五月の終わりの日、台風で順延になった 小学校の運動会が行われた。
まさに梅雨の中休み、清々しい晴天。
平日に延期になると、家族とお弁当 ではなく、子どもたちは教室で給食。
ひどく残念がる末っ子ムスメ4年生。まだまだかわいいなあ。
次男が中学校に上がったので、久しぶりの一人っ子運動会。
こんなに出番少なかったっけ?ってほどなので、
わたしは娘の出番だけ観て、あとは戻って店番。開けたり閉めたり行ったり来たり。
夫は何だかずっ~と毎年PTA役員なので、こういう行事には出ずっぱりなのだ。
「知り合いのお母さん」の数は、わたしよりも彼のほうが断然多いんじゃないかな。
先生方も夫には やけにフレンドリー。
近年益々オバサン化に拍車がかかっている彼。
ま、いいんだけどね。小姑タイプのオバサンにはならないよう願います。
運動会。プログラムのラストを飾るのは 高学年全員による「組み立て体操」
マンモス校なので、これは圧巻。すごく見応えがある。
自分の子の学年でなくとも、毎年これを観ると涙がでちゃうよ。
子どもたちがみんなで頑張る姿って、ただただ感動・・・!
どのこもみんなみんな 無事に成長しておくれよ。と祈らずにはいられません。。。
木にも、持ち味がいろいろある。
きっとそれぞれに違う性格を持つんだね。
この前見つけた木は、なんとも賑やかでおしゃべりな木。
楽しいから、み~んなが集まっちゃうような。ね。
そういう「ヒト」っているよね。
ときどき、さみしそうな木も見かけるんだなあ。
なぜさみしそうに見えちゃうのかは、わからないけれど。
たくさんの木々の中にいても、なんだか心もとなげな。
そういう気持ちは とってもよくわかるよ。
それでも、どの木もみんな、そっと触れると同じように温かいんだよね。
映画「ブラック・スワン」
美しいナタリー・ポートマンは観たいけど、ちょっとホラーな映画だというから躊躇していたのだけれど、
洋画好き仲間 NちゃんMさんの休みがレディース・デーに珍しく合致したので、三人で観に行ってきた。
さすが、主演女優賞たる演技。
ナタリー・ポートマンは繊細な表情の細やかな演技が見どころだよね。
でも・・・、久しぶりに観たサイコでブラッディな映画に 気持ちはちょっとゲンナリ。
R15指定のワケもなるほど。
「バレエ映画」と思って、うっかり バレエを習っている娘さんとかと一緒には
観に行かないことをお勧めします。
「マンマ・ミーア」がお年頃の娘さんと母娘で観にいくオススメ映画No.1だとしたら、
この「ブラック・スワン」は母娘で観るにはワースト1といったところ。
母と娘の 脆い関係が崩壊していく様は痛々しいし、
あららららら、な シーンは、ちょっとティーンの娘には目隠ししたくなっちゃいそうだし・・・。
サイコなバイオレンスシーンも、予期していないとちょっと刺激が強過ぎる。
オトナでも、グロテスクな映像が苦手な方は、内容を知らずに観ると後悔しちゃうかも。
わたしもオトナですが、何度も思わず手で目を覆っちゃったクチです。
確かに、バレエのシーンは素晴らしいのですが。
けれど、決して「バレエ映画」ではありません。。。ご注意を
先日、ふわふわと頼りなげに舞う蝶に出逢った。
羽化して、ようやく羽が乾いて、初飛行といったところだね。
羽を広げると、きれいな淡いペパーミント・グリーン。
折角無事に生まれてきたのだから、うっかりニンゲンに捕まったりしないようにね。
あまんきみこさんの「白いぼうし」のお話を思い出しちゃった。
ヒトも蝶も、みんなおんなじ、ひとつの命。
与えられた自分の生をただひたむきに生きたいだけだよ。
こんな雨の夜は、どうしているのかしら。
梅雨といえば、例年関東地方では6月半ば位から。
2週間近く早い梅雨入り。
台風まで近づいている。被害のないことを祈ります・・・。
昨日、ちょうど公園の桑の実の様子を見てきたところ。
まだまだ青く、小さいまんまで全然熟していないよ。
毎年、熟した実を子どもたちとたくさん摘んで、ジャムにした頃、梅雨入りするのにな。
紫陽花だって、まだ小さなつぼみ。
地球の調子がなんだかおかしいね。
スイス政府は、5基ある原発をこの先順次廃炉にしていくことを決定したという。
福島の原発事故は遠い国々の政府をも動かしているんだよ。
あの美しい国にも原発があったとは知らなかったけれど。
ドイツ、イタリアも政策見直しを公表している。
さあ、どうするの? わが国ニッポン・・・。
海外の報道では、「FUKUSHIMA」 が 「HIROSHIMA」と まるで同義語のように扱われている。
熱いお湯に入れられたカエルは、驚いて飛び出して逃げるけれど、
最初から水に入ったまま 徐々に熱せられたカエルは、茹で上がって死んでしまうまで気づかないという・・・。
そう言ったのは、だれだったっけ。レイチェル・カーソン?
