時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ゆめみる遺伝

2013-01-31 | essay



わたしの父
夢で小説がかけるんじゃないかってくらい、複雑で緻密な夢をみるひと。
昔、夢の話をときどき聴かせてくれた。
父がよく見るという、迷路のような古代の地下都市の夢の話は、
のちに、自分も夢の中で迷い込んでしまったくらい。

わたしのみる夢も、映像作家になろうかしら~ってくらい面白いよ。

そして、うちの長男もなかなか面白い夢をみるらしいのだ。

夢をみる分野の脳の構造がきっちり遺伝したのかな。

春には高三の彼。いよいよ進路を絞っていかなきゃいけない時期なのだけれど。

この前、「夢の研究ができる学校もいいなー」と、これまた夢みたいなことを呟く。

ぼそっと呟いてないで、その先を調べてごらんよ。おもしろそうじゃん。

夢の研究家になったりしたら、ぜひ夢の録画方法を発明しておくれ!

        

 

 


Mayer Hawthorneの魅力

2013-01-30 | MUSICのこと



クラシカル・ソウルを歌うメイヤー・ホーソーン にハマりました。

新しいひとなのに、なんともレトロなソウル。

以前Live From Daryl's House にゲスト出演した時に
初めて聴いたのだけれど、艶のある声と歌唱力にびっくり。
ダリル・ホールも絶賛!(LFDH episode 43 ぜひご覧ください!)

90年代後半以降の、新しい洋楽にはまったく縁遠くなってしまったわたし。
なのに、このひとには、強力な磁気を感じます。
この若さにして、このたくさんの古風な音の詰まった
ソウルフルな楽曲は、ありえん!ってくらい魅力的。

彼曰く、good old days への回帰に興味があるだけでなく、
new good days のクリエイトを追求しておるのだそうで。
新しいのに懐かしい。って正にそれですね。

さすが音にこだわるアーティスト。
CDだけでなく、こだわりのアナログレコードもリリースしている!それもびっくりです。

[Strange Arrangement] と [Just Ain't Gonna Work Out ]
特にいい~。

去年だったかな、来てたんだよねえ。ビルボード・ライブ。惜しいことをしたなあ。

次回来日ライブがあったら、もお絶対いくよ。

 



塔屋のあるビル*堀商店

2013-01-29 | 古い建物 のこと

 新橋。風格のあるビル、堀商店。

念願叶って、初めて訪れることができました~。



周りに新しいビルが立ち並んでも、堂々と昭和8年当時のままの姿で建っている「堀商店ビル」。

 

 

建物の素晴らしさもさることながら、取り扱っている製品もなんとも魅惑的。
堀商店さんは、鍵屋さん。

初めは建築物として興味を引かれていたのだけれど、
のちに、立原道造のヒヤシンスハウスのとても趣があってこころ惹かれたドアノブなどのアイアン製品が
堀商店さんに特注したものだと知り、益々ぜひ一度訪れてみたいと思っていたわけなのでありました。

コレクションの鍵の展示室も、予約制で見せていただけるということで
同じく近代建築好きな、YさんKさんと共に訪れることに。

ショールームの2階にある展示室へと案内してくださるのだけれど、
そこまでの、階段やドアなどの趣の良さに一歩一歩釘付けになる。
(お時間取らせてしまってすみません~)

 

 

 アーチ越しの階段がうつくしい。

 

お城の中の秘密の部屋の入り口のような重そうな扉の鍵をを開けてくださると・・・

そこには、世界中の貴重な鍵のコレクションが!

