時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

人間味を増す 我が家の洗濯機

2024-07-16 | 映画 のこと
うちの洗濯機の具合が悪い。
時々水を出す機能が効かず
途中で止まってしまう。

それでもチョロチョロと水を出す努力はしてくれるので
バケツで他の水道から水を汲んで水量を満たしてやれば元気よく洗ってくれる。

時に濯ぎの水足しを手伝うことなく洗濯終了のブザーが高らかに鳴ると
「おぉー!よしよし!よくがんばった!」とねぎらいの言葉が自然と出てしまうよ。

問題なく動いていた時には当たり前に思っていた機械の動きも
少し不具合が生じて来ると途端に機械に人間味みたいなものが現れてくる。

そんな時に脳裏に蘇ってくるのが10代の頃にテレビで観た「マニトウ」という映画。
ストーリーはよく覚えていないのだが、「機械にもココロがある」という宗教的(?)な設定で、機械(の精霊)が悪魔みたいなものと対峙してヒトの味方になって闘ってくれるシーンが何だかとても衝撃的でこころに沁みたのである。

小さい頃から人形やモノにもこころがあると思うタイプのコドモだったせいか「ヤッパリ!」と共感したのだろう。

一体全体どんな映画だったのだろう。と改めて調べてみたら。。。
1978年アメリカ映画「マニトウ」はマニアックなB級よりのホラー映画だったようだ。
かなりインパクトのある設定だったようなのにあらすじを読んでも覚えていたのは件の機械にも精霊がいるという部分だけ。

記憶ってものは我知らずふるいにかけて自ずと取捨選択しているものなのだなぁ。

で、洗濯機。
もう軽く20年近くお世話になっていると思う。。
長いこと頑張ってくれて
ほんとにありがとね。




「キネマの神様」原田マハ著

2024-04-18 | 映画 のこと
「キネマの神様」原田マハ著
2011年 文春文庫発行

これはこれは!
久しぶりにワクワクする物語に出逢ったキモチ。
後半は滂沱の涙を流しながら一気にエンドロールへ。(本だけど笑)
家で読んで良かったわ〜。

なんだろ、知ってる人たちみたいに思えてきて勝手に凄い臨場感に包まれてしまった。
映画を愛する人たちばかりが出てくるこの物語。
映画好きだった父がこの物語のゴウちゃんに被る…。
そして同じくヘップバーンがすきだったわたしの母。
振り回されっぱなしだったところまで似ている。

新社会人になったばかりの1980年代の終盤頃、仕事帰りに足繁く通った銀座文化劇場。
古き良きたくさんの名画を銀幕で観ることができたのはあの銀座文化のお陰。
往年の映画ファンに混じってハタチそこそこの私も昔の映画にすっかりハマっていた。
2週間毎に名画が入れ替わるので、一体何本観たか分からないくらいだ。
気に入った映画は会期中に2度、3度と足を運んだ。
「雨に唄えば」「ドクトル・ジバゴ」「パリの恋人」「スミス都へ行く」「ローマの休日」などなど今でもだいすきな映画。

小説の中にも出でくるシネスイッチ銀座。
わたしが銀座文化に通っていた頃、映画館の半分がシネスイッチになった頃だったような気がする。
「ニュー・シネマ・パラダイス」がかかっていた頃も覚えているが何故かわたしはその時ここで観ていない。
古い映画にこころ奪われていたあの頃、
多分横目で見ながら銀座文化へ吸い込まれていたものと思われる。

もちろん「ニュー・シネマ・パラダイス」は後に観ている。何度みたかな。
あの映画はきっと誰にとっても時のない特別な映画。
ラストシーンを思い出すだけで涙腺が緩む。

「キネマの神様」を読んだら映画館へ行きたくなったなぁ。
古き良き佇まいをそのまま残すすきな映画館。川越スカラ座へ。
しばらく行ってなかったなぁ。何がかかってるか調べてみよう。

そして久しぶりにシネスイッチ銀座へも。まだ少しは銀座文化の面影が残っているかな。





映画「PERFECT DAYS」

2024-02-20 | 映画 のこと

ヴィム・ヴェンダース
「PERFECT DAYS」

西荻の委託先に用事で行ったあと、ふと思いついて調べたら丁度いい時間に吉祥寺で上映しているとわかり、これは導かれた〜とギリギリに窓口でチケットを購入。
しかも誕生月割引ってのがあってなんと1200円也!
ラッキー!

