
東南アジアで僕が長く過ごした国はインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンの4カ国です

東南アジアに関わらずいわゆる発展途上国を退職後の一定期間を過ごす場所として考えるのは色々な意味で価値があると思います。僕はその期間を延べで7年がベストと考えてい
ます

まず何故発展途上国なのかと言えば何と言っても「物価が安い」からでそこで愉しく生活が出来る「予算」と「ノウハウ」を把握することでもしも将来日本の物価が異常に上がり、年金がそれほど上がらなかった場合、「逃げ場所と生活」を知っている「安心感」を持つことが出来るからです

だからこれは出きるだけ早い時期にするのが良いように思います
これによって幾らかの蓄えも出来るだろうしその後の計画も立てやすくなります。何故7年かと言えば人は似たようなことは7年すれば興味が薄れはじめるからです

面白くて愉しくなければ遊んでいる価値はないと思うので、人間と言う動物の平均的習性を無視はできません

働いている時に週末の一日や二日して面白いと言うのとは「全く違う」のです。 僕の場合全てのことを7年きざみに考えて変化を持たし
ています

片足で立ち止まるのでなく7年毎に軸足を変えながら進んでいると言ったほうが適切かも知れません

そしてこれは正解だ
ったと思うので今後ともその考えで行くつもりです
60歳で定年になったとして95歳まで(以前は90歳と考えていたがこのほうが適切と思う)は35年あります。7年で軸足を変えるとすれば5つの計画を立てる必要があります

「退職したら何をするの?」と聞くと「日本一周」と答える人は多いのですが・・それに何年かけるのですか? その後は何をするんですか?

仕事をしていた時代、経営者でさえ殆どの人達は「対応」と「対処」などの「受身」で頭は殆ど使わず難しそうな顔だけして会社と顧客に遊んでもらって生きてきたのですが「退職後」は「知恵も知識も体力も」自分が持っている全てを駆使しないと愉しく過ごせません

ここで「愉しい」と言う事を少し考える必要があると思います。
人は基本的に「社会または誰かの為」に生きてないと充実した気持ちには成れないものです

充実がない「愉しさ」は虚しいです

働いていた時は「家族の為」「会社の為」「日本経済の為」と家族の為は良いとしても殆どの経済活動は「悪」なのに皆でするから深く考えずそれなりに満足させてきました

定年を迎えた人が出来ること、するべきことは「仕事をしないこと」こそ社会に貢献することだと思います

これによって次ぎの世代を担う責任が持てる人たちが育ちます

年寄りがいつまでも働くと若い人たちが育たずその先にあるの
は自滅だと思います

世界の平和や社会の為に「仕事をしない」訳ですから「自分の事しか考えずに働く人」より大きな顔と自信をもっ
て遊ぶ計画を立てれば良いと思うのです

定年を過ぎて働かないことは「美」であり反面「難」もあります

初めに戻りますが4カ国に長く居て思うのですが当然ながらそれぞれ一長一短がありました

先ず外食ですが日本から比べて日本より「美味い」所は日本で生まれ育った僕らには中華料理まで含めても殆ど皆無と言って良いでしょう

ただ値段から考えれば「美味過ぎ」かも知
れませんが・・・

ただ市場で材料を買ってきて自分で料理すれば「味は同じで値段は3分の一から10分の一」になります

外食を言
えば中国人が人口の4割近くを占めているマレーシアはインド人も多く中華料理、インド料理と結構楽しめます


マレー料理は余り口に合
わないと思いますが・・

タイの料理は世界的にも有名で結構口に合うものも多くあります。特に炊きたての香米は美味くて大好きでした

インドネシアとフィリピンで「美味いもの」を外で食うとするとホンの数種に限られます。 外で食う場合観光客が行くような「高い店」で「中華」を喰うか「洋食」を喰うしか満足できる味に出会うのは難しいです

大衆食堂は初めはそれなりに珍しさもあって食べられます
が・・そのうち見たくも無い様になる

)ただ材料は安く揃うから自分で調理すれば良い訳ですが・・
治安については首都など都会を除けば日本と余り変わりません

4カ国の中で一番悪いのはフィリピンでこれは「拳銃の所持」が認められ
ている国であるため仕方がないことと思います

ただ大金を所持しているとか家にあると思われた場合はかなり危険ですが毎月の年金を少
しづつ引き出して生活していると思われていればそれ程の心配はありません

金持ちと思われないように「質素」に暮らしていたら良いわ
けです

政府の役人達の外国人に対する対応ではマレーシアが群を抜いて正直です

あとは皆「袖の下」を膨らますことに全力をかけてい
ます

でも日本人にすれば大した金額ではなく「仕方ないな~・・」と納得するしかありません。それを言い換えれば全てが「お金で片が
つく」わけで便利と言えば便利でもあります
今日はこんなところで・・・次回は一人の失敗?を書いてみます