うちの洗濯機の具合が悪い。
時々水を出す機能が効かず
途中で止まってしまう。
それでもチョロチョロと水を出す努力はしてくれるので
バケツで他の水道から水を汲んで水量を満たしてやれば元気よく洗ってくれる。
時に濯ぎの水足しを手伝うことなく洗濯終了のブザーが高らかに鳴ると
「おぉー!よしよし!よくがんばった!」とねぎらいの言葉が自然と出てしまうよ。
問題なく動いていた時には当たり前に思っていた機械の動きも
少し不具合が生じて来ると途端に機械に人間味みたいなものが現れてくる。
そんな時に脳裏に蘇ってくるのが10代の頃にテレビで観た「マニトウ」という映画。
ストーリーはよく覚えていないのだが、「機械にもココロがある」という宗教的(?)な設定で、機械(の精霊)が悪魔みたいなものと対峙してヒトの味方になって闘ってくれるシーンが何だかとても衝撃的でこころに沁みたのである。
小さい頃から人形やモノにもこころがあると思うタイプのコドモだったせいか「ヤッパリ!」と共感したのだろう。
一体全体どんな映画だったのだろう。と改めて調べてみたら。。。
1978年アメリカ映画「マニトウ」はマニアックなB級よりのホラー映画だったようだ。
かなりインパクトのある設定だったようなのにあらすじを読んでも覚えていたのは件の機械にも精霊がいるという部分だけ。
記憶ってものは我知らずふるいにかけて自ずと取捨選択しているものなのだなぁ。
で、洗濯機。
もう軽く20年近くお世話になっていると思う。。
長いこと頑張ってくれて
ほんとにありがとね。