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青いどんぐりの謎

2022-09-18 | essay

公園で拾った まだ青いどんぐり。
なぜ青いまま沢山おちているのだろう? と
気になって調べてみたら
その謎が解けました!

鳥の仕業かなぁと思ったら、なんと犯人は!
「ハイイロチョッキリ」という名の虫でありました。
初めて聞いた名前ですが、ゾウ虫の一種だそうです。
ゾウ虫は、どんぐりに卵を産み付けることで有名ですが、このハイイロチョッキリは卵を産み付けた後に枝を器用にチョッキリと噛み切って下に落とすのだそうです。
そこで、なぜわざわざ切り落とす?と疑問が湧きます。

なんと!コナラはどんぐりに卵が産み付けられると
虫の成長を妨げるため、非常時だけ分泌される毒素を生成して送り込むらしいのです。
ハイイロチョッキリは卵を守る為、木に気付かれる前に急いで枝ごとチョッキリ!というわけです!

すごいなぁ〜
木にとってもどんぐりは子ども。
木と虫の、子を守るための静かな闘いが繰り広げられていたのですね〜〜

木や草花にもこころがある、と常々思ってはいたけれど、これもひとつの証明ですね。
自然ってスバラシイ!

というわけで、落ちている青いどんぐりにはもれなくチョッキリさんの卵が産み付けられておりますので、キレイな色だなぁと屋内に持込むといずれあの白い小さなどんぐり虫ちゃんともれなくご対面です。お気をつけて。

私も、持ち帰ってしまったこのどんぐりたちは庭にリリース!笑

それにしても、ゾウ虫といえば…
虫好き少女だった子どもの頃、ゾウ虫をひと目見たくてだれかが見たという森へ友だちと探検にいったことを覚えています。
どんぐりから出てくるどんぐり虫がゾウ虫の幼虫だと知ったのは大人になってからのこと。
灯台下暗しとはこのことですね〜。

いくつになっても知らないことって山程ある。
ハイイロチョッキリ!このネーミングセンスに脱帽!

あたらしいことを知ることは新鮮な体験。
人生日々発見です。





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