時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ボチェッリの夜、ふたたび。

2016-04-29 | MUSICのこと

 
東京国際フォーラムホールA
アンドレア・ボチェッリのコンサートへ。

ボチェッリ。すばらしすぎて言語で表すことがムズカシイほど。

ボチェッリの音楽は、「聴く」というコトバには収まりきれない。
確かに耳で聴いてはいるのだろうけれど
自分の全身が耳と化すような・・・

ふしぎなことに
何度も、音がみえない波になって
ボチェッリから観客席へと、ひとと座席を通り抜けて拡がっていくのを感じる。

自分のところまで到達すると、わたしの全身から背中へと声が通り抜けていくのを体感する。

ボチェッリの生の唄声は、そういうかんじ。
これは体感しないことには、「なんじゃそりゃ!?」といわれても仕方ありません。
それほど、言葉にはできないほどの
タマシイを直球で直撃されるコンサートです。

目の不自由な彼は、一曲ごとに指揮者と笑顔で固く握手を交わす。
一緒に唄う共演者とは、アイコンタクト代わりに手をつなぐ。
無言で伝わるその温かいお人柄。

途中からもうなんだかなみだが止まらなくなってしまって
すっかりココロを浄化してもらったようなきもちです。

アンコールの後、スタンディングオベーションのまま鳴りやまない拍手。
出演者総出でカーテンコールに応えてくれたあともまだ鳴りやまない拍手に
最後には、まだ小さなお嬢さんを抱っこしてステージの袖に現れて手を振ってくれて
会場中が温かな笑顔に満ちる。
もう夜も更けたし、ちいさなお嬢さんに「お父さん」を返してあげなくちゃね!

前回の武道館以来6年振りのアンドレア・ボチェッリ。
行けてよかった・・・!
きもちを忘れないうちにここに「記録」しておきます♪

今度。いつか。って思っているうちに想いを遺してしまわないよう
思い立ったらすきなものへは真っしぐら!
いくつになってもそうありたいと思います。





*******************
ANDREA BOCELLI
CENEMA WARLD TOUR 日本公演
2016.4.28

指揮:カルロ・ベルニーニ
ゲスト:サラ・オレイン
ソプラノ:マリア・カツァラヴァ
フルート:アンドレア・グリミネッリ
管弦楽:東京ニューシティー管弦楽団
コーラス:東京合唱協会
*******************


風まかせ水まかせ

2016-04-28 | essay

「思い立ったが吉日」がモットーなわたし。

いきあたりばったり、風まかせ水まかせな人生だけれど
思い立ったら行動あるのみ!

というわけで、
想うところあり、思い立って独学で(おカネをかけずに)試験に挑み
昨年秋に保育士資格を取得しました。
(思い立ってから、吉日どころか三年もかかりましたが!)

嫁いだ家業をおろそかにすることなく
両立できるようなシゴトはないものかと
20年以上振りに職安へ。
(つい職安と言ってしまうけれど
今の呼び名はハローワークですね)

思い立ってハローワーク。
たまたまよいご縁に恵まれ、あれよあれよという間に
かわいいかわいい園児たちに「せんせ~い」と呼ばれながらも
「ん?アタシか!」と、いちいちココロで確認しつつ
こどもたちと過ごすたのしい時間をこころから味わっています。

週に数日・数時間のみ「せんせい」に変身。
50歳・新米先生の時間は、なにもかもがあたらしい勉強です。

ザッブ~ンと飛び込んだ、あたらしい場所。
あたらしい道への最初の一歩。
人生 思い立ったが吉日。
どこからでも スタートはきれるもんです。

・・・ってところを 誰よりも背中で見せたい相手は・・・
何といっても、人生足踏み状態の我が次男坊なのでありました。  
(17歳・通信高校休学中^^;)

人生風まかせ~♪
行き当たりばったり、出たとこ勝負もアリです。

自分の中の声をたいせつに
自分なりのペースで
こころのおもむくままにね~!