ひとりひとりが、賢く生きる努力をしよう。
徐々に慣らされてしまっては イケナイよ。
先日、次男の入学した中学校に公開授業を観に行った。
小さな頃から知っている子がたくさんいて、真新しい制服も借り物みたいに見えちゃう。
中身はまだまだ小学生。
クラス担任の英語の先生は、ホレボレするほど美しい上に とっても快活で爽やか!
しかも、どう見ても30そこそこにしか見えないのに
高一をカシラに5人のお子さんがいらっしゃるという!!
ということは、ほぼ同年代!?その輝き、分けてほしいわあ。
息子の中学では、英語の発音の学習にフォニックスが取り入れられていて、
CDをふんだんに使ってリズミカルに発音を覚えていくシステムになっているようだ。
娘が幼稚園からお世話になっている英語教室でも、このフォニックスで文字を読む学習をしている。
いまや、中学ではもう発音記号も習わないし、辞書も使わない!!
喋れる英語の実践的な勉強法に いつの間にかシフトしていたのね。
しかも、馴染みやすい洋楽の曲が教材としてよく使われていて、
カーペンターズやビートルズは、今や授業の定番。
この日は、ビートルズの「Hello Goodbye」をかけて
みんなでプリントの文字を目で追いながら口ずさんでいた。
教室の後ろで観ているわたしたち保護者世代にはお馴染みの歌♪。
思わず一緒に歌いたくなっちゃうよね。 知らないお母様と 顔を見合わせてにっこり。
でも、天下の「The Beatles」 を初めて聴くのが授業ってのは、ちょっともったいない。
お勉強として出逢うより、純粋にMUSICとして出逢ってほしいものだなあ。って思っちゃうなぁ。
そういえば、今年はまだツバメをみていない。まだかな?
ツバメがうちにも巣を作ってくれないかなあ。
この時期、いつもそう思う。子どもの頃からの夢だ。
数年前に、一度だけツバメの視察を受けたことがある。
何度も店の軒下を旋回しては飛んでゆく。
とうとう!?って思っていたのに、お気に召さない物件だった模様。ざんねん。
我が家では、野鳥にエサを撒くのが日課になっていて、
すずめたちや、キジバトの夫婦、ヒヨドリ、ムクドリなどなどが
喜んでついばみにきてくれるのだけれど、
困ったことに、近頃数羽の土鳩が・・・!
今まで土鳩は来たことがなかったんだけどな。
土鳩は仲間を呼ぶし、近所のベランダに止まったりすると迷惑になるので
来てもらうのは困るんだなあ。
見かけると、ぱんぱんと手を鳴らして追い払うんだけれど。
なんだか、そんな自分がイヤだ。
同じ野鳥なのに、人種差別ならず、鳥種差別?
子どもも真似して、コラ~とか言って追いかけちゃうし。
それって、ニンゲンの勝手な都合だよねえ。
かといって、「あの家が撒いてるせいで!」ってなことになっても大変。
安心してヒナ連れで来てくれるすずめたちにまで撒くのを止すのも可哀想だし~。
野生のイキモノと町場の調和は、大変深くムズカシイ課題だ・・・。
それでもツバメさんがた、軒下はまだ空き物件、いつでもお待ちしています。
小さな子どもの絵って、すきだ。
上手に描こうとか、ひとからどう見られるかとかの邪念のないところがいいよね。
タマシイから自然にもれ出る純粋さがパワーの源なのかなあ。
お世話になっている絵画教室の展覧会へ。
長男が幼稚園のころからだから・・・と数えてみると、
足掛け十余年!?
長男、次男と教室に通い、末の娘は夏休みなどの単発の工作教室だけお世話になってきた。
中学生になると、どうしても部活優先になってしまうので、長男はしばらく前に、
そして次男もまもなく退室・・・。
今回が、ラストの作品展なのだなあ。なんだか、感慨深い。
教室のO先生は、とってもこころ優しくて素晴らしい人徳のあるお方。
子どもたちのこころにそっと寄り添い、いつも温かく見守っていてくださる。
OB/OGが、また描きたくなって教室に復活することもあるそうで、
今回も高校生の素晴らしいデッサンや絵も展示されていた。
うちの高一長男も、時々思い立ったように細かな鉛筆画を描く。
しかもなぜか特に定期テスト前!!
