日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

恵庵お茶会

2007-04-23 | 趣味・遊び
昨日はお茶会に出かけた。
品川の高輪プリンスホテルの庭園内
駅前の喧騒が届かない小高い一角
星岡のご亭主の還暦祝いとお仲間二人の大寄席の茶会だ。

緑滴る中、優美な門をくぐるとビックリ!

お茶人たちが群がってただならぬ雰囲気
お茶室の外で行列を作って順番待ち
きっと席主達にも想定外の人出だったのだろう。
「水屋にいらっしゃい」ご亭主に言われていたので
「すみません」列をかき分け進むと
「あなた達なによ!」非難されてしまった。

雨が降らないのが幸いしたが、風が強く八重桜がぼとぼと落ちる。

2回待ちでようやく「月の間」にはいれたがギュウギュウ詰め
入って目を引くのが大きな萩の水差し
3帖(?)もある床には華やかなお花の花瓶が二つも・・
大勢にもかかわらずお菓子とお茶の美味しいこと

「花の間」の小間は6帖に床が入り込み台目席風な変ったお部屋
席主は「使い方に困るんですよね」
こちらも肩が触れ合うほどの混雑ぶり

昼食後最後の「曙の間」に行くと「この席で終わりです」
「窮屈ですがどうぞ」と言われたものの
畳には座れず小椅子で身動きが取れない。
お点前は始めて見る「鏡手前」
長板にしつらえた水差しとお釜に向き合ってお点前をするお嬢さん二人
おなじ所作を「鏡」で行う。
手前に「逆勝手」があるが1人でしてもややこしいのに
息を合わせておんなじリズムで御茶を立てる。
「双子なんですよ」席主の声

天井は光天井

お床は龕破床(がんわりどこ)
人が多いからかもしれないが、かなり仰々しい感じがする。
空いている時にゆっくり見たい気分だ。

帰って調べると「村野藤吾」最後の茶室だった。
こんなことならもっと良く見ておきたかったと悔やまれる。

いいお部屋で御茶をいただく、こんな幸せなことはないが
ゆっくりゆとりを持った御茶会に行きたい・・

恵庵
TEA百科


コメント
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