いつのまにか。

2016-04-24 | essay

ニュースの伝える熊本の現状。
続く余震。被災地に降る非情な雨。
ああ、なんで・・・ と画面を凝視していたら
突然ぷつんとTV画面が消えた。

振り返ると娘がリモコンを手にしている。
「みてんのに~」と言うわたしに
娘が一言 「おかあちゃん、泣くでしょ。見ない方がいいよ。」

我がムスメ。。。
いつのまにか成長したんだなあ。
その配慮は、わたしの涙に敏感な娘ならでは。。。

彼女は、ものごころついたばかりの頃
わたしが泣いているとタオルを手に飛んできて
自分の役目とばかりに、そのちいさな手でわたしの涙を拭いてくれていた。

母を亡くしてぼろぼろに弱っていたわたしを、彼女はよく覚えているのだと思う。
そして、四年前に親友を亡くした時にも
「おかあちゃん。おばあちゃんのことがやっと大丈夫になってきたのに
また最初からだねえ・・・。」と しみじみとつぶやいた彼女。
当時9歳のむすめに、また別の意味で泣かせられたっけなあ。

泣いたり怒ったりげらげら笑ったり、
そのまんまなオトナらしくないお母ちゃんでごめんよ。

でもね。かなしい時にはおとなだって我慢ばかりしないで
泣いたほうがいい時もあるんだよ。

我がむすめ、それだけは十分すぎるくらい母から学んだことであろう~!


熊本・大分の余震。どうか収まって。と何ものかに祈ります。

そして、
「それでもちゃんと知ること、想うことが大事なんだよ」と娘には告げたのでありました。


ニュートラルな時間

2016-04-23 | essay

モノヅクリはわたしのライフワーク。

どんなときでも 時計も見ずに てしごとに熱中して過ごす時間は
わたしをニュートラルな状態へと戻してくれる。

かなしいことが起きたときも
キモチの置き場所を変える手伝いをしてくれたのは
モノヅクリの時間だったような気がする。

自分を持ちあげる方法はひとそれぞれです。


はるのオレンジ

2016-04-22 | essay



この季節、道端で揺れるオレンジ色。

この花の名前を初めて知ったのは去年のことだったかな。
おはなに詳しい写真家mさんが教えてくれた。
「ながみひなげし」 

今年もそこかしこに。。。 っていうか、近年爆発的に増えているような気がする。
10年前くらいには、ぽつんぽつんと見かける程度だったから
人が植えた花だと思っていたくらい。
こんなに至る所で揺れる姿をみるようになったのは、この数年のことじゃないかな。
可憐な姿がだいすきなんだけれど・・・
在来種にとってはもしかして脅威の花?

とはいっても、外来種だから雑草!って引き抜く考え方には賛同しかねる。
花に罪はないよね。知らぬ間に日本へ連れてこられただけ。
精一杯自分の時間を生きているだけ。

在来種VS外来種のモンダイも大事なのだろうけれど・・・。

互いに地球を共有するイキモノ・・・
植物も動物もヒトも、自分の持ち時間を奪われることなく
たいせつに全うできる世の中であったらいいですね。

 


かめおプール

2016-04-21 | essay

うちのイシガメのかめおも
すっかり冬眠からお目覚め。

夢をみた。。。
外国のリゾートみたいな陽射したっぷりの大きくて美しいプール。
誰もひとのいないそのプールの中を
カメが一匹、優雅に泳いでゆく。

スーイスイ と気持ちよさげ~。

目覚めてから

「かめお」が夢でわたしにうったえかけてる??
のかもしれないと
たっぷりの陽射しの下、ささやかなプールをつくって
かめおを泳がせたのでありました。
リゾートとはいかないけれどね~

かめおが満足してくれたのかどうかは・・・なぞです。

水面に反射するヒカリだけは夢を再現できたかな。


モノとこころ

2016-04-20 | essay



一点モノのBAGや革小物を思いつくまま~に制作して早10年余り。

雑貨屋さんにも少し置いていただいているのだけれど
次のイベントに向けて、しばらく置かせてもらいっぱなしになっているBAGを
一度引き上げようと 行ってみると・・・

ふしぎなもので、連れて帰ろうと思っていたBAGたちが
その日とその前数日間でぱたぱたと嫁いで行ったという。。。おもしろいなあ。
雑貨屋さんの店主が言うには
それぞれの作家さんご本人が来店されると作品が途端に動く、ということが
よくあるのだという。。。いやあ、おもしろい。

自分の手からうまれたモノたち。
みえない回線がちゃんとつながっているのかな。
引き上げられちゃう!! と、慌ててヨメに行ったのかな??