やっと観れた。
よかった。やはりスクリーンで観てよかった〜。

役所さんの演技はもちろんのこと、すべてのシーンが美しいphotographを観ているよう。

こういうふうにシンプルに暮らしたくなるなぁ。

そして主人公の平山さんが聴く古いカセットテープがそのまま挿入歌となって流れるのだが、これがまたいい。
何でもない東京の街が60〜70年代の名曲に彩られドラマティックに見えてくる。

なんでもない同じ日々に見えても
全部あたらしい日々。。。

ヴェンダース監督、やはりいいわ〜

「パリ、テキサス」も何度も観てるとてもすきな一本。

この映画もきっとまた観たくなることでしょう

夏のような…2月の空








黒澤映画に潜る

2024-01-17 | 映画 のこと

年末に「七人の侍」を観てからというもの今更ながら黒澤明監督作品にハマり、夜な夜な深夜のひとり映画鑑賞会。

観たいと思った順で年代はランダム。
「天国と地獄」1963年
「生きものの記録」1955年
「野良犬」1949年
「用心棒」1961年
「椿三十郎」1962年
「どですかでん」1970年
とりあえずここまで。

それぞれ素晴らしい〜!
黒澤映画を語るのはおこがましいのでやめておく。
どれも面白いが、これまでみた黒澤映画の中でわたしのNo.1は…
「椿三十郎」!
題名は昔から知っていたけれど、普通の時代劇としか思っていなかったわたし。
こんな痛快でスペクタクルなエンターテイメントコメディ映画だったとは!
今まで観なかったことがなんとも勿体ない!

エンドロールで「あー!面白かった!」と独り言をいいつつひどく残念に思ったのは、父とこの映画の話がしたかったなぁ…ということ。

少年時代から映画好きだった父が観ていないはずはない。
こんなに面白かったなんて知らなかったよー!と父に物凄く報告したくなったのだ。
今も生きていたならすぐ電話をしていただろう。

父は車椅子生活になるまでは頻繁に映画館に足を運んで洋画邦画問わずいろんな映画を観るひとだった。
そもそも私の映画好きは両親の影響なんだろうな。
母は洋画派で古き良きハリウッド映画やヒッチコック映画がだいすきだった。
わたしがまだ娘のころ、深夜放送の映画を遅くまで起きて母娘一緒によく観たものだ。

それにしても生きてるうちに父と語り合いたかったなぁ「椿三十郎」。
「用心棒」では桑畑三十郎って名乗ってたっけな。
あのキャラがだいすきだー。

去年とうとう鬼籍に入った父。
いや待てよ。わたしが急に時代劇に首を突っ込むなんて思えば不思議だ。さてはあちらから父が誘導して観せたのかも?
それなら納得。
面白かったよ!おとうさん!笑!
(椿、と思ったら山茶花のよう。 )




「七人の侍」を初めて観る!

2024-01-11 | 映画 のこと
年末、突然「七人の侍」を観てみたくなり真夜中にひとりどっぷり黒澤映画の世界へ。

そもそも日本の時代物の映画にはまるで興味がなく、しかも戦国時代はすきではない。

それでも欧米でもあれほど高評価の世界のKUROSAWAの代表作「七人の侍」を観たこともないまま「映画好き」を名乗っておってよいのか?わたし。
黒澤明監督の「夢」は好きだし「羅生門」などなど、作品を観ていなくはないのだがこれまでどうもサムライ物に食指が動かなかったのである。

が、何故か突然観てみたくなったというのはようやっと機が熟しわたしにも観時がやってきたということ。
本能に従って観てみた。

果たして。。。
いやぁ〜
面白かった〜!
すっかり引き込まれてしまった。
古今東西、名画と謳われるだけありますな〜。
これは全くの食わず嫌いでありました。
今観れて本当によかった。

ついでに
観ながらひとつ面白い発見を。
(あとから画面をパチリ)
この時代の荷物の背負い方と現代のボディバッグ!
ほぼ一緒だ〜!
むしろエコだし粋でかっこいい。
現代の街を往く人々の後ろ姿と比べてもまるで違和感がない。
オモシロイものだなあ。
人間工学的(?)にも身体に合った荷物の持ち方なのであろう。
お侍さんのいた時代には既に完成されていたデザインだったのね〜。

