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ハム人口の減少はここから始まった

2013-08-10 05:02:00 | Ham Radio
 ハム人口の推移はどうなっているのだろうか?。
 全盛期に比較すれば格段に落ち込んでいるでしょうね。
 その原因は何でしょう?。 インターネットや携帯電話の普及でしょうか?。
 
 私の小さい頃 ( 中学生頃まで? ) は AM ( MW・中波 ) ・ SW ( 短波 ) ・ FM ( 超短波 ) ラジオは扇型や帯型をしたアナログ・ダイアル方式でした。 AM ラジオで A 放送局から B 放送局に移るためにダイアル・ツマミを回すと [ ピー・ギャー・ジュワ~ ] と言う雑音やフェーディングの中に、外国の放送と思われる信号が聞こえました。 同調はもちろんマジックアイ!(笑)。

 恐らく中国やソ連 ( 現ロシア ) 東南アジア方面からの信号だったのでしょう。
 いったい何処の国の放送だろう?と、少年の電波に対する興味は尽きませんでした。
 SW バンドを聞いていて、いきなりハムの信号を聞いた運のいい人達もいます。

 今では殆どラジオを聞かなくなりました。 しかも、プリセット方式 ( プッシュボタン ) やオート・チューニング になってダイアル・ツマミが無くなってしまった。 そのお陰で上記の様な体験をする事が出来無くなりました。 電波の神秘 に出会わなくなったのです。
 私は、ハム人口の減少はここから始まったと考えています。

 映画 「 私をスキーに連れてって 」 のヒットで、ハンディー機をメインとして 「 友人との連絡用としての通信 」 を目指したハムは、 ハムの全盛期を支えるコアとなったが 電波の神秘 を経験する事なく、携帯電話の普及と共にハム・ライフを終えています。 電波の神秘 に出会ったか出会わなかったかでその後のハム・ライフに大きな違いが生じたと思います。

 私はスターの R-100 ( キット ) を組み立てて、生まれて初めて聞いたハムのコールサインは、忘れもしません! JA6CYN 局でした。 50 年経った今もハッキリと覚えていると言う事は、相当
「 感動! 」 したのでしょう。 これこそが、現在もハムを続けている原動力になっています。


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