岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

【各駅停車で巡る旅】富山~氷見移動の巻

2009-09-20 23:59:45 | 旅レポ


さあ気を取り直して、昨夜突然思いついたのですが、これから氷見に向かいます。
さて、富山駅に参りましてここから北陸線を高岡まで・・・まで・・・zzz。
(; ̄□ ̄)ハッ!


なんか駅二つほど乗り越し。
これが都内なら、何のことはない、ただ引き返せばいいんですけど、悲しいかなここは北陸線。
富山方面に戻る電車は40分も待たないといけません。

あ~あ~・・・今頃氷見線に乗ってるはずなんだけどなあ・・・。
ということで、40分待って富山行きを待ち、高岡駅に戻って仕切りなおし。


氷見線は、架線のないディーゼル車両が走る路線です。
ここでまた待つこと数十分。

それにしても


本数少なッ!

これは帰る時も時刻表気にせんとなあ・・・。
しばらくの後に、やってきたのは・・・。


忍者ハットリくんがペイントされたハットリくん電車が登場。


どうもこの線の終着地、氷見市出身の藤子不二雄A氏にちなんだものらしいですな。
そして、氷見といえば寒ブリの一大ブランド。
氷見ブランドのコラボレーションと言えましょう・・・ニンニン。


電車内の壁紙にも藤子不二雄A氏のサインが!・・・ニンニン。


天井にもハットリくん、そして車内アナウンスもハットリくんが担当という徹底ぶり・・・ニンニン。


窓から見える富山湾の風景。
中央の海の中にニョキッと生えた岩が男岩というのだそう。
荒波に立ち向かうさまが男らしい、ということらしいですが・・・アレをイメージしてるからじゃないの・・・モッコリしてる・・・アレを・・・すみません下品でした。

このほかにも源義経が雨宿りをしたという義経岩、その義経岩のある辺りは、雨晴という地名がつけられています。

というわけで氷見に到着。意外に近いですね。


漁港に行って美味しいものを食べる前に、とりあえず堤防で釣りをしている人のバケツをのぞかせてもらいました。
小さめですが、鯵が何尾か釣れていました。
ほかにも小さいメジナがつれるそうですが、こちらはみなさんリリースしていますね。
もったいない。


そんな寄り道を挟みつつ、やってきたのが、氷見漁港に隣接する道の駅氷見!


新鮮な魚介類を愛でてから、中の食堂で鰤の刺身定食でビールなんぞ・・・と思っていたのですが、鮮魚屋さんはほぼ全店ソールドアウト、大盛況のせいか食堂も「営業終了」の立て札・・・オーマイゴット!!

いや・・・しかし・・・これは想定の範囲内なのです。

今日は言わば視察。

今夜は氷見の何処かに泊まって、明日の朝再度、こちらにお邪魔するための下見です。

それじゃあ、どこか宿泊施設を探して・・・とは言っても、連休の真っ只中、メボシイ宿は全部満室・・・でもこれも想定の範囲内。

健康ランドとかスーパー銭湯とかがあればそこの仮眠室かなんかで夜を明かせば・・・。
ってこっちの健康ランド夜中の12時で閉店だってよ!!

さてここから予想外ですよ!!

地元の観光案内所や宿泊案内所を尋ねますが、帰ってくるのは一様に「満室です」の答え!!

泣く泣くあきらめて、氷見駅に戻り、氷見線を戻って、高岡、富山辺りで宿を探すことにしました。

せめて何処かの海鮮料理のお店でも開いていないか?見て回ったのですが、どのお店も「支度中」。
開店を待ってたら帰れなくなっちゃうし・・・。




もはや完全にあきらめて氷見では何もせず、ただ帰るだけ・・・途中、ハットリくんのからくり時計を眺めます。
ああ・・・っていうか高岡や富山でも宿見つからなかったらどうしよう・・・。
  ・
  ・
  ・
しかし、なんと、この後驚くべき急展開!
失意のiwaYohに何が起こったのか!