描くことが彼のストレス解消になっているのかもしれないね?
また先生の あの日当たりのいい心地よい部屋へ戻る日がきそうな気がする。
長い間、温かな時間を ありがとうございました。
これからも、娘の夏や冬の工作教室を口実に、あのお部屋へまったりさせてもらいにお邪魔したします
てづくり仲間と作品を持ち寄って、春と秋の年に2回だけイベントを開催している。
「一日だけの雑貨屋さん」今回も無事終了~。
良過ぎるほどの好天に恵まれ、たくさんの方々にご来店いただきました。
ひととひとの縁、そして、作品とひとの縁。。。
目には見えないけれど、確かにそこにある「縁」のありがたさを
しみじみと感じ入るこの頃でございます。 (…年寄りくさい)
爽やかな五月晴れの空の下、開催の様子はこんな感じ。
いつもは静かな店が、この日ばかりは別世界。。。
本当にたのしい一日。
眠ってからも、夢のなかでまで作品を売っておりました・・・。
凹むニュースの多い日々ではありますが、たのしいと感じる気持ちを 忘れずにたいせつにしたいものですね。
いろんなことに 感謝です
メンバーの記念写真 ちっこくね。
緑の五月。
一年で一番爽やかな、だいすきな月。
なのに今年は、きみどりの柔らかさも、空の雲の淡さも
いつもの5月と違って 儚くみえてしまうね。
いろんなものが一瞬にして塗り替えられてゆく。
知りたいこと。 知りたくないこと。
澱んだ空気の入れ換えは、こころにも必要。
気持ちを入れ換えよう。
年に2回、仲間と開催しているハンドメイドのイベント。
あっという間に、来週になっちゃった。
今回は、数が少なくても仕方がありません。(開き直る)
それでも世界でひとつのバッグをこころを込めて制作しております。
あんなのとか、こんなのとか。一点一点、細部にこだわってお作りしています。
こちらは、おとなの上履きいれ。(スリッパね)
ネームプレート専用ポケットを本革でぺたん!しずく付きです。
学校への保護者会や委員会のお供に。
青空の下のイベントって、たくさんのひとびとと直接お話ができるから たのしい。
毎回楽しみにしてくださっている方々やご近所のおともだち、
通りすがりのご婦人や、時にはさんぽのお爺さまも、何だかみんな笑顔なんだ。
それが嬉しいから、こうして続けてこられたのだと思う。
今回でなんと もう12回目。
もう6年も経つんだね~。
良きメンバーに、こころからありがとう。
お客様にも、もちろん、ありがとうございま~~す
「一日だけの雑貨屋さん」5月19日開催です。
映画館に観に行きそびれた「シングルマン」をレンタルしてきて観た。
監督はトム・フォード 主演、コリン・ファース
近年は、ラブ・コメ専任みたいになっちゃってあまりいい役に恵まれていなかったけれど、
この「シングルマン」と「英国王のスピーチ」は本当にハマリ役。
うつくしい映画だったなあ。
物語も映像も とても美しい。
こころの繋がる対象が、異性でも同性でも 愛に変わりはない。
真実の愛を亡くしたひとりの男性の深く悲しい痛みと 無の日常。
そして やっと見えてくる再生。。。
いろんなことを 考えさせられる映画だ。
本物の「愛」。。。
ひとが一生のうちに、ホンモノの愛に出逢える確率ってどのくらいなんだろう。
出逢いは奇跡。ありふれた言葉だけれど、本当にそう思うよ。
あの日 あの道を通らなければ。
あの時 あの店に行かなければ。とかね。
たいせつなものは 案外近くにあったりする。
そして気づかずに通り過ぎてしまったりもする。
ホンモノって思っても、マガイモノだったと後からわかることだってある。
それはそれで 必要な経験だったに違いない。
逆に、時を重ねた後に本物になるってことだってある。
あたりまえなものをあたりまえと思わずに
あたらしい気持ちで、もう一度ちゃんと確かめてみよう。
本能に耳を澄ませて 生あるうちにたいせつに。
時間はとまらない。
何をしていても。
何もしていなくても。
つらくても、かなしくても
時間だけが動いてゆく。
大震災と原発事故から2ヶ月。
もう のような、まだ のような、止まったままのようにしか思えない時間。
もう これ以上のかなしみが 誰の上にも降りてきませんように。
ニンゲンだけじゃなく、すべての生き物が 授けられた生を全うできますように。