そういえば最近、家二郎はするものの、二郎に行ってませんねえ。
二郎行きたいなあ・・・なんて言いつつもここは品川麺達七人集、人呼んで「品達」であります。

おなじみのせたが屋なのですが、そういえば「二郎を意識して作った」というメニュー「魚郎らーめん」があります。
「うおろう?」「ぎょろう?」なんて読むかまだ知らないんですよね。
二郎ばりの豚骨スープに魚介類をプラスしたという、まあ、せたが屋さんの二郎ごっごですな。
結構前からあるメニューなんですが、900円という二郎と比べた場合の割高感から食指が伸びず、どうも未食だったんですよね。
二郎が恋しくなった今日こそ頼んでみましょう。
食券を買って、テーブルに着くと、食券を確認に来た店員さんがニンニクの有無だけを確認します。
ヤサイ、アブラ、カラメは無しだそうで・・・まあここは次郎ではなくせたが屋なので、これを頼む時だけ店員さんが二郎っぽくなってもヘンですしね。
ちなみに店員さんに聞いたところ読みは「ぎょろう」が正解でありました。
注文を受けてから太麺をゆで始めるので結構時間がかかて出てきたのがこちら。

うお~見事な背脂ですな。
なりたけも真っ青の脂の量です。
その下のスープは軽く乳化したスープはみりんの甘さがあるものの醤油が強く、かなりしょっぱめ。
ニンニクが勝ってしまっているので魚介系の風味はかなり引っ込んでいます。

こんもりしたヤサイの山の頂にチョコンの座ったニンニク、そしてそれを包囲するように取り巻く分厚いチャーシューが4枚。
迫ってみると結構な迫力です。

しかし、そのキレイな盛り付けも天地返しの前には無力だ!
麺は本家並の太さなのですが、二郎の麺がゴワゴワなのに対して、こちらはうどんのようにモチモチ。
噛み切るのが大変なので結構アゴが疲れます。
二郎の豚に比べるとおとなしく感じるチャーシューですが、スープに浸して、柔らかくなると豚っぽくなってきますなあ。
4枚ありますが、個人的には2枚あれば満足かな?
そしてヤサイは正直この倍はほしいところですなあ・・・ニンニクは少ないと思いましたが、思ったより風味が強く適量と思えます。
それにしても・・・それにしても・・・これを言っていいかどうかなのですが・・・。
二郎は二郎でも
大二郎に近い感じ・・・特に麺が・・・。
ハイクオリティの精神で二郎を模したラーメンと、さほど志が高いと思えない模倣店が同じ様なところに着陸してしまったことに二郎の奥深さを感じます。
二郎と言う枠を外せば、大迫力の大盛りラーメンなのですが、二郎に影響されていると公言されているだけに、何かと比較してしまいますね。
自分でも家で作るほど思い入れがあるので、評価もついついシビアになってしまいますな。
ラーメンを作るな、二郎を作れ!
というのが教訓なのでしょうか?
ヘンなところで二郎の偉大さを知りました。
「二郎は二郎という食べ物であってラーメンに非ず」
ごちそうさまでした。
ではでは
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