さて、氷見での計画は宿泊先が決まらずドロップアウト、完全にあきらめて帰ろうとするも、なんとも列車の来ない暗黒の時間帯に突入しておりまして、待ち時間は45分というところ。
コンビニだってずいぶん戻らないとないし・・・。
完全弱気モードでトボトボ歩いていると、準備中の飲食店ばかりの中、一軒暖簾の出ているお店が・・・。
小川屋食堂と書いてある。
魚料理に氷見うどん、そして「がんどぶりあります」の張り紙。
用心深くのぞくと他にもお客さんがいる模様。
「準備中です」って断られるならそれでもいいや!と思い切ってガラリと戸を空けます。
「いらっしゃい!」
の声に安心。
店内には叔母さん2人おばあさん1人の3人。
テーブル席にお客さんが1人。
女将さんらしき女性が、席に案内してくれます。
そうするとこのおばあさんは大女将か?
この大女将さんが、
「これもある、あれもある、これを頼んでこれを頼むのが・・・」
と誘導尋問にも近い、丁寧なメニューの説明をしてくれるのですが・・・女将さんが後ろから
「だめだよ、選ばせてあげなよ」
って大きな声。
「いや、だってこのお店来るの始めてだろ?」
「ええまあ」と頷くと
「じゃあねてんぷらとうどんを頼んで・・・これも美味しいから・・」
んでまた後ろから・・・。
漫才を見ているようです。
とりあえずビールをもらいまして・・・。
刺身を注文。
鰤を頼んだのですが、「がんどぶり(ブリの幼魚)しかないよ」となかなかメニューを通してくれません。
変わりに白えびを強く勧められました。
でも、ここはなんとしても心情的に鰤といったら鰤!
もしかしたら走りの寒鰤があるかもとは思っていましたが、ここは「がんどぶり」でもしょうがないでしょう。
でも脂が乗っていて、十分美味しい。
多少のまだ気温も暑めなので、これくらいのさっぱり感の方がいいかもね。
と、氷見うどん
細めのうどんは水沢うどんとか、稲庭うどんっぽい感じ。
昼間の富山ブラックとは対照的なやさしい麺料理に癒されます。
そして強い強いお勧めで出てきた天ぷら盛り合わせ、白えびの天ぷらもついてます。
女将さん曰く
「美味しいでしょう?」
すごいストレートな聞き方に
「はい美味しいです」
といわざる得ません。
しかし、白えびは淡白なわりにはさくっとした殻の中に甘い身が隠れていて、これは確かにいいもんだ。
という感じで、このお店は女将さん達との会話を楽しみつつ、飲食するのがスタイルのようですな。
そして話は、自分の出身地やなんで氷見に来たのか?なんて話で盛り上がりまして。
「つい先程まで宿を探していたんだけどあきらめた」
という話になりました。
その話を聞いた女将さんが、
「いやいや、何処か空いてるはずだよ」
と心当たりを何件か探してくれました。
そしたらなんと、「一軒だけ大広間にザコ寝なら泊まれる」という宿を探し出してくれまして!!
女将さんありがとう!!
なんという幸運!!
これで高岡まで戻らないですむ!!
