あちらこちらのブログで Kingman Reef の消滅が伝えられています。 これで #1 DXCC Honor Roll が 339 になったと言う事です。 喜ぶ人、そうでない人 ( 関係ない人 ) がいる訳で、現在 Kingman Reef だけを残して 339 の人は、棚ボタ式に、#1 DXCC Honor Roll となりますから嬉しいですね~、しかし、JA でそんな人はいないと思われますので 「 関係ないや 」 と言う人が殆どでしょう。 逆に DXCC Challenge は獲得桝の分減らされますね。 もうお気付きと思いますが LoTW 上では処理済です。
一方、EU に目を向けると意外と喜んでいる人がいるかも知れません。
私は、消滅の理由はよく分かりませんが、海面下に沈没しそうで ( 陸地が無くなりそう ) 上陸して一定期間滞在する事は非常に危険であると言う理由により、今後、お上からアマチュア無線活動のための上陸許可が得られないと言う話を最近聞いた事がありますが、ARRL はそれを消滅の理由にしないでしょう ( なぜなら、この件に関し DXAC は過去に数度否決しています ) 。 現在の DXCC のルールでは既得権を持っている ( 持ってしまった ) エンティティーはクライテリアに沿ったものでなくても消滅にしないと方針にも関係してきます。
一例として、Scarborough Reef から QRV があった時、ARRL はニュー・エンティティーとして認めました。 しかし、その直後 「 人が住めない様な岩礁、砂洲 ( リーフ ) などはエンティティーと認めない ( 面積規定もあり ) 」 と言うルールが出来ました。 現在 Scarborough Reef はその規定を満たしていませんが既得権エンティティーとして存在します。 JD1 ( 小笠原諸島 ) も理由は異なりますが、既得権エンティティーのひとつです。
小笠原諸島が米国より返還される時、距離規定では別エンティティーにならなかったのですが、米国占領時は別エンティティーであった事で、JARL は既得権を主張し JD1 として別エンティティーとして残しました。 この時 JARL が既得権を主張 ( 希望 ) しなければ、皮肉な事に 7J1 ( 沖ノ鳥島 ) は距離規定に合致する事になり、別エンティティーに成り得たのです。 しかし、今となって、仮に日本が JD1 の既得権放棄したとしても、当時とは事情 ( ルール ) が違っており、面積規定に引っかかるので、7J1 が再びニュー・エンティティーとして日の目を見る事はなくなりました。 過去 JA の DX 界を二分して論争を巻き起こした 沖ノ鳥島問題 は、実は深い意味を持っていた事が分かります。
沖縄返還の時も既得権を盾に別エンティティーとする事も可能だったかもしれませんが、すんなり JA に組み込まれました。 従って、コールサインを沖縄と本土で区別をつける必要性はありませんでした。 が、なぜか、JR6QQZ 以前を九州地区に割り当て、JR6QUA 以降を沖縄地区に割り当てています。 そんな事をするなら、いっそうの事 JS6 以降を沖縄へ割り当てたら分かりやすかったのではないでしょうか ?。
脱線しました。 話を戻します。 Kingman Reef も Scarborough Reef もエンティティーとしての既得権をもっていますから、上記のルールだけでは消滅させられない ( 消滅させ難い ) のです。 つまり、下線の部分が生きていると言う事です。 恐らく、ほかの理由があると思われます。 でないと Scarborough Reef も Kingman Reef と同じ扱いで消滅にしなくてはならなくなるからです。
ARRL は DXAC の議決の詳細を発表するはずです。 何処かの国の団体よりは情報公開は進んでいると思います。 ARRL でも過去に間違った舵取りをした事があったと思われますが、少なくともそれに気付き反省し舵をもとに戻すという自浄力がある様に、私には映ります。 何故なら否決された同じ事柄を、再び議題にして検討する事はよく耳にします。 つまり事情が変われば不可も可になり得る ( その逆も ) と言う考え方です。 JARL では一度否決されると再び議論の対象になっていない様な気がしていますが ・・・ そんな事はない ? ・・・ 私の思い過ごしでしょうか ? ・・・ あまり見えて来ません。
