ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

年金詐欺:「あと少しで増額」と女性から53万円 名古屋 

2007-07-06 11:24:22 | Weblog
年金詐欺:「あと少しで増額」と女性から53万円 名古屋 2007年7月3日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070703k0000e040079000c.html
 名古屋市南区の一人暮らしの女性(79)が、自宅を訪問してきた男性に「国民年金をあと少し払えば年金額が増える」などと言われ、計53万円支払う詐欺に遭っていたことが3日、分かった。
 市によると、女性宅に6月30日午後、「役所から来た」という60歳前後の男が訪問。年金保険料の追加分として3万円を女性からだまし取った。さらに「私の弟が福祉の部署にいるのでお金を払えば介護保険や健康保険も無料にできる。葬式代も200万円出る」と話したため、女性は翌日の7月1日午前も、男に50万円を手渡した。
 男は「このことは、ほかの人には絶対言わないように」と言い、領収書は出さなかったという。女性が妹にこの話をして詐欺が発覚。女性は2日、市に相談。愛知県警南署に被害届を出した。


 最近は電話による振込み詐欺だけでなく、直接高齢者の自宅を訪問して、お役所の人間を装いお金を騙し取る事件が急増しているようです。(基本的に呼ばれもしないのに、役所の窓口にいる人間が個人宅を訪問することはありませんし、100歩譲って業務訪問するとしても、必ず身元を証明する証票なりを肌身離さず持ち歩いているはずです。)
 ちなみに、介護保険や健康保険を安くする裏技なんてありませんし、無料にするなんて問題外。役所の人間が書類を改ざんしたところで、葬式代200万円を捻出などできるはずがありません。
 詐欺師は相手を騙せると思えば、あらゆる手口を使って、善良な市民を騙しにかかります。当ブログでも、この手の詐欺の手口が報道されたら、順次ブログにアップしていきますが、皆様もこの手の詐欺の手口には気をつけて下さいね。

振り込め詐欺:バイク便悪用が急増 被害夫婦が手口証言

2007-07-06 11:17:03 | Weblog
振り込め詐欺:バイク便悪用が急増 被害夫婦が手口証言 2007年7月3日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070703k0000e040066000c.html
 バイク便を悪用した振り込め詐欺が今年に入って急増している。東京都内では1~5月で30件、被害総額約7500万円と昨年1年間の被害(20件、4685万円)を既に大きく上回った。バイク便詐欺とはどのような犯罪なのか。4月に360万円の被害にあった夫婦を取材すると、巧妙な手口が浮かび上がった。
 「バイク便を向かわせるのでお金を渡して」。東京都八王子市の70代の夫婦宅に電話がかかってきたのは4月24日午前10時半ごろ。電話に出た妻(72)に男が「オレだよオレ。会社の金を使い込んだ」と早口でまくし立てた。妻がとっさに会社勤めの次男だと思い「いつもと声が違うね」と聞くと、「風邪をひいた」と説明。「突然監査が入る。今日中に補てんしないと会社を辞めさせられる」と疲れ切った声でお金を求めた。
 男はさらに、「会社にいないと怪しまれる。午後2時前にバイク便を向かわせる」と時間を指定。(1)電話帳ぐらい大きさの紙箱に現金を入れ粘着テープで何重にも巻く(2)あて先と送り主は書かない(3)中身を聞かれたら「書類」と答える(4)余計な会話は一切しない--と詳細に指示した。
 夫(78)は貯金360万円を下ろし、時間通り到着したバイク便に渡した。領収書の届け先には次男の勤務地と異なる地名が書かれていたが、夫妻は「時間を指定されて慌ててしまった」と悔しそうに振り返った。自宅住所を事前に調べるなど用意周到な手口だった。
 バイク便は電話1本で荷物を運ぶ。荷物の受け渡しの際に現金で料金を受け取り、一般的に客の身元を確認することはないという。都内で約100業者が営業している。
 警視庁よると、都内でバイク便を使った詐欺被害が初めて確認されたのは06年2月。翌3月には7件で計1840万円の被害があった。その後は月4件以下で推移したが今年は被害が急増。3月は11件2187万円▽4月には13件、3836万円と過去最悪となった。
 警視庁は、金融機関がATM(現金自動受払機)による現金振り込みを1回10万円までに制限するなど対策を取ったことから、詐欺グループがバイク便へ手口を切り替えていると分析。業者に荷物の中身や配送目的の確認を呼び掛けている。だが、悪用された経験があるバイク便業者は「客に荷物の中身を聞くことは信頼関係上できない」と話し、被害防止の困難さをうかがわせた。


