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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

谷垣が駄目なら次の総裁は安倍か小池百合子ではないか!

2012年09月02日 | 政局

 総理大臣に一番近いと思われていた自民党総裁の谷垣禎一の再選がおぼつかないようだ。私も指導力のなさを何度か指摘してきたが、ここにきて引きずりおろされるのは、ちょっと可哀想な気がする。民主や公明との三党合意をせずに、消費税増税法案を阻止しておれば、こんなことにはならなかったのではないか。野田佳彦首相の懇願に、ついホロリとなったのが、運のつきなのである。さらに、マスコミにもしてやられたのではないか。朝日から産経まで、こぞって消費税増税に賛成であり、それを意識せざるを得なかったのだろう。谷垣のこととなると、前尾繁三郎の悲劇を思い出してならない。前尾の死去を受けて、昭和58年の補欠選挙に旧京都二区から立候補して、谷垣は初陣を飾ったのだった。前尾の場合は、派閥内のクーデターで、宏池会のリーダーの座を大平正芳に奪われた。文人政治家は生臭い権力闘争には向かなかったのだ。谷垣が最終的にどうなるかは分からない。しかし、闘争心のない者は去るしかないのである。政治家は権力闘争で勝たなければならないし、パワフルでなければならないのだ。今の自民党にそれを求めるとすれば、一体誰なのだろう。何人かの名前は挙がっているが、私には元首相の安倍晋三くらいしか思い浮かばない。政権奪還を確実にするためにも、女性初の首相ということで、小池百合子でも悪くはないと思うが。


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日中両国の問い直しなくしては東亜の新体制は築けない!

2012年09月02日 | 思想家

 中共に対して卑屈にならずに正論を主張する。かえってそれがお互いのためになるはずだ。しかし、民主党政権や多くの日本のマスコミは、弱腰に終始することで、現状を固定化しようとしている。1994年5月に死去した広松渉が、その直前に朝日新聞に発表した「東北アジアが歴史の主役に」という一文は、当時大変なセンセーショナルを巻き起こした。広松はかつての大東亜共栄圏を容認するかのように「日中を軸とした東亜の新体制を!それを前梯にした世界の新秩序を!これが今では、日本資本主義の抜本的な問い直しを含むかたちで、反体制左翼のスローガンになってよい時期であろう」とぶちあげたのだった。ここで注目すべきは「日本資本主義の抜本的な問い直し」に言及していることだ。それは同時に、中国共産党の一党独裁を問題にすることでもある。「反体制左翼」に与しない、保守民族派の私であっても、将来的には東洋王道の精神から、中共ではなく、民衆の支持を受けた中国との関係は強化すべきだと思う。尖閣諸島をめぐって、またまた民主党政権は、中共への土下座外交を繰り返そうとしている。東京都の石原慎太郎知事が、国有化容認の前提として、漁船退避施設の整備を提案したのに、それに応じない方針を固めたからだ。世界史的な観点からすれば、広松が言うように「東北アジアが主役をつとめざるをえない」のは明らかであり、そこに向かうためには、一時的な衝突や摩擦を恐れてはならないのである。


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