【 追記 】 JA6VQA さんのブログを拝見して消滅の理由が分かりました。 パルマイラ と キングマンリーフ は距離的に近く、もともと別エンティティーにはならないのだが、管轄の違い と言う理由で別エンティティーになっていたのです。 今回、管轄が同じ部署になった ため キングマンリーフ を別エンティティーにする理由がなくなり、パルマイラ・グループ の一員として扱われる事になった模様です。 TNX JA6VQA OM
一方、EU に目を向けると意外と喜んでいる人がいるかも知れません。
私は、消滅の理由はよく分かりませんが、海面下に沈没しそうで ( 陸地が無くなりそう ) 上陸して一定期間滞在する事は非常に危険であると言う理由により、今後、お上からアマチュア無線活動のための上陸許可が得られないと言う話を最近聞いた事がありますが、ARRL はそれを消滅の理由にしないでしょう ( なぜなら、この件に関し DXAC は過去に数度否決しています ) 。 現在の DXCC のルールでは既得権を持っている ( 持ってしまった ) エンティティーはクライテリアに沿ったものでなくても消滅にしないと方針にも関係してきます。
一例として、Scarborough Reef から QRV があった時、ARRL はニュー・エンティティーとして認めました。 しかし、その直後 「 人が住めない様な岩礁、砂洲 ( リーフ ) などはエンティティーと認めない ( 面積規定もあり ) 」 と言うルールが出来ました。 現在 Scarborough Reef はその規定を満たしていませんが既得権エンティティーとして存在します。 JD1 ( 小笠原諸島 ) も理由は異なりますが、既得権エンティティーのひとつです。
小笠原諸島が米国より返還される時、距離規定では別エンティティーにならなかったのですが、米国占領時は別エンティティーであった事で、JARL は既得権を主張し JD1 として別エンティティーとして残しました。 この時 JARL が既得権を主張 ( 希望 ) しなければ、皮肉な事に 7J1 ( 沖ノ鳥島 ) は距離規定に合致する事になり、別エンティティーに成り得たのです。 しかし、今となって、仮に日本が JD1 の既得権放棄したとしても、当時とは事情 ( ルール ) が違っており、面積規定に引っかかるので、7J1 が再びニュー・エンティティーとして日の目を見る事はなくなりました。 過去 JA の DX 界を二分して論争を巻き起こした 沖ノ鳥島問題 は、実は深い意味を持っていた事が分かります。
沖縄返還の時も既得権を盾に別エンティティーとする事も可能だったかもしれませんが、すんなり JA に組み込まれました。 従って、コールサインを沖縄と本土で区別をつける必要性はありませんでした。 が、なぜか、JR6QQZ 以前を九州地区に割り当て、JR6QUA 以降を沖縄地区に割り当てています。 そんな事をするなら、いっそうの事 JS6 以降を沖縄へ割り当てたら分かりやすかったのではないでしょうか ?。
脱線しました。 話を戻します。 Kingman Reef も Scarborough Reef もエンティティーとしての既得権をもっていますから、上記のルールだけでは消滅させられない ( 消滅させ難い ) のです。 つまり、下線の部分が生きていると言う事です。 恐らく、ほかの理由があると思われます。 でないと Scarborough Reef も Kingman Reef と同じ扱いで消滅にしなくてはならなくなるからです。
ARRL は DXAC の議決の詳細を発表するはずです。 何処かの国の団体よりは情報公開は進んでいると思います。 ARRL でも過去に間違った舵取りをした事があったと思われますが、少なくともそれに気付き反省し舵をもとに戻すという自浄力がある様に、私には映ります。 何故なら否決された同じ事柄を、再び議題にして検討する事はよく耳にします。 つまり事情が変われば不可も可になり得る ( その逆も ) と言う考え方です。 JARL では一度否決されると再び議論の対象になっていない様な気がしていますが ・・・ そんな事はない ? ・・・ 私の思い過ごしでしょうか ? ・・・ あまり見えて来ません。
【 追記 】 JA6VQA さんのブログを拝見して消滅の理由が分かりました。 パルマイラ と キングマンリーフ は距離的に近く、もともと別エンティティーにはならないのだが、管轄の違い と言う理由で別エンティティーになっていたのです。 今回、管轄が同じ部署になった ため キングマンリーフ を別エンティティーにする理由がなくなり、パルマイラ・グループ の一員として扱われる事になった模様です。 TNX JA6VQA OM