女将さんの親切は底知れずでありまして、その宿泊施設が遠いと判ると、「タクシーで行く」という私に、「どうせ私は乗らないんだから」と自転車まで貸してくれました。
「この自転車乗って、宿泊施設に行って、明日はどうせ漁港に行くんだろうから、そのまま乗っていって、駅に帰るときに返してくれればいいと・・・」
まあ、何から何まで至れり尽くせりで、最後はお勘定をずいぶんおまけもしてもらって・・・。
女将さんたち、本当にお世話になります。
自転車は、明日必ず帰します。
このご恩は一生忘れません。
松戸から遥か、氷見の地で人情に触れる出来事に感動です。
ごちそうさまでした。
ではでは
【Webサイト】
【地図】富山県氷見市伊勢大町2-7-51
■日帰り、ゆったり、お湯めぐり。(富山版)
登録しています
コンビニだってずいぶん戻らないとないし・・・。
完全弱気モードでトボトボ歩いていると、準備中の飲食店ばかりの中、一軒暖簾の出ているお店が・・・。
小川屋食堂と書いてある。
魚料理に氷見うどん、そして「がんどぶりあります」の張り紙。
用心深くのぞくと他にもお客さんがいる模様。
「準備中です」って断られるならそれでもいいや!と思い切ってガラリと戸を空けます。
「いらっしゃい!」
の声に安心。
店内には叔母さん2人おばあさん1人の3人。
テーブル席にお客さんが1人。
女将さんらしき女性が、席に案内してくれます。
そうするとこのおばあさんは大女将か?
この大女将さんが、
「これもある、あれもある、これを頼んでこれを頼むのが・・・」
と誘導尋問にも近い、丁寧なメニューの説明をしてくれるのですが・・・女将さんが後ろから
「だめだよ、選ばせてあげなよ」
って大きな声。
「いや、だってこのお店来るの始めてだろ?」
「ええまあ」と頷くと
「じゃあねてんぷらとうどんを頼んで・・・これも美味しいから・・」
んでまた後ろから・・・。
漫才を見ているようです。
とりあえずビールをもらいまして・・・。
刺身を注文。
鰤を頼んだのですが、「がんどぶり(ブリの幼魚)しかないよ」となかなかメニューを通してくれません。
変わりに白えびを強く勧められました。
でも、ここはなんとしても心情的に鰤といったら鰤!
もしかしたら走りの寒鰤があるかもとは思っていましたが、ここは「がんどぶり」でもしょうがないでしょう。
でも脂が乗っていて、十分美味しい。
多少のまだ気温も暑めなので、これくらいのさっぱり感の方がいいかもね。
と、氷見うどん
細めのうどんは水沢うどんとか、稲庭うどんっぽい感じ。
昼間の富山ブラックとは対照的なやさしい麺料理に癒されます。
そして強い強いお勧めで出てきた天ぷら盛り合わせ、白えびの天ぷらもついてます。
女将さん曰く
「美味しいでしょう?」
すごいストレートな聞き方に
「はい美味しいです」
といわざる得ません。
しかし、白えびは淡白なわりにはさくっとした殻の中に甘い身が隠れていて、これは確かにいいもんだ。
という感じで、このお店は女将さん達との会話を楽しみつつ、飲食するのがスタイルのようですな。
そして話は、自分の出身地やなんで氷見に来たのか?なんて話で盛り上がりまして。
「つい先程まで宿を探していたんだけどあきらめた」
という話になりました。
その話を聞いた女将さんが、
「いやいや、何処か空いてるはずだよ」
と心当たりを何件か探してくれました。
そしたらなんと、「一軒だけ大広間にザコ寝なら泊まれる」という宿を探し出してくれまして!!
女将さんありがとう!!
なんという幸運!!
これで高岡まで戻らないですむ!!
女将さんの親切は底知れずでありまして、その宿泊施設が遠いと判ると、「タクシーで行く」という私に、「どうせ私は乗らないんだから」と自転車まで貸してくれました。
「この自転車乗って、宿泊施設に行って、明日はどうせ漁港に行くんだろうから、そのまま乗っていって、駅に帰るときに返してくれればいいと・・・」
まあ、何から何まで至れり尽くせりで、最後はお勘定をずいぶんおまけもしてもらって・・・。
女将さんたち、本当にお世話になります。
自転車は、明日必ず帰します。
このご恩は一生忘れません。
松戸から遥か、氷見の地で人情に触れる出来事に感動です。
ごちそうさまでした。
ではでは
【Webサイト】
【地図】富山県氷見市伊勢大町2-7-51
■日帰り、ゆったり、お湯めぐり。(富山版)
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