outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

ご質問ありがとうございます

2007年01月14日 12時52分15秒 | 長期のヨット生活
昨日はまた一日中雨が降ったり止んだりの一日でした質問をしてくれた方があるので、他にも同じ様に思う人も居るかと思い昨日の説明
を少し足します  何時でも疑問があるときにはこのブログやホームページの掲示板に直接書き込んでくれても、また掲示板のmizota を
クリックしてメールでも質問してください。 すぐに返事が出来ない時もありますが出きるだけ早くこの様な形でお答えしますので

まずヨットが「世界で一番自由な乗り物」についてですが、たとえば徳島で韓国釜山に行くと言って出国手続きをしたとしますこの場合
カスタムクリアランスと呼ぶ出航した港と次の寄港予定地を書いた紙を貰いそれを次ぎの港で入港手続きの時に見せるようになっています。
 普通なら瀬戸内海を通り関門海峡を抜け、対馬の横を通り釜山に着くわけですが、これを紀伊水道を抜け鹿児島を回って釜山に行っても
問題はないし、途中で気が変わって台湾に行ってもフィリピンに行っても「風が悪くて」と言えば問題はなにも起きません少し前まで日
本と言う国は船で入国するには事前にビザをとることになっていました。ところが海外から来るヨットは殆どが「緊急入港」で日本に来て
いました「水が不足」「油が不足」「エンジンまたは他の何かの調子が悪い」「体調が悪い」と言えば国連に加盟している国であればどんな国のどんな場所でも合法的に入港できますこれは全ての船に
与えられている権利でもあります。早い話「それは仕方が無いないな~」と思う理由を考え付けば良い訳ですだって命に関わりますから・・出て行けとは言えませんただ「風が悪い」と言う言い訳はヨットならではと思いますが・・・  日本以外の国では何処に行
っても免許も設備も備品も小型の船舶には法的に規制していません。 ただ日本だけは別で未だに寄港地を申告すると言う面倒な規制をし
ているので制裁処置としてアメリカだけは日本のヨットに限り寄港地の規制をしています 

他にたとえば航海中釣りをします。例えトローリングでも漁船がするとなると極めて難しい政府がらみの許可が要ります。しかしヨットで
釣りを業とするとは考えられないので何処の国の沿岸でも好きなように出来ますまあやってみれば解りますが「世界中の何処にでも自分
が好きなように好きなときに」行ける乗り物がヨットで、自転車よりも遥かに自由でなおかつ結構荷物が載りますから長期の世界放浪には
これに勝る乗り物は無いと思います


ただ先日も書きましたが地球上に存在する全ての乗り物の中で「一番乗り心地が悪い」のもヨットだと思います危険ではありませんが・・


日本からフィリピンへヨットで移動する適期は昔の帆船時代も今も全く同じで11月が良いでしょう今は天気図が取れるので台風の発生が
ない事を確認して石垣島を出れば3日か4日でルソン島沿岸に着きます。途中台湾に止まるのも良いでしょう。 僕は今回日本への航海は途
中台湾に立ち寄る予定です



では船内を・・
この写真は前方(船首側)を写しています。白い柱の上にマストが立っています。マストは倒れないように四方からワイヤーで引き付け
ているのでマストが室内に抜け落ちないようにこの柱がある訳です。下は船底の背骨みたいなところに留まっています

柱の左の白く丸いのはコンパスで室内に居ても進行方向が間違ってないか見えます。夜間の大洋横断ではオートパイロットで航海している
ので時々起きたときにこれで確認していました。 コンパスの向こうは二人部屋になっていますが食料庫と釣り道具、薬などの倉庫と化し
ていますベットの下には海図や予備の部品も入ってます。

右側の部屋はトイレとシャワールームでここは生かして使っていますが、良く壊れるトイレはまた最近調子が悪いです

一番奥は二人部屋ですが畳んだ布団を入れたり替えのシーツ、枕などを置いています。ベットの下は広く、予備の潜水機材や海図、カメラ
用品、ロープなどすぐに必要でない色んなものが詰まっています。衣料品は夏物から冬のセーター、ジャンバーまで4つある部屋の押入れ
や引き出しにボロばかり処分に困るほど入っています

もともとホロホロは9人分のベットが4部屋分かれてあるのですが全て倉庫となり寝る所が無くなってメインキャビンのテーブルを外
しそこに布団を敷いて寝ている状態です時々友達が来ると通路の床にマットを敷いて寝たりしてますでも片付ければ二人くらいは何
とかベットで寝れないこともないです

普段アンカーを入れて風に向かって停泊していますから主にこの写真の一番奥の部屋の上にある大きなハッチから風が入りますハルと言
われる船殻に小さな窓が7つ、甲板側に6つのハッチ、それと空気抜きのホールが5つ、これらから空気が出入りしています。熱帯地方の
蚊はマラリアやデング熱を媒介しますので全ての窓やハッチには網戸が入るようになっています


これで船内の説明は終わりで次は外側を案内します。これも驚くような状態ですが・・・
写真をクリックすると大きく見えます。 
コメント
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