ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

永観堂の紅葉風景

2020-12-13 14:59:38 | 日本の美

京都散策の最終スポットは「永観堂」。数十年ぶりの参拝である。紅葉の名所と知られているのは言うまでもない。

正式名称は少し長いが「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」という。永観堂と呼ばれるようになったのは、第七世永観律師にちなんでのようである。

成り立ちは真言密教の道場として始まり、その後、永観律師が住職になってから浄土宗になり今に至っている。

紅葉シーズンの人の数には驚く。紅葉と併せ、国宝である禅林寺本尊「みかえり阿弥陀像」が拝観できるとあり、コロナ禍にもかかわらず多くの参拝者が列を連ねていた。

紅に色づいたモミジに魅せられ、紅葉風景を撮ってみた。他の寺院よりも一足早く秋を楽しませてもらった。

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天授庵の美意風景を切り取る

2020-12-09 08:59:39 | 文化想造塾「神社仏閣」

午前中に雲龍院、建仁寺を散策。

お昼ごはんは定番の南禅寺湯豆腐。

皆さんと一緒に湯豆腐を囲み、小声で朝の散策を振り返った。

身体が温もり、ほっこりした気分で南禅寺塔頭天授庵へ。

名勝日本庭園を鑑賞。池泉回遊式庭園の心も温まる美意風景を切りとってみた。

 

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雲龍図づくしの建仁寺で笑顔に!

2020-12-08 14:27:53 | 文化想造塾「神社仏閣」

建仁寺は、障壁画(襖絵)や天井画において雲龍図づくしの寺院である。それを目当てに訪れる人が多い。方丈の襖絵(八面)は、安土桃山時代に活躍した絵師、海北友松の「雲龍図」。本物は京都国立博物館に所蔵されているが、文化財未来継承プロジェクトの高度技術によって再現され、本物と変わらぬ作品が方丈に設置されている。

訪れるたびに雲龍図を紹介しているが、その都度、違って見えるから不思議である。画は変わらないのだが、見る側の、そのときの意識や感情が異なると対峙したときに変化が生じるように思う。

雲龍襖図と同じように、訪れる人を虜にする画が、法堂の天井画「阿吽の双龍図」である。天井画としては最大級の作品で、二頭の龍が重なりあって本尊である釈迦如来像を守り続けている。この作品は、8年前に日本画の小泉淳作氏が2年がかりで描かれた大作である。

双龍図の下に立つと、不思議と包み込まれるような気分になる。

今回は、いつもと違い教室の皆さんと一緒だったので、皆さんの喜ぶ顔、穏やかな顔を見ながら私も笑顔連鎖で和やかな時間を過ごさせていただいた。

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「美意延年」をイメージすると心配事が軽減される?!

2020-12-07 14:28:07 | 文化想造塾「神社仏閣」

健康で長生きしたいなら、心が健康でなければならない。言わずと知れたことである。

建仁寺の書院に掛かっていた「美意延年」のお軸に目が止まった。この熟語は、なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるという意味である。

しかしながら、この世で、なんの心配事もなく生きていくのは無理である。心配事が少しでも軽減されれば長生きにつながる、という理屈はわかる。

そのためには、心を鍛えなければと思うが、人によって全て異なる。

ただ、美意延年のようなプラス思考の言葉を眺める、唱える、写すなどの行為で心が満たされることもよくある。非科学的ではあるが良い結果が生まれような気がする。

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建仁寺で躍動感あふれる、金澤翔子さんの屏風書

2020-12-04 14:45:41 | 文化想造塾「神社仏閣」

ダウン症の書家として活躍する金澤翔子さん。

どの書をみても迫力みなぎる力強さが翔子さんの書の特徴だ。

数々の個展や寺院、美術館等で席上揮毫や奉納揮毫などで多くの作品を世に出し続けている。

 

先日の京都散策で訪ねた建仁寺で、翔子さんの奉納揮毫した屏風2作品が飾られていた。一つは俵屋宗達の「風神雷神」、そしていま一つは「拈華微笑(ねんげみしょう)」。ともに翔子さんの独特の力強さが伝わる書である。

風神雷神書は、構図が実物の屏風を連想させ、まさに風神と雷神が天を飛翔しているかのような躍動感を感じる。

一方、拈華微笑は、お釈迦さんが一人の弟子に仏法の奥義を授けるときの精神性の高揚を、この大迫力で表現しているかのようである。

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