 最近は金融機関による振込詐欺対策が厳しくなったせいか、今度はバイク便を悪用した詐欺が流行っているようですね。
 この手の詐欺事件があるたびに、いつも思うことなのですが、『どうして自分の子供のことをもっと信じてあげられなかった』のでしょうかねぇ…。現実問題として、会社のお金を使いこむなんて、それ相応の地位と職場にいなければそう簡単にできることでもありませんし、100歩譲って横領がばれそうになったところで、事実が確定するまでにはそれ相応(最低でも数日)の時間がかかるもの。本当にお金が必要ならば、それまでに埋め合わせれば良いわけで、ぎりぎりになって連絡してくるのも不自然です。
 他にも、金策に焦っている割には、『(1)電話帳ぐらい大きさの紙箱に現金を入れ粘着テープで何重にも巻く(2)あて先と送り主は書かない(3)中身を聞かれたら「書類」と答える(4)余計な会話は一切しない』と妙に細かく指示を出していることも、不自然と言えば不自然です。本当に焦っていたら、とてもそこまで頭が回るはずがありませんし、送付方法が不自然に細かい場合は、まず疑ってかかって正解ではないかと思います。

 まあ騙す側も、攻撃対象である相手が判断力を失うような、名演技なのだとは思いますが、大金を渡すのですから、せめて会社に緊急と称して電話の1本を入れるなり、当人の携帯電話に連絡を取るなり(もっとも最近は、騙しをしかける数日前に、当人を装って携帯の番号が変わったとニセの連絡を入れて、その番号から架けて来るという より巧妙なパターンもあるようです)すれば、この手の詐欺の少なくとも半分くらいは防げそうな気もしますね。騙される人間がいるから騙す人間がいる。この悪循環を断ち切るためにも、犯人の手口を寄り広く日本中に広める必要が高いと思います。

京都3兄妹殺害:母から6月分の生活費もらえず、犯行か 

2007-07-06 11:11:49 | Weblog
京都3兄妹殺害:母から6月分の生活費もらえず、犯行か 2007年7月5日 
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070706k0000m040062000c.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0705/OSK200707050103.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070705i206.htm
 京都市伏見区の民家で3兄妹が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された父親の尾子(おおじ)光明容疑者(42)が「3年以上前から同居の母から毎月の生活費をもらっていたが、6月分はもらえなかった」などと供述していることが5日、分かった。月末に妻から6月分について尋ねられると、「週明けにな」と話したという。京都府警は尾子容疑者が金策に困り、週明けの2日、無理心中を図った可能性もあるとみている。
 調べでは、尾子容疑者は約1年前から、勤務したことのない室内装飾会社を勤務先として妻に伝え、給料と偽って毎月30万円を手渡していた。日中は京都市内をぶらぶらしていたという。


 この事件 第一報を聞いた時も、ショックのあまり声が出なかったのですが、なんと3年以上も前から同居の母親から生活費を貰っていて、さすがに今月分は拒絶されたことから、将来を悲観して、このような卑劣で大それた犯行を行った可能性が出て来ました。
 容疑者の母親は年齢的にも年金生活者でしょうし、いくら年金を沢山貰っていたとしても、30万円の多額の現金を渡し続けることはかなり大変なはず。おそらくは貯金を取り崩して渡していたのではないかと思われますが、こんな生活がいつまでも続くはずがありませんし、あげくこのような卑劣な犯行を行うなんて身勝手にも程があります!!!

 それにしても、こんな時に相談できない家族の存在って一体何なんでしょうね…。失業そのものは不幸な出来事でも、だからこそ、日常生活のムダを見直す良い機会にもなりますし、また現状を乗り切るためにも家族の協力は不可欠なはずですが、男のつまらないプライドが邪魔をしたのだとしたら、これ以上不幸なことはないと思います。こんな輩のために、貴重な3人の子供の命が奪われてしまったと思うとやり切れませんね。

高市少子化相のSP、電車内で痴漢…乗客に捕まる

2007-07-06 11:09:03 | Weblog
高市少子化相のSP、電車内で痴漢…乗客に捕まる 2007年7月5日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070705it06.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0705/OSK200707050103.html
 高市少子化相の警護官(SP)を務める警視庁の警察官が、帰宅途中の電車内で女性の体に触ったとして、東京都迷惑防止条例違反(痴漢行為)の現行犯で同庁葛飾署に逮捕されていたことがわかった。
 逮捕されたのは同庁警護課の警部補、品田真男容疑者(39)(千葉市若葉区)。同庁によると、品田容疑者は今月2日午後10時40分ごろ、JR総武線錦糸町―新小岩駅間の快速電車内で、20歳代の女子大生の尻を後ろから触っていたところを乗客に見つかり、同署員に引き渡された。品田容疑者は2日、勤務後、JR東京駅近くでビールなどを飲んでいた。


 自分の仕事に自覚を持てないで、犯罪を犯した事件をもう一つ。高市少子化担当相のSPがなんとなんと痴漢で逮捕されたそうです。しかも相当酔っていたのか、要人を警護するSPなのに、目撃した乗客の男性に取り押さえられる、実に情けない状態だったとか…(唖然