  

 

 

大きな錠前、珍しい形の鍵などなど、見た事もない品々に目を見張りました。

「鍵」 には、言い知れぬふしぎな魅力があるものです。

 床のちいさなタイルもすてき。

そして、これまた魅惑的だったのは・・・



エントランスの天井を飾る照明! このため息の出そうなくらい美しい影の出方・・・。
影まで計算してデザインされたのでしょうね。
ずっと見つめていたらフシギな別世界へタイムスリップしそう。
(入り口なので、ポ~と見つめていたりしたらジャマですね、はい。ほどほどに。)

  魅惑の堀商店さん。

ショールームの素敵なお嬢さんのとても丁重なご案内にも感謝です!ありがとうございました。

重厚なアイアンのドア飾りのついた木製のドア、憧れちゃうなあ。
うちの店のドアも変えたらすてきだろうな。
そんな時には、もちろん堀商店さんにお願いすることにしよう!?





日本の写真 めぐり。

2013-01-26 | 展覧会・アート のこと



東京都写真美術館

北井一夫氏 「いつか見た風景」 を観る。

わたしが生まれた頃の「バリケード」 からの作品。
当時のワカモノは闘志を燃やす場所があって、熱かったのだろうなあ。
いいかわるいか なんてこととは別の次元のハナシなのだろうなあ。
その時代に生きていなければわからないことなのかもしれない。

「三里塚」 の成田闘争は、子どもの頃にニュースで見ていた。
計り知れないたくさんの想いが、今は滑走路の下・・・。

「村へ」 での写真の数々には、ちょっとふしぎな気持ちに。
70~80年代なんて、わたしにもついこの前な気がするのに
林業では馬に伐採した木を運ばせ、土間のお勝手に五右衛門風呂。
都会と地方の差が現在より大きく開いていたということなのね。

そういえば、わたしが幼稚園のころはまだ鳥取の母の実家も
台所は土間で、積年踏み固まった茶色い土の床を想い出す。
お風呂も五右衛門風呂だったようで、構造はよくわかっていなかったけれど
安定良くじっとしていないと、恐ろしいことが起こる・・・とういうことだけは認識していたようで
「おばあちゃんちのお風呂」は緊張とリラックスが混在していた場だったなあ。

モノクロの写真って、つくづく すきだなあ。

今回の街探検は、古いもの好き繋がりでYさん&Kさんコラボで三人一緒。
数年越しに訪れてみたかった昭和8年施工の近代建築・堀商店さんへもとうとう足を踏み入れる!
(ここがまた、たまらない魅惑の世界。それはまた改めて。)

この日はKさんの提案でもうひとつ写真展へ。

 パナソニック汐留ミュージアムにて

二川幸夫氏 「日本の民家一九五五年」という写真展。

これがまた、渋い。
ほっとする田舎の風景。萱葺きの家々。
日本って昔はちゃんと「日本」だったんだなあ・・・なんてことを思わされる写真の数々。

この方は、建築写真の原点。(とパンフに書いてある)
こうして日本ならではの建築を後世のためにばっちり写真に残してくださり、ありがとうございます・・・。
という気持ちになるね。
わたしのような通りすがりの傍観者でもそう思う・・・ってのは、やはりすごい偉業です。

移り行く日々・・・、うつろいゆく記憶。

ここのミュージアムショップには、趣のある興味深い本がたくさん並んでいて面白かったなあ。
ここで3人それぞれに流れ解散。わたしは時間の許す限り本を立ち読みしちゃった。
興味のあった、藤森照信氏のタンポポハウスやニラハウスの詳細の写真も見つけて嬉しかったなあ。
ってか、買うべきだったか!  と、いま 思う。

 東京都写真美術館前にて



世界の料理ショー

2013-01-24 | essay



次男が、「オモシレ~番組やってんだよ」 というので
どんなんかと訊いてみれば・・・!