それにしても名優志村喬の演技は最高だ。
「七人の侍」を観た夜以降、志村喬観たさに実は黒澤映画の世界に夜な夜な潜ることに。

いやぁ〜映画って本当にいいもんですねえ 

水野晴郎氏の名台詞が思わず出ちゃいます。笑






映画「君たちはどう生きるか」

2023-08-26 | 映画 のこと
映画「君たちはどう生きるか」監督/宮﨑駿

素晴らしい映像美。。

冒頭の階段を駆け上がるシーンの迫力ある臨場感にすっかりスクリーンに引きずり込まれ、そのまま夢をみているような映画時間でありました。

これはやっぱり映画館で観てこそな映画です。

宮崎駿さん、全部出し切りましたね!
と受け取りました。
この話題の映画は賛否両論あるけれど、
わたしは断然、前者です。

難解だとか言われているけれど、それでいいんです。
ありのままを受け止めて、すっぽり宮崎駿氏の世界観に呑み込まれてしまえばいいのです。

我知らず熱い涙が頬を伝い、清々しくラストを迎える。。。
一緒に長い夢の中にいたような、フシギな気持ち。

この映画は生と死、生き直し、そして深い「母」の愛の物語なのだと感じます。

この特別な空気感を持つ映画の中にまた潜り込みたくなって、実は二度目の映画館。

短期間のうちに同じ映画を観に映画館に足を運ぶなんてわたしには滅多にないこと。数十年振りのことか??
(あれ?クイーンの映画を2度観たっけか)

映画って、観る者の年齢や経験、立ち位置でかなり変わるもの。
この映画、わたしはいつの間にか母目線で観ていることに気づきました。
それ故のナミダだったのでありましょう。

少しでも気になっている方はぜひ、上映中にスクリーンで観ることをオススメします。





映画「LAMB」

2023-02-19 | 映画 のこと
しばらく映画を観ていないなぁ。と夜中にAmazonプライムで見つけた映画「LAMB/ラム」を観た。

2021年 アイスランド/スウェーデン/ポーランドの合作。

途中までは、美しい景色と幻想的な霧…言葉少ないセリフがいい感じで、昔観たアイルランド映画「フィオナの海」を想わせるムードだったのだけど。。。

後半から、「んん??」
ラスト、「なんやと!!」

そうだ、ホラー/ファンタジー映画と書いてあったよな。と思い出させられた。

なんか、もったいない映画だなあ。
いっそホラー要素なしの、美しい景色に淡々と繰り広げられる朴訥な人々のファンタジーな映画だけにしといてほしかったくらいだ。

「フィオナの海」がとても観たくなってしまった。
だいすきだったフシギで愛らしい、アイルランドの神話的な映画。
DVD化されていないらしく、今は観るのが困難な一本なのだ。

昔VHSテープに録っておいたのだけれど、テープが傷んでもう観られなくなってしまった。

あの霧の海のアザラシの黒い瞳をもう一度観たいものだなぁ。







トム・クルーズの「宇宙戦争」

2022-07-12 | 映画 のこと

真夜中に映画「宇宙戦争」2005年アメリカ映画(原題 War of the worlds 監督/スピルバーグ)を観た。

お陰で、車で暴走して逃げ惑う夢をみてしまった。怖かったわ。

SF映画はほとんど観ないわたしが何故夜中に突然観たのかというと…
佐野元春氏の映像作品を観ていたら、新曲を作曲中の佐野さんが「夕べ、トム・クルーズの宇宙戦争観たら怖くって…!」てな話をしていらして。。。

佐野さんSF映画観たりするんだなぁ。
いったいどんな映画なんだろう、とamazonprimeで探したらすぐ見つかり、うっかり観てしまった、というわけなのである。

この映画のオチは書かないけれど、
とりあえずラストには「へえええ〜」とオドロキつつほっとして終われるのが救いな映画ではあったかな。

調べたら、原作小説は英国人作家が1898年に発表したものだそうだ。そんな昔からこういう宇宙生命体の侵略という発想が語られていたのか…!
ちょっと原作に興味が湧いてきたなぁ。

いやはや、それにしても
こうしている今にもこんなふうに宇宙人に侵略されるようなことが起きない保証はどこにもないもんなぁ。コワイコワイ〜。

人類はもっと結束しないとねぇ。地球人同士が戦争を繰り返している場合じゃないよ。

数少ないお気に入りのSF映画「地球の静止する日」がまた観たくなった。(1951年のオリジナルの方ね)

ニンゲン同士の愚かな戦いを止めさせるために宇宙からやってくるクラトゥ。

今こそ、クラトゥの出番では??



