草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相の福島第一原発5、6号機の廃炉の決断を歓迎する!

2013年09月19日 | 災害

 愚かにもほどがある。菅直人元首相を始めとする民主党政権は、今になって脱原発だとか口走っているが、国としてやるべきことは何一つやっていなかった。福島第一原発の5、6号機の廃炉にしても決断できず、東京電力に責任をなすりつけて、それですまそうとした。安倍首相が今日午後、そのことを口にするまでは、政治は機能していなかったのである。それが許されることなのだろうか。全てを東電の丸投げをした結果が、深刻化している汚染水問題ではなかったか。民主党のやってきたことは、自分たちが悪くはないという弁解に終始した。原発を自民党同様に推進し、海外にも売る込んできたのは事実だ。さらに、自民党以上に温暖化対策の特効薬として、原発をバックアップしていた過去を隠すつもりだろうか。それ以外のエネルギーに目を向けようとしたのは、かえって自民党だったのである。このままでいけば、自民党は東電をつぶすことになるだろう。国が前面に乗りだすというのは、当事者能力がないということであり、それなりの責任は取らされることになっても、それは仕方がないことだ。しかし、もうここまでくれば、東電を責めても意味がない。発電をしてそれを供給していただけであって、事故への対応が困難であるのは、当初から分かっていた。人的な対応も限界にきているはずだ。危機を乗り切るには、まず国が国民に向かって、決意を明らかにしなければならない。その点では安倍首相は立派である。絶望から希望に向かうには、政治の主導力が問われるのだから。

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遮水壁の先送りを容認した海江田民主党代表の責任は重大だ!

2013年09月19日 | 災害

 民主党のブーメランとはよくぞ言ったもので、汚染水問題で与党自民党を追及したいと思っていたのに、その思惑はあっけなく吹っ飛んでしまった。事故当時の首相補佐官だった馬淵澄夫衆議院議員が、東京電力が汚染水の流出を防ぐ遮水壁をつくると明言しながら、それを実行するのを怠ったかのように述べたが、事実はそれとはまったく違っていた。経済産業相であった海江田万里民主党代表が、それを先送りすることを容認していたのである。東電を指導する立場にあった民主党政権が、今回の汚染水問題をより深刻化してしまったのだ。海江田代表によると、それを容認したのは、東電の最高幹部から1000億円かかるといわれて、それでは破綻する恐れがあるので、中長期的な課題にすることを受け入れたのだという。国費を投じなかったことに関しても、東電に責任を取らせるべきだとの世論を考慮したのだそうだ。実際のところは、電力労組への配慮があったのだろう。強力な支持母体であり、破綻するようなことがあれば、年金などに大きな影響が出るからだ。それと同時に、自分たちの責任を回避することばかり考えていた民主党政権は、国民の批判を東電に向けようとしたのだった。それと比べると、国が責任を持つことにした自民党の方が、よりましである。馬淵議員の発言がニュースになった段階で、ブーメランになると予想していたが、やっぱりその通りであった。あまりにも無責任な政党に政権を委ねてしまったために、一番迷惑を受けたのは国民なのである。

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