みのもんたのセクハラ疑惑を読売新聞が報道した。前からネットでも話題になっていたが、大新聞まで取り上げるようになれば、降板する可能性も出てきたのではないだろうか。番組終了間際を狙って女子アナの腰のあたりに手を回したような動画がアップされており、マスコミもそれを無視できなくなったのだろう。読売新聞によれば、TBS広報部は「紛らわしい行為だった」と認めており、番組担当者に口頭で注意したといわれる。テレビなどは、最初からその程度のレベルであった。あくまでも娯楽番組の一つとしてしか情報番組を考えておらず、コメンテーターも二流、三流だ。大宅壮一はかつて「一億総白痴化」という言葉を世に出した。テレビばかりを見ていると、愚かになるというのである。それでも大宅が生きていた頃は、まだまだましであった。今はもっと酷くなった。どこのキー局も売れないお笑いタレントばかり。プロダクションへの丸投げで、経費を節約しているのだろう。みのあたりにしても、そもそもが解説者のレベルに達していない。自分の言葉で喋るのが苦手で、突っ込みを入れるだけだ。それは床屋政談にもなっておらず、勉強不足で時おり顰蹙を買ったりする。みの自身はもみ手をしてすまそうと考えているだろうが、そこは世の中甘くはないのである。芸能界とジャーナリズムは、まったく異質だ。それを知らずに、セクハラ疑惑が持たれてしまっては、誰からも信用されなくなるのであり、面白いでは済まされないのだ。
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