コモンモードフィルタールター ( 以下 CMF )の特性を SAA-2N で見てみました。
まず、SAA-2N の筐体の写真を紹介しておきます。 プリント基板の二階建て構造で入出力は SMA 接栓のものが多い VNA 中で、金属の筐体で入出力は N 接栓です ( 写真では変換プラグで M 接栓に変換しています )
以下の測定は 1.0MHz ~ 500MHz の範囲を見ています。 縦軸:100MHz , 横軸:10dB で 青線 が周波数特性を示しています。
C★MET co.,LTD Model TF5000 / 1.3-500MHz , 50Ω , 5kW at 30MHz
65MHz で -0.31dB を示しています。
次は、自作の CMF 仕様は市販の 15cm 長のバーアンテナ 2 本に 5D2V を密巻きにした物。 HF 帯 ( 1.8-30MHz ) 1kW は OK と思われる。
65MHz で -0.51dB、高い周波数のインピーダンスがちょっとだけ暴れています。 やはり、メーカー製には敵いません。 150MHz 位までは大丈夫なので HF で運用するに於いては実用上全く問題ないと思われます。
実は、バーアンテナを 3 本から 7 本まで制作したものがあります。 その内終活整理中に出て来るとは思いますが (笑)、出て来たら測定して見たいと思います。 バーアンテナが多ければ良いと言う結果にならないかも知れません。 興味のあるところです。 適正な本数が掴めれば実験の意味もあったと言う事になります。 近日公開 (笑)。
SAA-2N の使い方は勉強中です。 TRACE モードでアクティブなトレースだけを表示出来る事が分かりました。 少し見易い画面になりました ( 1月 6日の投稿分の画像も入れ替えました )。