今までに三度麓まで来ていながら、天候や災害で登れなかった日本二百名山の会津朝日岳にやっと登れました

大雨の災害で5年ほどは閉鎖されていた麓の「イワナの里」も家族総出で復旧に努め五月の連休には間に合わなかったけれど、夏休みまでには営業が再開出来るそうです

そのイワナの里の人と昨日話していたら・・・ここには・・・僕が写したいと切に思ってるアカショウビンも毎年の様に来るそうです。
そんなんで川筋をウロウロと二時間ほど散策しましたが・・・まだ来てませんでした

野鳥の話は置いて・・・
昨日から登山口に来て泊まっていた人に夕方声を掛けられて・・・福島名物のジンギスカンのタレ付けで一緒に呑みました

それまでに僕はだいぶん呑んでたから・・・完全に呑み過ぎ
それでも朝は四時過ぎに起きて・・・ゆっくり朝食をとって

昨晩から泊まっていた4台の車の中では最後になりましたが6時前に出発しました


登山道は予想外に整備が行き届いていて、道を外すような心配は全くありません。
登山道が無い山に登った後だったので・・・登山道がある有難さを改めて知りました

多分地元の山岳会の人達が草刈りもしてくれているようで・・・真新しい枯草や笹が登山道にありました。
スタートしてから三時間半程の所・・・そこは頂上のすぐ下なんですが・・・物凄く急な斜面に雪があって・・・

僕らがその取り付きに着いた時にザイルで繋いで昨晩ジンギスカンを誘ってくれた夫婦?が危険なのでリタイヤすると降りてきました
その男性はプロの登山ガイドをしてると言う事でしたけど雪が無いと思ってアイゼンを持って来てなかったそうです。
僕らも壁の様に200メートルもある雪を前に・・・簡易アイゼンしか持って来なかった事を後悔しました。(写真に写すと判りにくいですが上は空ですからその急さを考えてください)

後から来た人はしっかりした大きなアイゼンを履いて登って行きますが僕は一歩一歩つま先を雪に蹴り込みながら登っていました
ところが美由紀はそんなに蹴り込まなくてもさっさと進めと言うけれど・・・
僕は譲らず一歩一歩確実に足場を作って行きます
そうしてたら・・・美由紀が悲鳴を上げて仰向け姿勢で滑落をはじめました
体の向きを替えと大声で怒鳴っても聞こえないようです
我々は雪渓の途中から登り始めてたんですが・・・それより下まで雪渓は延びていて最後は崖です
止らなければ命があるかどうかさえ定かでない45度以上もある斜面ですから慌てました
しかしラッキーな事に美由紀が滑落を始めた場所から40メートル程下に一メートル程の幅ですが少し平坦になってる場所があって・・・
そこで何とか滑落が止りました
とにかく僕は慎重ですが美由紀は無鉄砲で今までに何度も滑落し最大では200メートル以上滑落しています。
雪の上で大した怪我もしてないから何時まで経っても慎重に行動が出来ず困ったものです。
そんなハプニングもありましたが・・・無事頂上に到着
晴天で視界もよく、四度目の挑戦は思い通りの景色を楽しみながら弁当を食べました
下りも慎重に雪渓を下って・・・ガイドブックのコースタイム通りの7時間15分で下山(登り4時間)
日本三百名山完登まで残り7座になりました。
悪運?が強い美由紀を頂上での記念写真

越後駒ヶ岳、中ノ岳、荒沢岳、平ヶ岳が連なって写っています

しかし徳島を出発して丁度一カ月なのに・・・山は5座しか登っていません。
特に医王山に登ってから二週間も山に登って無かったので・・・・脚がまた元に戻っていて・・・下りでは膝や足首が痛くなりました。
また明日は立ち上がるのにも苦労するでしょう。
そんな事でもう少し詰めて山に登り足を完成させようと・・・会津朝日岳を下山してすぐシャワーを浴びて会津若松に向かって移動しています。
次に登るのは三度目なんですが有名な「会津磐梯山」です。
登ってる途中でコマドリが100メートル近く囀りながらついて来ましたがカメラを持ってなくて残念

また変わったモズも見たけど・・・