 ちなみに、高市氏といえば、就任時に内閣府特命担当大臣として、沖縄及び北方対策担当、科学技術政策担当、イノベーション担当、少子化・男女共同参画担当、食品安全担当など、複数の役職を担当し、それでなくてもかなり多忙なのではないかと思いますが、さすがにこういった形で足を引っ張られると、(主義・主張の壁を超えて)心から同情したくもなりますね。

消防団員逮捕:「女性関係でむしゃくしゃ」し放火 東京 

2007-07-06 11:06:46 | Weblog
消防団員逮捕:「女性関係でむしゃくしゃ」し放火 東京 2007年7月6日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070706k0000m040093000c.html
 警視庁捜査1課などは5日、東京都大田区鵜の木2、会社員、国分(こくぶん)徹容疑者(47)を現住建造物放火未遂容疑で逮捕した。国分容疑者は、田園調布消防団第3分団で団員をとりまとめる部長を務めており「女性関係でむしゃくしゃしてやった」と供述しているという。
 調べでは、国分容疑者は6月17日午前2時45分ごろ、同区下丸子4の民家敷地内の枯れ草にライターで放火した疑い。警戒中の警察官が見つけ、延焼を食い止めた。
 区内では昨年4月以降、空き屋や物置を全半焼するなど約15件の不審火が発生。消防署などに「気に入らないやつの家を燃やす」「今夜も火災があります。気をつけてくださいよ」などと放火を予告する電話が十数回かかっており、同課で関連を追及する。


 『こういうのもマッチポンプというのでしょうか…』と書くと『不謹慎だ!』と叱られそうですが、消防団員が『女性関係でむしゃくしゃした』という実につまらない理由で放火をしていた事が判明しました。
 どうも最近は自分のお仕事に誇りが持てない方が多いというか、『一体自分の仕事を何だと思っている!』と一喝したくなりますね。

死亡した子の写真をHPに無断転載 元教諭に有罪判決 

2007-07-06 11:04:30 | Weblog
死亡した子の写真をHPに無断転載 元教諭に有罪判決 2007年07月05日
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY200707050117.html
 小学校教諭が交通事故で死亡した子どもの写真を自らのホームページ(HP)に無断転載するなどした事件で、東京地裁は5日、著作権法と児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元東京都羽村市立小学校教諭、渡辺敏郎被告(34)に懲役2年6カ月執行猶予5年(求刑懲役2年6カ月)の有罪判決を言い渡した。井口修裁判長は「小学校教諭が児童を性的興味の対象としてもてあそぶなど言語道断の振る舞いだ」と指摘した。
 井口裁判長は執行猶予とした理由について「自らの性的嗜好(しこう)を制御するすべを身につけるためには、社会生活を営む中で自らを律する経験を重ねることが重要だ」と説明。改正更生保護法で再発防止に向けた処遇プログラムの受講を義務づけられるようになったことを踏まえ、猶予期間中は保護観察に付すとした。
 判決によると、被告は05年、死亡した5人の子どもの遺族が作成したHPから子どもの生前の写真を無断で取り込んで自らのHPに掲載。このほか男児の裸の写真をHPにアクセスした人に提供もした。
 井口裁判長は、被告が子どもや子どもの遺体の写真で性的興奮を感じる性格で、同じ性癖の人と接触するためにHPを設置したと認定した。
 そのうえで、死亡した子どもの生前の写真掲載について「表面的には死を悼むような体裁を取りながら、他の目を覆うばかりの無残な遺体の写真と一緒に掲載し、ゆがんだ性的好奇心をあおるようなコメントを付けている」と指摘。「遺族らの心情を踏みにじるものであり卑劣で狡猾(こうかつ)だ」と非難した。


 半分予想はしていましたが、死亡した児童の写真を無断でHPにアップして、侮辱するコメントを載せていた渡辺被告に執行猶予付きの判決が出ました。ちなみに日本で有罪判決に執行猶予がつく確立は約6割で、執行猶予の最高は5年。懲役3年以上には執行猶予がつかないことからも、執行猶予付きの判決にしては割と重い刑ではないかと思いますが、無断で写真をアップされた子供の遺族は、感情的に納得いかないでしょうね…。

 ちなみに、一般的には、過去に懲役・禁錮の刑罰を受けていない場合で、言い渡される刑罰が懲役3年以下の場合には、情状に応じて執行猶予が付くケースが多く、保護観察が付いた場合には、執行猶予期間内は定期的に保護司に近況報告をしに行ったり、保護司の指示に従って生活をしなければならず、これに違反すると執行猶予が取り消されて刑務所に留置されるそうで、他にも交通事故を起こしてケガの態様が重い場合などで懲役刑になれば、執行猶予は当然取り消されますし、仮に罰金刑で済んでも起訴されたりすると、裁判所が執行猶予を取り消すこともあるそうです。(下で紹介した弁護士さんのHPより一部引用)
 自業自得と言えばそれまでですが、被告の生活は刑務所には入らなくて済むとはいえ、かなり制限されることになりそうです。