まっさらなキモチになれる映画

2022-04-16 | 映画 のこと

気持ちが晴れない時のわたしの処方映画。

いつ観てもわたしをまっさらなキモチの場所へと
連れて行ってくれるこの映画。

「ローマの休日」Roman Holiday 1953年アメリカ
監督はウィリアム・ワイラー

初めて観たのは16歳の頃。
以来一体何度観たことだろう。
古き良き時代のアメリカ映画にどっぷり引き込まれたのは、たまたまテレビで観たこのローマの休日がきっかけだった。
ヘップバーンの一挙手一投足、全てがチャーミング。
そして母もファンだったグレゴリー・ペック。
彼の仕草や表情、わたしもだいすき。

ニヒルな顔して写ってる記者証の写真、男前〜。


有名なアイスクリームのシーン。
昔ローマを訪れたのは秋も深まる頃。
ヘップバーンの真似してアイスクリームを食べたかったのに焼き栗売りしか居らず。。。
しかしその焼き栗がまためちゃくちゃ美味しくて、旅の間見つけるたびに焼き栗を買っては食べ歩きしていた。

今気付いたけれど、後ろに映り込んでいる時計塔の時刻、11時半を指している!?
朝寝坊して12時を打った時に起きたはずだったのにね。笑。

永遠の名作「ローマの休日」
気持ちをリフレッシュしたい方、お勧めします。







映画「泥の河」

2022-02-10 | 映画 のこと

久しぶりに観たくなった。

探してみるとNetflixですぐに発見。
良くも悪くも便利な時代になったものだ。

「泥の河」1981年 監督・小栗康平

この映画を初めて観たのは20代の頃たまたまつけたTV。

見るともなしに見ていたはずが、ぐいぐい引き込まれてどっぷり戦後10年の大阪に入り込んでしまった。
以後、この数十年間で何度か観ている。

この映画は最後の「古き良き日本映画」と言っても過言ではないと思う。

このモノクロ映画の舞台は昭和31年。
古い映画かと思いきや、制作されたのは1981年と知った時には酷く驚いたものだ。

この戦後10年の空気感を1981年というすっかり華やかな時代によくぞ再現出来たものだと何度観ても感心してしまう。

戦争を引きずる大人たちのそれぞれの苦しみ…
生きることに懸命な時代の庶民の等身大の姿が視えるよう。

この映画の原作、宮本輝氏の「泥の河」を探して読んだのはこの映画を観てすぐのこと。
それまでに何作か読んでいたものの、この映画以降宮本輝氏の世界に益々どっぷりとはまっていったのだった。

久しぶりに観た「泥の河」。

そうだ、わたし田村高廣の演技がとてもすきだったんだ、ってことを思い出した。
昔確かNHKのドラマで田村高廣氏の演技に子どもながらにとても感動したことがある。
あれは何というドラマだったのだろう。
何でも検索できるこの時代。
そのうち観ることができるような気がするなぁ。











思い出の映画館

2021-02-25 | 映画 のこと

ふと想い出した映画館のキオクのハナシ。

人生初の映画館の記憶は母のふる里、鳥取の映画館で観たゴジラ。黒い大きな鉄製のストーブに当たりながら観ていたような気がするんだなぁ。
多分まだ3、4歳の頃。
次の映画館の記憶は大阪。わたしは一年生。
だいすきだった亡き伯母、チャコのおばちゃんと一緒に観た、最初で最後の映画は「パンダコパンダ」。
釣り池を経営していた伯母夫婦はいつも多忙だったので、
一緒に出かけた記憶はほんの幾つかしかない。
おばちゃんと一緒に出掛けて映画館に座っていることが嬉しくて嬉しくて、かなり浮かれていた自分を思い出す。

その後、市民会館などでの「まんが祭り」とかは省くとして、
大きな映画館へ行った次の記憶は、ある時父とふたりで行った新宿、歌舞伎町。
わたしは5年生くらいだったかな。
映画の大きな看板を父と見上げたことを覚えている。
その時話題になっていたホラー映画「キャリー」がわたしは観たかったのだけれど、
父が「子ども向けじゃないからこっち」と選んだのは「アドベンチャー・ファミリー」