え~!びっくり。懐かしい!「世界の料理ショー」の再放送だ。
グラハム・カーという料理人が、やたら「なあ、スティーブ!おい、スティーブ!」と見えないスタッフに語りかける
1970年代終わり頃の外国の面白い料理ショー。
調べてみると、1968年~1971年カナダCBCにて放映された料理番組。とのこと。

これ、わたしが見ていたのは確か中学生の頃。深夜の再放送だった。
面白いジョークやらギャグを飛ばしながらも
本格的な料理を作り上げるんだよねえ。

日本には馴染みのない兎などの珍しい食材や、聞いたこともない香辛料とか
大きなオーブンとか、カラフルなボウルやフライパンなどなど、なんだかとってもカッコよく見えたんだなあ。
時に毒づきながら、かなり豪快に料理をするところが面白くて、
これはもう料理番組というより、エンターテインメント番組ね。

料理中のひと段落には、必ずワインを飲むんだよね。ありゃ真似したらキッチン・ドランカーだね。
ラストにきちんとテーブルについて味見する姿がまたおいしそうでね。
食べたそ~うに舌なめずりをする観客をこれまたアップのカットで映すわけ。

番組の最後には、観客席に軽快に走って行って、
観客の中からひとり手を引いてテーブルに戻り、一緒に食べながらフェードアウト。

懐かしいなあ。そのまんま、今テレビ東京で放映している。
時代を超えて息子が同じ番組を見つけるとはね~。
すきなものって、DNAに刷り込まれているわけではないでしょうに、
同じものに惹かれるって・・・これまた不思議。

 



 


デジタルの侵略

2013-01-23 | essay



先日、あのNewsweek が紙に印刷するのを止め、デジタル版に完全移行する、
というニュースを聞いた。(英字版のみ)

英字版の読者だったわけではないけれど、
あんなに有名な歴史ある雑誌まで「紙」を切り捨てるとは・・・驚いたなあ。
ちょっとサミシイ気持ち。

とはいえ、我が家でも一昨年、永年とっていた某新聞の記事の扱いに何度となく失望して
購読を止めてしまい、そのままに。
以来ニュースはTVとネットだし、雑誌はもうこの十年来美容室でしか読まないのだけれどね。

アナログ体質なわたしの知らない世界では、書籍の電子化も超加速しながら進行している様子。。。

でもどうしても本だけは、いつまでもわたしは紙で読みたいな。

なんの匂いもない電子書籍はなんだか味気なく思えちゃう。
本は紙の匂いと手触りがあってこそ。って思うのは昭和のニンゲンだからかな。

それでも、この先も、魅惑の古本の世界がすっかり無くなるなんてことはないでしょう。

そういえばアナログレコードも、近年レコード盤の良さを見直すひとが増えて
売り上げも年々上昇しているらしい。やっぱイイもんね、レコード。
これは嬉しいニュースですね。

 



 


影のつくる絵

2013-01-22 | essay



さんぽ中に、先に走っていって木の陰に隠れたむすめ。

その影が、影絵のように壁に映る。クスクス息をひそめて笑っている影。

あまりに可愛くて写真を撮ろうと思ったら、「わっ!」とわたしを驚かそうと飛び出してきた。

「影絵みたいでオモロイからもっかいそこに立って!」と注文をつけたら

先日、夫の友人の自主映画にワンカットデビューしたムスメ、 「こんな感じ~?」と、演技入ってました~。
気分はすっかり女優さんか~?

クスクス笑うかわいい影は、わたしのこころのなかに大事に残しておこうっと。

 わたしにとっては、いつまでもかわいい末っ子チビッコ。

 ムスメ 11歳になりました 





夢のつづきの絵

2013-01-21 | 展覧会・アート のこと

何日か前にフクロウの夢をみた。

ほぼ白に近い綺麗なグレーの大きな野生のフクロウ。
それが3羽もうちの庭の木にとまっている。
厳密にはうちの庭よりうんと広い庭だったのだけれど、
夢ではうちの庭ということになっているんだな。

くるくると顔を傾ける穏やかなかわいいフクロウたち。
長男に 「早く早く!みてみて!」 と小声で呼びかけるわたし。
「知ってる。この前も来てた。」 と、冷静な息子。  という夢。

ともだちと吉祥寺を歩いている時に
ふと立ち寄った「にじ画廊」 
ここは、すきでよく行くのだけれど、
2Fのギャラリーで、この日が個展初日だったらしい作家さんの絵に出逢う。
これまたなんともすてき・・・!
とても細やかな描写のタカや猫や犬やヤモリなどのイキモノが
なんだかふんわりと夢のなかのようないでたちで描かれている。

作品ファイルも見せていただくと、
あの夢のつづきのようなフクロウが。。。
 「あ~、このこ~夢でみたフクロウ」
夢に導かれちゃった~?

