「ひるの歌謡曲」は、きのうからあすにかけていわゆる「ナベプロ三人娘」の中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりの特集で、きょうは園まりだった。この3人はそれぞれ個性、特色が異なり、明るくて派手な感じの中尾ミエ、ボーイッシュでおとなしい感じの伊東ゆかりに対して、最も女っぽくてコケティッシュだったのが園まりだと思う。彼女ももともとカバーポップス歌手だったが、そのイメージはほとんどなく、『何も云わないで』『逢いたくて逢いたくて』『夢は夜ひらく』といったヒット曲を持つ歌謡曲歌手の印象が強い。
彼女の声や唄い方は飽きられやすかったのか、全盛期は短かったようだ。
ところで、『逢いたくて逢いたくて』だが、この曲はザ・ピーナッツの『手編の靴下』という曲のリメイクであることを数年前になって知った。前にザ・ピーナッツの全曲集CDを聴いたとき、その中の『手編の靴下』のメロディーが『逢いたくて逢いたくて』と同じであることに気付き、こちらが替え歌かと思ったら、実はオリジナルだった。『逢いたくて逢いたくて』が大ヒットして有名になり、オリジナルはほとんど忘れ去られてしまった例である。
反対に『夢は夜ひらく』のほうは、後に藤圭子がカバーした『圭子の夢は夜ひらく』の印象があまりにも鮮烈で、園まりのオリジナルは影が薄くなってしまった。一つの曲の有為転変を見るのも興味深いものがある。
彼女の声や唄い方は飽きられやすかったのか、全盛期は短かったようだ。
ところで、『逢いたくて逢いたくて』だが、この曲はザ・ピーナッツの『手編の靴下』という曲のリメイクであることを数年前になって知った。前にザ・ピーナッツの全曲集CDを聴いたとき、その中の『手編の靴下』のメロディーが『逢いたくて逢いたくて』と同じであることに気付き、こちらが替え歌かと思ったら、実はオリジナルだった。『逢いたくて逢いたくて』が大ヒットして有名になり、オリジナルはほとんど忘れ去られてしまった例である。
反対に『夢は夜ひらく』のほうは、後に藤圭子がカバーした『圭子の夢は夜ひらく』の印象があまりにも鮮烈で、園まりのオリジナルは影が薄くなってしまった。一つの曲の有為転変を見るのも興味深いものがある。