PTSD ( 心的外傷後ストレス障害 ) とはどんなものか、経験した方はいらっしゃいますか ? 。
妻が亡くなった時、私は 2 階で仕事をしていました。 夕方になったので、そろそろ晩御飯かなぁ~と思い、1 階に降りていくと、そこにはソファーに倒れ込んでいる妻がいたのです。 身体に触れるとまだ体温を感じますが、呼びかけには全く反応がありません。 死の直後、五感の中で最後まで残るのが聴覚だと何かの本で読んだことがあります。 すぐに救急車を呼びました。
病院に搬送された時点ではもう手遅れで、なすすべがありませんでした ( 脳ヘルニア )。 私が 17時 30分に発見し 2 時間後には医師より死亡診断書を受け取りました。 前日まで元気にしていたのに、「 ありがとう 」 と感謝の言葉も言えないまま、なんとあっけない幕切れでしょうか ! ショックでした。 2012年 2月 29日 ( 閏年、ロンドンオリンピックの年 ) の事です。
私の PTSD はどんなものだったか ? ですけれど、実はつい最近まで ( 10 年間程 ) 続いていました。 あの時以来 2 階に上がる事が出来なくなったのです。 一人暮らしにも拘らず 2 階に上がると 1 階で何か不吉な事が起きている様な恐怖心が襲って来ます。 PTSD を侮ってはいけません。 しつこく付きまといます。 外傷的に現象として見えるものではないので、一般的には自己申告のみです。 周りに理解してもらうのは難しいと思います。 出来れば、精神科や心療内科などの専門医に受診した方がいいでしょう。 しかし、精神科など単科のクリニックに行くのは周りの目が気になり敷居が高いかもしれません。 投薬治療なのかカウンセリングなのか決定打がないだけに難しい病気だと感じています。
ジャニーズの性加害問題もこの PTSD をどう扱って行くのか大いに関心があります。 時効を過ぎた事案だし、被害者の中に、もし虚偽の被害者が混じっているとすれば ( ジャニーズ側は混じっていると匂わせているが、それは覚悟の上で補償すべき、取り合えず性善説で行くしかないのでは ) 、どう判断し対処するのか、正しく判断出来るのであればそれに越した事はないでしょうが、とても難しい事だと思われます。
SMILE-UP. と新会社 ( エージェント ) の社長を兼務する 東山紀之さん が、新会社の社長を辞任した事が報じられました。 あまりの重責に恐れ慄いたのでしょうか ? 。 当初から経営の初心者には無理筋であったし、辞任の選択は正解だと思いますが、被害者には知らされなかったと言う。 ひどいですね、説明責任はあるでしょう。 前途多難な船出です。 早急な解決を希望する被害者には気の毒だが、長期戦になる事が予想されます。 マスコミは出来るだけ事件を矮小化したい旧ジャニーズ側に、更なる忖度を続けるのか、マスコミも自らを律して、決別をし叩いて行くのか対応にも注目したいと思います。