画廊にいらしたかわいい女性の作家さんに 実物を見て描くのですか? と訊いてみると
井の頭公園の近くにある「鷹匠茶屋」というお店のことを話してくださった。
鷹匠の方がやっているカフェなのだそうで
間近に猛禽が見られるとのこと。

へええ~!吉祥寺に鷹やフクロウが!?
知らなかったなあ。
今度ぜひ見に行ってみたいな。鳥好き長男にも行かせよう!

フクロウの夢はこうしてここに繋がっていたのねえ。(?)


きれいな花びらとヤモリの 小さな絵も、とてもよかったなあ。
こころに宿りそうな絵。。。 
こうして、ばったりすてきな絵に遭遇するのってすごくすき。しあわせだなあ。
またどこかで出逢えるかな。

 
     「ハヤシのにじ展」 にじ画廊にて。




吉祥寺さんぽの一日

2013-01-18 | essay



大阪から遊びに来たともだちTさんと吉祥寺で待ち合わせ。

生地屋さんやら雑貨屋さんやら、アチラヘコチラヘおしゃべりしながら歩き回る。
時々、忽然と店が消える! (道を間違えただけ~)

「次に来たらあたしが案内できそうだよ!」と彼女が言う。いやあホント。
筋金入りの方向音痴の街案内はとってもスリリングで面白いでしょ?

会うのは2年振りくらいだけど、先週会ってたみたいな気分だね。
第一子の公園デビューが彼女との出逢い。
よく家族ぐるみでバーベキューへも行ったりしたねえ。
あの頃は子どもたちもみんな小さくて可愛かったな。
幼稚園の時に関西へ転勤してからも、ありがたいことにずっとお付き合いが続いている。

しばらく振りでも気を遣わない、お互いが素でいられるともだち。
 (わたしはいつでもほぼ素みたいなもんですが・・・)
出逢いってふしぎだね。

昔々、中学時代に担任の先生が言っていたことは、間違いね。
その先生は、
「社会に出たら、もう本当の友達はできません。学生時代に大切な友達を見つけなさい。」
って、わたしたちに何度も告げていた。

こころが柔軟であれば、何歳になったってほんとうのともだちは出来るものだよね。
社会人になってからも、たいせつなともだちにたくさん出逢えたもん。

今までの人生のいろんな出逢いに、感謝(^-^)です

昔から行動派のTさん。2泊3日の東京の旅は、行程ぎっしり充実!
いったい何人のともだちに会うの~!?ってくらい。
わたしもカウントに入れてもらえて嬉しいよっ!

お互い元気でまた会おう~ 






代わっても変わらないもの

2013-01-16 | essay



高円寺の小さなライブハウスへ。

おんがくは、時代が代わっても変わらない。
ともだちのライブを聴きに、こういう小さなライブハウスへ足を運んでいたあの頃から
思えばこんなに遠くへきてしまったけれど、
「おんがく」は何にも変わっていない。

ともだちのむすめKちゃんに誘われて、カレシのバンドのツーマンライブへ。
これが、なかなか。
思った以上にいけてる。
時間を忘れちゃうほど気持ちのいいライブだったなあ。
前日の雪かきに続き、三時間のスタンディングはハードだったけれど
そんなこと忘れちゃうくらい束の間皆さんと同じ学生気分でおりました。(気分はね!)

