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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相はデフレを最大の敵とした石橋湛山に学ぶべきだ!

2013年09月17日 | 思想家

 元首相であった石橋湛山について、日本のマスコミはリベラリストとは評価するが、もっと大事なことを忘れている。それはデフレを生涯の敵と位置づけ、それを訴えたいがために政治家になったのだ。今の日本の経済もデフレからの脱却ができるかどうかに、全てがかかっている。消費税増税に私が反対なのは、それに逆行する危険性があるからだ。敗戦後のどさくさで、多くの経済学者はインフレを心配した。これに対して、湛山だけは違った主張をしたのだった。湛山は「戦後の日本の経済で恐るべきは、むしろインフレではなく、生産が止まり、多量の失業者を発生するデフレ的傾向である。この際、インフレの懸念ありとて、緊縮財政を行うごときは、肺炎の患者をチフスと誤診し、まちがった治療法を施すに等しく、患者を殺す恐れがあると唱えた」(『湛山回想』)と書いている。湛山は緊縮財政がとられるようにことになれば、多くの国民が犠牲になるという危機感を抱いたのである。それを現在にあてはめてみれば、何が大事かがすぐに分かりそうなものである。デフレから抜け出せるかどうかの瀬戸際で、消費税増税が可能なのかどうか、安倍首相は決断を迫られているのである。私は先送りすべきだと思う。湛山が指摘しているように、デフレを恐れるからである。仕事がなくなり、国民が路頭に迷うのがデフレではないか。それほど人間の心を荒廃させるものはない。財務省の官僚の言いなりになるのではなく、国民のために、最後の最後まで熟慮すべきだろう。

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米海軍施設の発砲事件にみる新たなテロの脅威!

2013年09月17日 | 安全保障

 新たなテロへの脅威に世界は身構えなくてはならなくなっている。日本時間で昨日の午後9時過ぎに起きたワシントン海軍施設での発砲事件は、容疑者が二人で一人は射殺されたが、もう一人は逃走中だといわれる。容疑者を含めて12人が死亡したとも伝えられるが、テロの恐ろしさを見せつけられたのではないか。警備が厳重な場所で、そうしたことが起きるのである。容疑者が複数であるというのは、計画性があったのだろう。それなりの思想性もあるのではないだろうか。容疑者像について勝手な推測を働かせると、帰還兵で今のアメリカに不満を抱いている。アメリカに反発する国際テロ組織。宗教的な狂信者とかが考えられる。死を覚悟してのテロ行為は尋常ではない。しかし、それを未然に防止する手立ては不可能ではないだろうか。逆にそれを徹底させるために監視を強化すれば、それこそ世の中は牢獄化してしまう。それでは元も子もない。ただ、忘れてはならないのは、テロ集団がミサイル搭載の潜水艦を一隻を手にしただけで、世界は戦慄することになることだ。テロは大量殺戮まで引き起こしかねないのだ。そうなれば、もはや人類自体の生存が脅かされかねない。事件の全貌については、これから明らかになるだろうが、あまりにも不可解だ。外部からか、内部の者によるかでも大きな違いがあるが、犯行の動機についても、闇の部分が残るのではないだろうか。文明史的に見て、人類は大変な闇を抱えてしまったのではないだろうか。

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