乞うご期待!
ではでは


■旬のうまい魚をもっともっと知る本


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【各駅停車ので巡る旅】大喜 富山駅前店

2009-09-20 23:39:28 | ラーメンレポ

富山ブラック。
富山に来たラーメン喰いはこのラーメンを避けて通ることは出来ない。

つい最近まで、富山だけで知られていた、醤油を大量に使った真っ黒なスープのラーメンをさして言います。
噂では尋常でない塩辛さだそうで、最初は塩辛さにノックアウトされつつも、後日何故かまた食べたくなるという話。
なんか二郎の話に似ていますねえ。
そういえば元祖一条流がんこの悪魔もやたらしょっぱいラーメンだったなあ。
個人的にイメージはそちらの方です。

相当な塩辛さのおかげで、完全にダウンさせられた人もいるらしく、ネット上でも賛否両論入り乱れております。

なんかその辺のところも含めて「黒醤油らーめん」とかじゃなく、「富山ブラック」というカタカナの入ったネーミングはそのラーメンの凄みをイメージさせていると思います。


メニューはとにかくシンプル、中華そば、中華そば大、特大、ごはん、生たまご!

長い前置きでしたが、その後にやってきた中華そば、通称富山ブラック!




噂に違わぬ息を呑むまでの真っ黒スープ。そのスープにから少しだけ顔を出している、やや太い麺。
手切りした大量のチャーシューに、メンマ、その上にその上には無造作に大降りに切られたねぎが乗り、さらにその上から黒胡椒がまぶされてます。
外見だけでも十分ドスが聞いています。富山ブラックにここにあり。

まずは麺を一口・・・うん、これはしょっぱい!
スープの半分は醤油といっても過言は無いでしょう。
麺はかなり固めで茹で上がっており、パスタで言えばアルデンテ。
塩辛いスープにあって、チャーシューだけが常識的な塩加減

・・・しかしメンマはいたずらじゃないかと思うほど塩辛い味付け。

っていうかこのメンマ塩抜き失敗してるんじゃないか?

と・に・か・く・

このラーメンを好事家のための特別メニューとか出なくレギュラーメニューとして営業しているところがすごい。

ただ、何故か箸は止まらないんですよね。
さすがにスープは残しましたが・・・。
ちなみに隣のおっちゃんは、中華そばにご飯を頼み、中華そばをおかずにご飯を食べています。
確かに、この方法が正解らしく、自分以外の人はご飯を頼んでいました。

それにしても、すごいラーメンとしか言い様がありません。
何でしょうこの虚脱感は・・・。

しかし・・・食べ終わって数時間後・・・なんとなくまた食べたくなるような・・・これが富山ブラックのまた別称、麻薬ラーメンと呼ばれる所以か?

心に大きく何かを残すラーメンでありました。
ごちそうさまでした。
ではでは

【ラーメンデータベース】
【地図】富山県富山市新富町1-3-8


■全国ご当地ラーメンうんちく紀行


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【各駅停車で巡る旅】富山駅付近ウロウロの巻

2009-09-20 23:27:33 | 旅レポ

おはようございます。
電車に乗っていただけとはいえ、昨日の疲れが出たのか朝起きられず、リミットである10時ギリギリでチェックアウト。
空は雲が目立つものの、おおむね快晴。


まずは、富山駅に向かって・・・と思ったのですが、市役所の南側に回ってみました。


市内を特に目的も無くウロウロしていると、なんか広場がありまして、イベントが開催されている模様。
奥のステージでは演歌歌手のリサイタルとか、フラダンスの発表とかやっているようです。
そういえば腹が減ったなあ・・・。


と振り向くと、どんどんやきの文字。
有名なんでしょうか?

一枚200円とお得だし、1枚買ってみましょう。


薄焼きのお好み焼きにソースを塗って、その上にきりいか、桜海老、青のりを乗せて半分に折ったものですね。
生地もやや甘みがあるのと、キャベツが無いのでお好み焼きともちがう、駄菓子感覚の食べ物ですな。
お祭りの屋台で、ビール片手にこれを食べるのも美味しそう。


さて、ここから駅まで歩いてもいいんですけど、富山は数少ない路面電車の走る都市です。
せっかくだから乗りましょう。
車両が東京を走る都電の6000系に似ているなあ、と思って調べたら、この車両は都電の車両をベースに作られたものらしいですね。
ただ、都電の車両が「アルナ工機」で作られているのに対して、こちらは「日本車両」によって作られているらしいです。
ガタンゴトンと乗り心地も今一つですが、こののり味の悪さもいわゆる味ですな。

んでやってきたのが、駅ビル内にあるとやま特選館。
山海の美味いものが集まっているかと思いきや・・・。
なんかただのおみやげ物屋さんの集まりみたくてですね・・・地味な印象。
でもまあたとえば