Kちゃんの肩越しに聴くカレシのスライドギターが効くわ~。
母代わりのわたしとしては、じっくりカレシチェック。
ギターの腕もかなりすごい。シャイだけどこだわりのギタリスト。
はにかんだスマイルと、ちょっと不器用そうなお人柄が二重丸。合格です。

ほぼ自分の息子に近い世代のライブ。
それでもわたしにもちゃんと伝わる音楽のメッセージ。
眩いくらい青々と瑞々しくて、音楽に真剣な、ピカピカのこれからのワカモノたち。。。
何だか嬉しくなっちゃったな。
こうやってちゃんと、「おんがく」はいつの時代も次の世代へと繋がっていくんだねえ。

まだパパさんにはナイショのKちゃんの恋も
おばちゃん、ひそやかにバックアップいたします。






映画「ミッドナイト・イン・パリ」

2013-01-13 | 映画 のこと



観に行きそびれちゃったウディ・アレンの映画。
「ミッドナイト・イン・パリ」 Midnight in Paris をレンタルしてきて観た。

ウディ・アレンの映画はほとんど観ているけれど、
この映画はとってもストレートな一本。きっと誰にでも面白いね。
いつもの独特なアクがあまりないって感じ?(だからW受賞?) 

3つの時代のパリを行き来する見応えのあるストーリー。

わたしも一番憧れる1920年代のパリ。
束の間一緒にタイム・トリップさせていただきました。
時代の寵児、フィッツジェラルドやらヘミングウェイ、ピカソにマン・レイ!
芸術家の溢れていたあの時代のパリ、モンマルトル。すきだなあ。

それにしても、主演のオーエン・ウィルソン。
映画の中の喋り方が、ウディ・アレンが乗り移ったみたいで面白い。
声質も似ているせいかな。
以前観た、このひとの「ダージリン急行」はとてもすきな映画。

「ミッドナイト・イン・パリ」 これはスクリーンで観たかったなあ。
パリ観光気分も味わえる映画です。

ウディ・アレンは映画の天才~!



古い記憶の中のレアな感情

2013-01-12 | essay



とても古いいつくかの自分の記憶のうちで、
ひとつ珍しい感情の記憶がある。

父に会いたくて泣いている幼い自分の鮮明な記憶。
母に連れられて姉と3人で帰省していた母の実家。夏の鳥取の古い家。

「おとうちゃんにあいたい~、おとうちゃんにあいたい~」と、わんわん泣きながら
家の中をあっちへこっちへかっぽう着の母の後をついて歩いて、困らせている小さいわたし。
傍で、まだ元気だった祖母が仕方がないねえといった顔をして笑っている。
祖母の側を通るときだけ、泣いていることがちょっと恥ずかしかった。

まだ弟が生まれていない頃だから、きっと2歳か3歳くらい。
なぜそんなにまで、母を困らせるほどに泣いていたのか、
その時の感情も痛烈に覚えている。

その時、わたしはどんなに父の顔を思い浮かべようとしても
父の顔が思い出せないことが、とてもとても怖かったのだ。。。
顔のない父。それはもう小さな子どもには父は消えてしまったのと同じこと。
どうしても、今すぐに父に会いたくてたまらなかったのだ・・・。

思い出せない恐怖。
あの恐怖感は今でもここに思い出せる。

コワイものなどもうほとんどないのに、
わたしは、記憶をなくしてしまうことがとても怖い。

きっと思い出も記憶もなにもかも大切にしまいこんでおきたい性質なのでしょうね。

あの「万年不良オヤジ」な父に会いたくて泣いたなんて、
後にも先にもそれきりな とてもレアなわたしの記憶。

さすがに年々年老いてきて、気まぐれに気弱な電話をかけてくるようになった父。。。
わたしはいつも手厳しい娘だけれど、実はそんなかわいい記憶もあるんだよ。
いままで父に話したことはなかったそんな想い出話を
夜更けに電話をかけてきた父に話して聞かせた。
笑い飛ばして聞いていたけれど、少しは元気になれたかな。
この際、ずっと不良オヤジでいいから、元気で長生きしてほしいよ。

