子どもたちが外で遊べない。
こんなことは異常。
放射能で汚染された校庭の土を除去するという。
その汚染された土を、さあどこへ?
除去しても、また新たに見えない放射能が少しずつ降り積もる。
だって、まだ 全然 終わっていないのだ。
悪い夢をみているような、こんな大事故が現実に起こっているのに、
それでも今もなお、全国の原発は運転を続けている。
この地震列島に建つたくさんの原発に警告を発していたひとは過去にもたくさんいたし、
不安を抱えながら現在も原発のそばで暮らすひとだってたくさんいる。
次に何かが起きても、もう「想定外」だなんて無責任な心ない言葉は使えないはず。
「次」が二度とないように、今こそ国は、間違ったものを作ってしまったことを、
素直に認める勇気を示してほしい。
それがこれからを生きてゆく子どもたちへの最大の贈り物だ。
命と引き換えに、便利な世界を願う人などこの地球にはひとりもいない。
今すぐ全部は無理でも、ひとつずつ導火線の火を消してゆくのを見届けてゆきたいよ。
各地の原発運転停止のニュースを皆で拍手しながら聞きたいよ。
みんなそれぞれ、ひとりひとり、我慢する覚悟くらいできている。
今まで、必要以上に明るく便利過ぎただけって思えばいいこと。
何を躊躇うことがある?
雇用の問題など、たくさんたくさん、シワ寄せはあるだろうけれど、
命を守ることと、たったひとつの地球を汚し続けるのを止めること、
それ以上にたいせつなことって、なにかあるとでも言うのだろうか。
ヒトが作ってしまった恐ろしい怪物を眠らせるのは、ヒト以外にないのだから。
地熱発電の実用化もかなり進んでいると、数年前小学校への出前授業で東電さん自身が教えてくれたし、
自然エネルギーへシフトしてゆく賢さと知恵と力を日本は持っているはずだと信じたい。
すべての子どもたちが、校庭ですきなだけ走り回っていられるように、
砂場でいくらでも遊べるように・・・。
罪のない生き物たちが、わけも分からず餓死していくことなどないように。
わたしがここで呟いていたってどうなるものでもないのはわかってはいるんだよ。
でも、ひとりひとりが考えること、それがとてもたいせつ。って思うのだ。