるような夏も全く終わる気配すらない。こういう夏は食欲もなくなる。そんな夏にもってこいの季節限定・店限定の『冷麺』を食べ歩きしてみたいと思う。



まず第一回目は人形町交差点から2分の『ひるがお』でこの店限定の『冷やし混ぜ麺』を頂くことにした。



『ひるがお』は東京せたが屋のグループで塩ラーメンをメインにしているお店である。券売機で『冷やし混ぜ麺』(990円)の食券を購入、カウンター席につく。



店内は普段より空いていてお客は私ともう1人のみ。5分ほどで注文の品が到着した。どんぶりの中には白濁したスープ、麺の上には白髪ネギ、茗荷、梅エキス、青じその細切りが乗っていて、具は細切りチャーシュー、半熟の味玉、メンマ、一番上には削り節が乗っている。まずはこれをよくかき混ぜて、食べる。麺は細いストレート麺、良く冷えていてスープとよく絡む。

スープは塩だれにカツオ出汁を加えたあっさり味で梅やカツオという和の素材とのバランスもいい。

普段はラーメンに使わない茗荷や鰹節、青じそなどと少し酸っぱい梅の味が冷たい麺に合っていてさっぱりと頂ける。ただ、あっさり塩だれのためか、メンマやチャーシューの塩味が勝ちすぎているような気もする。温かい麺の場合には殆ど感じない塩気が冷たい麺ではかなり効いてくるのである。

それでも麺もよく冷やされていて半熟の味玉も大変美味しかった。夏の暑さに食欲がない時にはいいメニューである。梅の酸っぱさだけでなく、少し甘い材料が入っている、またはラー油を加えるなど味変が楽しめるとさらによくなるのではないか。ご馳走さまでした。


ひるがお人形町店
中央区日本橋人形町3ー6ー7
0336696117