outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

焼き場ガートの風景

2012年01月15日 16時26分42秒 | 退職生活
今日は朝食が終わってそのまま、ガンジス川に出て、ガートを南の端まで、人々の動きを観察しながら歩きました

昨日に続いて、お祭ですから今日も沢山の人達が沐浴しています

それに混じって何十頭もの水牛も沐浴しています

そんなガートがずっと二キロほど続くんですが・・・その中に二ヶ所だけ「火葬場」があります。

火葬場がガンジス河に面している長さは・・・30メートル程と50メートル程。

その両方に終日次々と、竹で組んだ担架に乗せられた死体が運ばれてきます

キラキラと光る布に包まれた死体は、一番に担架に乗ったままガンジス川の水に浸され、その後上半身だけ水から出るように、砂の上に置かれます。

線香をたき・・・

顔の布を外して、一緒に来た人達が交代でガンジス川の水を顔に掛けます。

一時間余りそのままにガンジスの水に浸されている間に、薪が組まれます

高さは一メートル程、幅は7-80センチ、長さは150-160センチ程です。

そしてその組まれた薪の上に、担架を残し死体だけ載せます。

組んだ薪の櫓の前後に足と頭は出ています

そして・・・男性の場合は包んでいた布を広げて・・・最初に油を塗ります。

次に何か粉のようなのをふって、それからペレット状のものやら、灰の様なものを次々と塗って顔を残してまた布で包みます

しばらくすると白衣を着た坊さんが来て、火がついた草の束を片手に回りを回りながらお祈り。

そして一番下にその火を差し込むと・・・煙が出ながら燃え始めます。

その横では子ども達が、何も目に入らない様子で凧揚げしながら走り回っています。

犬やヤギも横を通ります。

その火でフンドシを乾かしている人もいます。

胴体がかなり焼けると、なぜか生きているように腕が横に出てきます

それを焼く係りの人が担架から外した竹で押さえます。

両端である足と頭の部分は最後のほうまでそのままの姿で布も焼けて素に見えていますが・・・

炎が大きくなると・・・黒く焦げていき・・・そのままでは頭と足が櫓から落ちるのでは・・・

と思う頃、焼く係りの人が、火の中へ押し込みます。

それからまだ一時間余り・・・横や上で何体もが多少の時間のずれで焼かれてますから・・・流れ作業のようです。

頭の部分は丸いまま長く残ってるんですが・・・最後は係りの人が竹の棒で叩き壊します。

まだ太い木が半分焼け残っている位の状態で、でも死体は跡形も無くなっています。

そこに水を掛けて・・火を消します。

燃え残った木は丁寧に消されて、次に使えるように保存されます。

炭や灰となった死体と木は・・・鋤簾で竹の籠に入れられて・・・ガンジス川の中に沈められて・・・

浮く物質は流されますが・・・残った籠の中に沈んでいるものは・・・丁寧に光物が灰の処理人によって選別されます。

何度か籠に入れては選別を繰り返し・・・すべては終わります

元通り少し穴を掘ったようになった所に・・・順番がくるとまた次の薪が組まれます。

船の沈没で死体が沢山並んだのは見たことはあったけど、次々と目前で焼くのを見たのは初めてでした。

何より・・・そのすぐ下流で沐浴し、歯を磨き、うがいをしたりしている何千人も、周りを遊び場にしている沢山の子供たち。

ガンジス川は全てを受け入れて・・・流れています











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする