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4アマでも 160m にQRV が可能 

2015-03-19 23:59:00 | Ham Radio
 或るミーティングの場で 「 160m が第 4 級アマチュア無線技士でも使える 」。 と私が発言すると 「 それは無いだろう 」 と反論を受け、私も確たる情報をもっていなかったので、「 後で調べて見ます 」 と発言を引っ込めたが、帰宅後調べて見ると、やっぱり運用できる事が分かりました。

 160m は 1,810 ~ 1,825kHz、 1,907.5 ~ 1,912.5kHz が許可されています。
  に許可されているのは CW のみですが、 については、CW 及び 狭帯域データが許可されています。

 第 4 級アマチュア無線技士の操作範囲は ・・・
 アマチュア無線局の無線設備で次に掲げるものの操作 ( モールス符号による通信を除く
 1. 空中線電力 10W 以下の無線設備で 21MHz から 30MHz まで、
    または 8MHz 以下の周波数の電波を使用するもの。
 2. 空中線電力 20W 以下の無線設備で 30MHz を超える周波数の電波を使用するもの。

 と決められています。 8MHz 以下の周波数でモールス符号による通信を除く、ならば上記 1,907.5 ~ 1,912.5kHz に於いては 狭帯域データ に限れば許可を受ける事がで来ると言う事です。 第 4 級アマチュア無線技士が 160m に QRV 出来ると言うのは俄かに信じ難い事ですが ・・・ 特に 電話級 電信級 の時代を生きていた OM には 「 ありえへん 」 と言う事になるのでしょう。 しかし、実際に免許を受けている OM がいます。

 1.9 MHz帯で、申請できるのは、JT2,JT4A ~ JT4C, WSPR, JT9, BPSK などが許可されます。 さらに今回の改正により帯域幅が 100Hz から 200Hz になったので、JT65 も使える様になりました。 RTTY は 200Hz を超えるので駄目です。 勿論 CW は駄目。 電波形式は、F1D, G1B です。 あくまでも占有周波数帯域が 200Hz 以下に限られます。

 ならば、10MHz帯や14MHz帯, 18MHz帯 はどうかと言うと上記 1. の規定により NG です。

 従って、第 4 級アマチュア無線技士でも CW 以外のモード であれば、160m ( 1.9MHz に限る ) に QRV 出来ると言う事が分かりました。 私の頭のどこかに 「 うろ覚え 」 だった事は真実でしたよ (笑)。 目から鱗でしょ!。 これに習うと最近許可になった新バンドの 135kHz帯, 475kHz帯 も狭帯域データに限り運用が許可になるはずですね。

 【 追記 】 CQ Ham radio 1 月号付録 「 ハム手帳2015 」 71 ページ に記載されています。


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