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FT-991 impression 

2015-03-24 18:03:00 | Ham Radio
 我が家に FT-991 が来ました。 西日本ハムフェアで実際に触ってみて、いい感触だったので導入を決意しました。 メニューモード、ファンクションモード共にタッチパネルの採用で随分使い易くなっています。 特にメニューモードの設定は DMU-2000 と同じスタイルが採用されていて操作性が飛躍的にアップしています。 TFT 表示の強みですね。 

 この値段で、スコープ搭載はセールス・ポイントなのでしょうが、ほぼオマケですね。 高速スぺクトラム・スコープ機能は SWEEP ボタンを押す事によってスイープします。 常時スイープしている訳ではありません ( ただし、スイープの速度はかなり速い )。 常時スイープさせる事も可能ですが、その場合音声が出力されません。 スコープ機能に多大な期待を持つとがっかりするでしょう。 V/UHF でチャンネル使用状況を把握するのに間歇 SWEEP を使うのはイイかも知れません。 DX pedition のパイルアップで隙間を探したり、応答のあった局にゼロインしようなどの使用には無理があります。

 CW 運用には便利な機能が備わっていて、APF、IF WIDTH の機能などは FT-2000 よりも優れています。  APF はタイプを 3 種類から選べ、ピーク周波数もスイープ出来ます。  IF WIDTH も FT-2000 では 200 Hz 以下でリンギングを起こして使い物にならなかったが、 改良されて 50Hz でもリンギングを感じません。 早くも 3 月にファームウェアの更新があり、普段どこを改良したか公表しない YAESU が 「 APF の効果をさらにアップした 」 と発表しています。 余程 APF に自信があるのでしょうか?。

 CW のワンタッチ、ゼロイン機能 ( ZIN ) もベテラン OM にとっては 「 大きなお世話 」 だと拒否反応を起こしそう (笑) ですが、使って見ると、これがまた実に便利です。 APF を narrow にしていても、ど真ん中に引っ張って来ます。 MULTI ダイアルには好きな機能を割り当てられますので、現在は HF 帯では CW SPEED を割り当て、V/UHF 帯では Squelch に割り当てています。

 小型・軽量 ( 229W x 80H x 253D, 4.3kg ) のため、ツマミの数に制限を受け、使い勝手の悪さにつながっていますが、自分の運用スタイルに合わせてカスタマイズすれば、かなりイイ線まで行けるでしょう。 昔のこのタイプの無線機に比べれば、やはり後発の強みでしょう、レベルアップは十分に感じ取る事が出来ます。

 当分の間、操作に慣れる様に FT-991 をメインリグとして使用します。 何かあれば都度、感想を書き記したいと思います。 100 万円のリグがある中で 15 万円弱のリグが同等の性能を持っている訳はありません。 それなりの無線機であるとは承知していますが、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。


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