関連ニュース
実刑回避に遺族ら複雑 児童画像のHP転載事件判決
http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY200707050197.html

<参考>執行猶予の仕組については弁護士さんが作成したHPに中々わかりにくい解説がありますので、そちらのリンクも紹介します
http://homepage1.nifty.com/lawsection/tisikibako/sikkouyuuyo.htm

ブルドック株:871円乱高下 買収防衛策発動巡り 

2007-07-06 11:01:14 | Weblog
ブルドック株:871円乱高下 買収防衛策発動巡り 2007年7月5日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20070706k0000m020066000c.html
 5日の東京株式市場で、ブルドックソース株が499円から1370円と871円も乱高下した。米系投資ファンドのスティール・パートナーズによる株式公開買い付け(TOB)と、対抗するブルドックの買収防衛策発動を巡り、投資家の思惑が交錯したためだ。
 防衛策は、スティールを除く一般株主に1株あたり三つの新株予約権を発行するため、発動されると発行済み株式数が4倍弱に増える。しかも、新株予約権の割り当てを受ける株主は前日で確定し、この日買っても割当はないから、理論上1株当たりの価値は約4分の1になる。そこで、取引開始直後は売りが先行し、前日終値比980円安の499円まで急落した。
 しかし、その後、東京高裁が防衛策差し止めの仮処分を決定した場合には株価が急騰するとの思惑が広がり、一時は1370円まで回復。結局、同154円安の1325円の売り気配で取引を終えた。高裁の決定は来週にも出る見通しだが、市場では「決定まで乱高下が続くのでは」(大手証券)との見方が広がっている。


 一瞬、『何? この急激な株価の変動は???』と思いましたが、新株予約権の権利落ちの影響で、株価の寄り付きは、前日の終値から3分の1近い値段の500円で取引がはじまったようです。もっとも、その後、『もし、東京高裁が防衛策差し止めの仮処分を決定した場合には株価が急騰する』との思惑が広がり、結局、終値は前日比114円安の1365円で終了。まだ適当な値段を巡ってその落としどころを探っている模様ですが、最終的にはどのあたりに落ち着くのでしょうか。
 まあ、デイトレーダー以外で、今ブルドックソースの株式を転売目的で保有しているチャレンジャーな個人投資家さんはあまりいないと思いますが、しばらくは株価の動きに要注目です。


新株予約権無償割当ての権利落ち日以降における当社株式の売買に関するお知らせ はこちら
http://company.nikkei.co.jp/disclose/redirect_dis.cfr?ano=47040cd&t=http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/home/oracle/80/2007/47040cd/47040cd0.pdf

小沢氏、参院選で野党過半数に・届かなければ「代表を辞任」 

2007-07-06 10:57:28 | Weblog
小沢氏、参院選で野党過半数に・届かなければ「代表を辞任」 2007年7月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070705AT3S0500C05072007.html
 民主党の小沢一郎代表は5日午前、日本経済新聞などのインタビューで29日投開票の参院選について「何としても野党全体で過半数を取る、それができなければ代表をしている意味がない」と述べ、与党を過半数割れに追い込めない場合、代表を辞任する意向を明らかにした。参院選の勝敗ラインを巡り、自らの責任に言及したのは初めて。
 参院選の意義については「野党で過半数を取ることで日本の政治の流れが変わる。議会制民主主義定着の大きな第一歩にしたい。最大の念願であり、最後のチャンスだ」と強調。衆参両院で与野党逆転が実現した場合の首相就任への意欲については「国民が選べばしょうがない。勝って辞めるというわけにはいかない。天命に従う」と述べた。


 一見、『小沢代表も大した自信だ!』と取られかねない大胆な発言ですが、この発言の裏には、年金不信問題や度重なる安倍政権の閣僚の不用意な発言で支持率を落としている自民党から政権を奪うには、今が最大のチャンスと民主党陣営にハッパをかける意味合いもあるんでしょうね。
 参考までに、現在の参議院の勢力分布は、自民党が109名、民主党が83名、公明党が23名、共産党が9名、社民党が6名、国民新党が4名、その他6名の計240名(欠員2名)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/kaiha/giinsu.htm
 その他の6名の内、自民党出身の荒井氏、扇千影氏、沖縄の島尻氏は保守寄りとして、与野党が逆転するには、最低でも15選挙区でひっくり返さなければ実現しませんが、果たして思惑通りになるのでしょうか…。