父とは、長い長い確執があったけれど、
こんな想い出話を聞かせてあげられるようになるとは・・・
わたしも少しは大人になったということね。

恨んだり、嫌ったり、憎んだり・・・そんな感情は時間の無駄遣い。
そんな後ろ向きな感情に時間を費やすほど、人生は長くない。
そんなふうに思えるようになるまでに、既にたくさんたくさん時間を遣ってしまったのだけれどね。

しばらく前に、やっとそんな重要なことに気付いて、
もう、だれかを憎んだり嫌ったりする感情は、すっかり消えてなくなってしまった。
これも、年を重ねることの良い面ということだね。

年を重ねる毎に、だんだん、いろんなことに気付いていく。。。

ニンゲン、一体いつからが一人前なのでしょうね ???

      



 


Imagination

2013-01-11 | essay



自分以外の そのひと を理解することは、とても難しい。
自分自身のことだってよくわからないのに。

でも、理解できなくても
ぽいっと投げてしまわずに
こういうことなのかな、ああいう感じかな・・・と
想像力を駆使して理解しようと努めることはできるはず。

無理な理解は曲解になってしまうけれど、
気持ちを想像して少しだけ寄り添うことはできるよ。

たいせつなのは、想像力。

Use Your Imagination.





 


しろくまに見惚れる 

2013-01-08 | essay

上野動物園のホッキョクグマ。
このこ、かわいい。名前はデア。女の子。

水中の様子が観察できるこのコーナー大人気。

水中で波打つ白い毛並みの美しさ~。
動くたびに毛並みから新しいあぶくの生まれるところは
見ていて気持ちがいいね。
上野動物園へ行ったらお見逃しなくね。

にわかカメラマン 娘10歳、激写!











 着ぐるみみたい~







おもちゃのブイでさんざん遊んだ後は・・・

  ヒナタでオヒルネです。
                     [ All Photo 撮影:ムスメ k ]


とってもイキイキとして見えるのは、やっぱり寒い季節だからかな。

この子に惚れちゃったせいか、
年間パスポート買っちゃおかな・・・って、初めて思考に上る。
4回行ったら元が取れるわけね。
しかし・・・一年に5回以上行くか? 行かないか~。

でもこの子の泳ぐ姿は、何度でも見たくなりそうです。





ぽんかんと16歳

2013-01-07 | essay



うちの男子、料理好き。

中2次男坊は、ガッツリ料理派。
食べたいとなれば、食材を求めてスーパーへひとっ飛び。
トンカツも極めたし、かつ丼も上手になってきた。
あら汁に至っては、感動的な味! 屋台でも引く?ってくらい旨し。

高2男子長男は、実験料理派。
ちまちまと時間のかかるモノも、実験モードに入ると労を惜しまない。

「ぽんかん、皮捨てないで取っといて」 と長男。
え?おふろにでも入れたいのかな?と思いきや
「ぽんかんピール作ってみる」と言い出し、ネットのレシピを眺めつつ
たいへん面倒くさい作業をコツコツと。

いわゆる、皮の砂糖漬けのやつね、わたしもだいすき。
でも作ろうと思ったことなんて人生でただの一度もないわ~。

そもそも、料理はぱ~っと短時間で作り終えたいわたし。
料理の途中なのに「冷蔵庫で一時間寝かせる」とか「30分漬けておく」とかいう
作業の必要な料理は、まったくわたしには向いていない。

長男は、なんども「湯でこぼす」作業をくりかえしたり
ひと手間もふた手間もかけて、とうとう作り上げました!
一晩乾かして、口に入れることができたのは翌朝。
すばらしい。そのテマヒマかける姿勢に母は感動いたしました。

 ・・・めちゃ美味です。

 尊敬すらしちゃうね! 

絶賛しておだてておいたので、今度は、いよかんや夏ミカンの季節にもいっぱい作ってくれるかな~。




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