草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

西田昌司参院議員とともに国柄破壊の最高裁判決に抗議する!

2013年09月06日 | 政局

 日本の国柄を破壊するのは簡単である。夫婦別姓にして、婚外子の遺産相続の制限を取っ払えばいいのである。そうすれば、結婚という制度自体の意味がなくなり、日本人は分断されたバラバラの個になってしまうからだ。西田昌司参議院議員が去る4日の最高裁の判決に対して、ビデオレターで批判的なコメントをしていたが、嫡出子、非嫡出子との違いを憲法違反と判断したことは、とんでもない間違いだ。日本の伝統とはイエの存続であり、そのために財産を引き継ぐ権利が特定の人間に定められていた。誰もが相続することになれば「田分け」となり、愚かなことの代名詞であった。それが戦後は全ての子供に権利が与えられ、今度は非摘出子にまで認めようというのだ。それでいけば、正妻ではない子供も、同じように親の財産を分けてもらえるのである。親の墓を守る人間に与えられるべき特権がなくなれば、誰が死者を祀ることになるのだろう。死者と生者との交流の上に日本は成り立っていた。原発事故で避難した住民のなかには、位牌だけ持って逃げた人もいたという。先祖があって自分たちなのである。それが根本からひっくり返れば、日本は日本でなくなってしまう。西田参議院議員は現在の憲法に問題があると指摘しているが、日本の伝統に即した憲法にすべきなのである。西田参議院議員は孤立無援のなかで、一人気を吐いている。私たち保守派は彼と一緒になって「日本の国柄を守れ」と訴えるべきだろう。

 

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安倍首相の戦略は石原莞爾に匹敵する!

2013年09月06日 | 思想家

 戦略なき国民は貧乏くじを引かされるのである。大東亜戦争にしても、よく人はあれは絶望的な戦いであったという。しかし、それは本当だろうか。「おいら」と自分を呼ぶ歯切れのよい言論活動で、青春の日の私を鼓舞してくれた平岡正明は、その著『石原莞爾詩論』でそれを真っ向から否定する。石原が戦争指導の立場にあったらば、サイパンの防御に全力を尽くしたという。横山臣平の『秘録・石原莞爾』には、そうした石原の主張が紹介されており、平岡のその点で高く評価するのである。「日本が真にサイパンの防備に万全を期していたら、米軍の侵入は防ぐことができた。米軍はサイパンを奪取できなければ、日本本土爆撃は困難であった。それ故、サイパンさえ守り得ていたら、ボロなガタガタ飛行機でもなんとか利用してレイテを守り、当然5分5分の持久戦で断じて負けない」。そして支那事変を一気に解決するのである。そこには明確に戦略がある。急所を抑えているからだ。安倍首相と習近平国家主席が昨日夕方、初めて接触した。サンクトベテルブルクでのG20で、待合室で4、5分間言葉を交わしたのだった。安倍首相は外交的にはタカ派とのレッテルを貼られているが、したたかに行動してきた。守るべき一線を死守し、その部分では中共に媚びることがなかった。そうすれば相手が接近してくるのである。それが外交の要諦なのである。無鉄砲にただ行動すればいいというのではない。石原莞爾のような戦略的アプローチができるかどうかで、日本の将来は決定するのだ。安倍首相の外交センスは、まるで石原が後ろにいるかのようだ。

 

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