三党合意の立役者役である野田佳彦首相と谷垣禎一総裁の二人とも、代表選と総裁選で苦戦する構図が見えてきた。谷垣再選の難しいことは前から予想されていたが、一転して無風から激戦になりそうなのが民主党である。若手を中心に細野豪志環境相を担ぐ動きが活発化しているからだ。野田が代表のままでは当選はおぼつかないと思っているわけだから、当然のごとく細野が急浮上してきたのだ。これによって、一時的に民主党が支持率を回復し、解散・選挙が早まる可能性が出てくるのではないか。不倫で騒がせた過去があろうとも、それなりに善戦するのではないか。影響を受けるのは、橋下徹大阪市長の大阪維新の会だろう。ムードに流されやすい票は、理屈ではなくて動くのである。細野はイケ面であり、まだ41歳の若さである。代表選の勝負は、やらなくても分かっているようなものだ。そうなれば自民党だってオタオタしておれない。選択肢を広げるべきではないか。イケ面には女性ということになるだろう。ろくでもない男よりは、女性の方がよっぽどましなのである。今の段階で私が推しているのは、保守派の安倍晋三元首相だが、小池百合子元防衛大臣を総裁にした方が話題性はある。ようやく自民党が政権奪還するかも知れないのに、花がなくては話にならない。小池を総裁にするようであれば自民党を見直すが、そうならないところが自民党なのだろう。
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