巨大スクリーンは初めてだったから、激流のシーンや大熊グリズリーが出てくるシーンは強烈なインパクトで、今だに脳内に再生できちゃうくらいだ。

映画って、いまは家に居ながらにして観れるけれど、
大きなスクリーンでの印象には敵わない。
いい映画もヘンな映画も、記憶に焼きつくのはやはり映画館に足を運んで銀幕で観た映画なんだなぁ。
あの時、大画面でキャリーを観ていたらトラウマになってしまっていたかもしれないね。
父の選択は間違っていなかったな。笑。


映画「Yesterday」

2021-02-09 | 映画 のこと

映画「Yesterday」を観た。
(2019年イギリス映画)

全世界が太陽フレアの影響により12秒間停電している間に交通事故にあった、芽の出ないミュージシャンの主人公。
事故の後、目覚めるとなぜかビートルズが存在せぬ世になっていた。

唯一人ビートルズの楽曲を知る彼が演奏すると、たちまち大スターへと。。。
というコメディ&ファンタジーなお話。

エド・シーランが本人役で登場したりと、なかなか面白い脚本。
ビートルズ愛と彼らの存在意義の絶大さをイギリス人目線で痛感する。

そして…
一般人として生きている70代のジョン・レノンを訪ねる主人公。。。

ジョン・レノンがご存命なら、こんなふうにすてきなお爺さんになっていただろうに…となんだか涙がでちゃう。
パラレルワールドが存在するなら、こういうことも有り得るわけで…。

そして主人公を支える親友役たちもとってもキュートで素敵。

イギリス映画のこういうほっこり感のある感じ、久しぶりに観たなぁ。
と思ったら、だいすきな「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」「ブリジット・ジョーンズの日記」の脚本家リチャード・カーティスの作品だった。なぁるほど納得!

いい映画でありました。


月の輝く夜に

2020-07-03 | 映画 のこと

輝く月を眺めながら歩いていたら
映画「月の輝く夜に」が観たくなった。

シェールとニコラス・ケイジ主演、80年代のラブコメ。
数えきれないほど観た映画だけれど、今でも時々観たくなる。
何だかとっても「すき」が詰まってる映画なんだな。

この映画のニコラス・ケイジはピカイチ。
この頃の出演作は良かったんだけどな。(Bardyは最高傑作だと思う)
後年のアクション系の彼はイマイチ。

この映画のシェールもだいすき。シェールは「恋する人魚たち」もいいなぁ。

昔の映画ってやっぱりいい。
近々また観ようっと。


映画「パターソン」

2020-05-26 | 映画 のこと
「パターソン」2016年
アメリカ・ドイツ・フランス合作

ジム・ジャームッシュ監督映画



久しぶりになんとも心地よい映画に出会った。

こういう映画、しばらくなかったんじゃない?ってくらい。

なんにも起きないのに
ずっと観ていたい映画。

なんでもない毎日も
あたらしい、いとおしい毎日。

こんなにも見終わりたくない映画は
本当に久しぶり。

主人公のすきな詩人、ウィリアム・カルロス・ウィリアムズの詩を読んでみたくなります。


夜中の映画タイム

2020-02-23 | 映画 のこと

夜中に急に観たくなるのはいつだって、何度も観たことのあるすきな映画。

久しぶりに今夜観たくなったのは、「Desperately Seeking Susan」1985年アメリカ映画 監督スーザン・シーデルマン。

邦題は「マドンナの スーザンを探して」 (この邦題ナンセンス。)

主演のロザンナ・アークェットがすこぶる魅力的な映画。

ボタンの掛け違い的コメディなんだけれど、絶妙に掛け違っていくやり取りがとても面白い。
サスペンス要素もあって、よく出来てる脚本だなぁと観るたび感心してしまう。
それにしても、いつの間にか時代背景が変化してゆき、ケータイ電話もネットもないこの時代の人々の連絡方法を懐かしく思うような自分の世代はともかく、今の若い人がこうした映画を観るとき、どんな風に感じるのだろう?

こうしたまどろっこしいやり取りがかえって新鮮にみえるかも?

それにしても、この映画のアイダン・クインはめちゃタイプなのである。
場末の小さな映画館で16ミリフィルムを掛け替える姿がとても良い。
思えば、こうしたシーンも当時は見慣れた光景だったけれど、フィルムが姿を消していった今ではもう歴史的光景なのかもしれない?

ニンゲンの本質はどんな時代もちっとも変わらないのに、つくづくテクノロジーだけが進化してしまったのね。
いいのか悪いのか。


(この映画の核的要素のピラミッドのジャケット)80年代っぽいわー。



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