三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

映画「Tomb Raider」(邦題「トゥームレイダー ファーストミッション」)

2018年03月25日 | 映画・舞台・コンサート
 映画「Tomb Raider」(邦題「トゥームレイダー ファーストミッション」)を観た。

 http://wwws.warnerbros.co.jp/tombraider/

 トゥーム・レイダーはプレイステーションのゲームシリーズもやったし、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画も観た。いずれも無敵の主人公が無尽蔵のスタミナでどこまでも活躍する内容だ。
 しかし本作品の主人公は、運動をやっている女性なりの身体能力はあるものの、比較的普通の女の子である。それが普通でない大冒険をするものだから、ハラハラしてとても楽しめる。共演のダニエル・ウーの演技も達者である。ただ、ゲームを攻略本などのヒントなしでやった者としては、謎解きの場面をもう少しじっくりやってほしかった。アクションばかりが続いて、少し慌ただしい作品になってしまったところがある。

 アリシア・ビカンダーは「エクス・マキナ」の印象が強烈で、エロス溢れる女性ロボットの役だったが、本作では一転して健康な若い女性を演じている。その間に相当に体を鍛えたようで「エクス・マキナ」のときに比べて筋肉が凄い。見上げた女優根性である。表情も声もいい。

 邦題に「ファーストミッション」という副題を付けたものだから、誰でもセカンドミッションもあるのかなと想像してしまう。ネタバレの邦題だと言われないためにも、ここは原題のままでよかった気がする。