なんてかわいい色合いの芙蓉さん。
このお花の真ん中のやわらかなクリームイエローと淡いピンクを覗き込んでいたら
このお花の真ん中のやわらかなクリームイエローと淡いピンクを覗き込んでいたら
奈良に住んでいた幼稚園児だった頃にとてもすきだったわたしのモヘヤのカーディガンが鮮やかにこころに浮かんできた。
クリームイエローに淡いピンクの縁取りがあるふわふわのカーディガン。
ボタンも確かくるみボタンでかわいくて、多分人生で初めて特別なものに感じた自分の洋服。
あっという間に着れなくなってしまったけれど、どうしても手放したくなくて
母に「大きぃなったら子どもに着せたいから誰にもあげんといて」と頼んだことを今でも覚えている。
4歳か5歳のわたし。
しかし…引越の多かった我が家、いつの間にかあのカーディガンはよその家へと旅立っていたのだった。
久しぶりにあのかわいいカーディガンをわたしの記憶の湖から掬いだして見せてくれたこの芙蓉のお花にありがとうといいたいキモチ。
シゴト前に寄り道するここの公園の芙蓉の花たちも
秋を迎えてそろそろさようなら。
もうふわふわのタネの準備も始めています。
あ。
あ。
このふわふわたちもあのモヘヤニットの想い出を呼び起こす手伝いをしてくれたのかもしれないなぁ。
ふわふわベビーたち
次の夏にはどこかでかわいい花を咲かせてね。