飾りかまぼことか


名物鱒寿司とかありまして、試食もある程度できるので、まあここにきて一通り、試食すれば食い物の土産話には困らないかな?
という感じ。


でもさすがに鱒寿司は試食できなくて、一口サイズの手ごろなやつを買いました。
白えび寿司もあったので、それも。


こちらが正調ますの寿し。
ちゃんと生の笹の葉で来るんであります。
開くとこの笹の清涼な香りが広がります。
良くお土産でもらったり、地方の物産展で食べたりしてましたが、包んであるのは笹を模した緑色のビニールのあれ。
しかし、この笹の香りなくして、鱒寿司はありませんな。
一口サイズとはいえ勉強になりました。


こちらは白えびの寿し。
鱒寿司の製法で白えびを使っただけの、便乗品という気がしないでもないですが、ふかふかの白えびは甘酢に漬けられていて、さらに生姜が挟んであるようです。
まあ、当たり障り無い品物というところでしょうか?
とりあえず鱒寿司&白えびの2台名物クリヤーですね。


続いてお向かいのCICという建物。
5FにいきいきKANというこれまた物産展見たいのがあるらしいのでそちらにも「あまり期待せず」行ってみます。


エレベータを降りると、いきなります寿しミュージアムなるものがありました。


鱒寿司の製法、そして昔使われていた、古い道具などが展示してあり、鱒寿司の老舗のパッケージが並べて紹介されていたりします。


富山といえば薬売り、富山堂薬局の薬がばら売りで販売されています。
どれも昔懐かしい感じパッケージ、ネーミングなのですが、現存していることに驚きを感じます。

そして、

頭痛薬ケロリンのロゴが入ったケロリン桶。銭湯を利用したことのある方なら必ず見たことがあるはずです。
そのほかにも、ボディタオルとか足拭きマットとかあるもんですねえ。


こちらはちんどん屋コーナー。
そして全国ちんどん屋コンテストなんてもんが富山で開かれているとは知りませんでした。

このほかにも、ガラス細工の体験コーナー、また、時間が合えば鱒寿司作り体験も出来るそうで、こういったものがある分、お向かいの特選館よりも為になるところかもしれません。


と、いろいろ見ながら5階から4階・・・と降りてきて地下階まで来て見ますと、昨日呑みの候補に上がった居酒屋さんがありました。
午前11時半だというのに、お客さんが結構入ってます。
しかもみんなビールやらお酒やら・・・。
どこの町にもいるのねえ・・・。

居酒屋さんの楽しそうな話し声に後ろ髪を引かれつつ・・・次は、富山における最大の宿題ともいえるあのラーメンが登場いたします。
ではでは


■駅弁ランキングの横綱!富山名物ますの寿し!厚さが違う!旨さが違う!市販のものとは別物!


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【各駅停車で巡る旅】らーめん 小鉄

2009-09-20 00:28:37 | ラーメンレポ


やっぱり最後はラーメンで締めたいよね。
というわけで泊まっている宿の近くのラーメン屋さんにやってきました。
小鉄は午後9時開店という、富山の歓楽街である桜木町に合わせた時間帯で営業しているお店です。
せっかく富山に来たのだから「富山ブラック」とも思ったのですが、目当てのお店までは結構遠かったのです。




頼んだのは、「おススメ」の案内のある塩らーめん。
透き通るような透明さがあるスープのらーめんです。
確かにアッサリしているのですが、鶏がら、とんこつ、鰹節、昆布の旨みは強め。
塩ラーメンにしては塩分濃度はそれほどでもなく、あくまでおとなしい感じがします。
麺はやや太めの中太麺で中加水。
厚切りのチャーシューは2枚も乗っていて、正直これでビールを呑みたい。
メンマもわりと濃い味付けで、メンマ好きとしてこれは、かなりの逸品だと思います。
個人的にはスープの旨み、塩分濃度、麺の加水率は個性としてこれでいいと思うのですが、口コミを見る限り、地元の人たちにはいまひとつ受けが悪いようで・・・やっぱり「富山ブラック」のように濃い醤油味の流行る地域だけに、これは受け入れられないのかな?
自分以外のお客さんも、たしかに出張族とか地元の人ではないようでした。

かなり美味しい塩ラーメンだとおもうんですけどねえ。

ラーメンの好みの地域差を感じた夜です。
ごちそうさまでした。
ではでは

【ラーメンデータベース】
【地図】富山県富山市総曲輪1-4-3 桜木町レストタウンビル1F


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