草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東アジアで平和を維持するには国家としての覚悟が必要だ!

2013年09月21日 | 安全保障

 ロシアの漁船が今日、北朝鮮軍の船に銃撃をされたという。日本にとっても他人事ではない事件である。日本人の安全と生命を守るためにも、日本海でのパトロールを強化すべきだろう。平和憲法頼みで、まったく無防備であったために、北朝鮮による拉致事件は起きたのである。その反省もなくて、平和惚けしている日本のマスコミやサヨクは、国民を騙してきたのである。無法なことをする国家に対しては、毅然たる対応をして当然だ。中共が無人偵察機を飛ばして、領空を侵犯してくるのならば、問答無用で撃墜すべきだろう。それだけ強い決意を示せば、相手だって考えるようになる。世界は今もなお暴力の海のただなかにある。韓国は竹島を武力で占拠しており、中共も武力でもって尖閣諸島を自国の領土にしようとしている。手をこまねいているわけにはいかない。にもかかわらず、日本のマスコミは危険な敵を、敵として認識することができない。それが酷過ぎるので、内通者がいるのでは、との疑いを持たれるほどだ。日本の公安や警備はそれをマークしているはずだが、その事実を公にして根絶を目指すべきだろう。中共などは、最近になって知日派の文化人を逮捕したりしている。本当は自分たちの政治に自信がないのである。いつひっくり返されるか、不安でならないのだ。もし日本人のなかに国を売る者たちがいたとしても、いつかはばれるのである。不安感にさいなまれているのは、それらの国々なのだから。

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横光利一が愛した稲穂の波の風景は日本の歴史のうなりだ!

2013年09月21日 | 思想家

 日本は瑞穂の国だとつくづく思う。今日あたりの会津盆地は稲刈りが始まったばかり。横光利一が『夜の靴』で書いている庄内地方と変わらない。それが日本の原風景なのである。横光が感動したのは穂波をそろえた稲ばかりの風景であった。「外国から帰って来たとき、下関から上陸して、ずっと本州を汽車で縦断し、東京から上越線で新潟県を通過して、山形県の庄内平野へ這入ってきたが、初めて私は、ああここが一番日本らしい風景だと思ったことがある。見渡して一望、稲ばかり植ったところは、ここ以外にどこにもなかったからだった」。いくら田園地帯が続いていても、それ以外のところは、雑多なものが目に付いてならなかったからだろう。それと同時に新米にも魅せられた。「新米のみづみづしい重さ、しっとりと手に受けたときの湿り具合、蝋色のほの明るい光沢の底からぼっと曙がさして来る。たしかに新米のこの匂ひには抒情がある。無限の歴史のうなりが波の音のやうに掌に乗りうつって来て、私は感傷的になるのだが」との文章は、立ち返るべき日本は何なのかを、私たちに教えてくれる。会津若松市の東山温泉新瀧で生まれた横光は、東北をこよなく愛した。昭和20年代とは今はまったく違う。第一産業は就業人口の45%が農業に従事していた。現在ではそれが4・39%で、高齢化も進んでいる。それまでの日本人は農を生業(なりわい)にしてきたのであり、それを忘れては日本を取り戻すことはできないのである。

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「解雇しやすい特区」の構想は日本の国柄の破壊だ!

2013年09月21日 | 経済

 安倍首相は新自由主義者の術中にはまってはならない。政府は秋の臨時国会に「解雇しやすい特区」をつくる法案を提出するのだという。これまでの雇用形態を突き崩す蟻の一穴になるだろう。政権に復帰した自民党が、グローバル化している財界に押し切られて、日本の国柄を変えようというのである。日本的な労使関係は人間関係を重視するのが特徴だ。それは下請け、流通段階での小売業、メインバンクの銀行との関係も一緒であった。「暗黙の契約」が働いているのである。それがまずベースにあるからこそ、すぐに首を切ることはせず、下請けに対しても無理な要求をしないで、長期的な観点から付き合うのである。より安い品物を購入しようとすることよりは、持続的な人間関係が重視される。丸尾直美は『総合政策論ー日本の経済・福祉・環境』において、そのメリットとして、長期的観点に立つということを挙げている。社員ばかりでなく、グループが一丸となり、それが技術開発をする上でもプラスに働くのだ。その一方でデメリットがないわけではない。好景気になっても、従業員に給料として配分されず、企業内に内部留保されてしまう問題点がある。しかし、それは政府や労働組合がしっかりすれば、ある程度は解決することだ。それもしないで「解雇しやすい特区」をつくるのは、かえって日本の競争力を弱めるだけであり、断じて認めるわけにはいかない。

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