ひとつひとつ
こころを込めて作り上げた てづくりのBAGたち。
よいご縁に恵まれて、どなたかのお気に入りになれたら・・・
バッグたちも、そしてつくり手もこの上ないシアワセです。

モノにもココロ。。。
ふしぎなものです。

今日も店番しながらミシンを踏みます。
さあ、どんなんできるかな~!

国立にて。


みどりの風のなかで

2016-04-19 | essay



埼玉県狭山市「稲荷山公園」にて
先日「みどりのクラフト」展が行われ、すてきな作品を眺めに行ってまいりました。
てづくり仲間のkさんmさんに
kさんのおともだちおふたりも合流して わいわい遠足気分。

すてきなてづくりもの。
ちゃんとおいしいたべもの。

ゆったり まったり こだわりの「良質ないいもの」って
なんだか 急いでない。 まさにスローライフなんだな。すてきだ。

そしてみどりの新緑の木々。そよぐみどりの風。
「目の前にあるシアワセ」 をしみじみとありがたく感じる時間でした。

購入した「佐々木ふみえ」さんの素朴でしっかりおいしいお弁当を
芝生でひろげる。
おとなのピクニック♪ こういうのちょっと久しぶりでたのしかったなあ。

いい作品に刺激を受けて(?)
わたしの「ものづくり」もイベントに向けてスローリーにダッシュ!?です。


ココロの持つチカラ

2016-04-18 | essay





生きている地球。。。
その上に間借りして暮らしてるニンゲン。

大自然のチカラには ただひれ伏すしかないのだとしても

ひとりひとりのココロの中の大きなエネルギーを信じて
ささやかな日々をたいせつに生きたいものです。


プレートの重なり合う地震列島。日本中いづこも同じ。
どうか鎮まって。 とただ祈ります。。。




忘れた頃に・・・とは言うけれど。

2016-04-15 | essay

熊本の皆さま・・・
こころのなかで見舞い申し上げます。

災害はいつでもどこでもやって来る時は予告なし。

日本中、忘れたわけじゃなくても
気持ちが緩んだころにこうしてやってくるんだ。。。

せめて 冷たい雨がふりませんように。


きちんとくらす

2016-04-14 | essay



年に2度、仲間と開催しているハンドメイドのイベントももうすぐ。

先日打ち合わせで集合したお宅は
無添加てづくり石けんを創るともだちOさん宅。

打ち合わせの後、彼女のつくったおいしいご飯をいただく。

さすが無農薬無添加にこだわるナチュラリストOさん~。
きちんとおいしいシンプルなご馳走に
カラダもよろこびます~。
 おいしかった~。

きちんと暮らす。丁寧に暮らす。
イイカゲンでテキトーなわたしには、まったく足りないものであります。

しっかり足元固めなくちゃね。
反省とともに発奮!です。


エール

2016-04-11 | essay



きれいなヤマブキがたくさん咲いてる。
黄色い花がハッと視界に入ると
なんだか途端にパワーが湧いてくる。

母がすきだった黄色い花。
空からエールを送ってくれてるのかな。

そうだ いつの間にかもうフリージアの季節。
母が一番すきだった黄色いフリージア、買いに行こうっと!


ねむる百人一首

2016-04-09 | essay

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに
しづこころなく はなのちるらむ

中学時代の文芸部で
毎日百人一首のかるたとりをしていたお蔭で
わたしの中には 百人一首がねむっている。

はるのひに
なつのひに
あきのひに
ふゆのひに

季節を感じるとわたしのどこか奥の方から
ふわふわと
いろんな一首が浮かんでくる。
(全部は思い出せないけどね~)

ニホンゴって
つくづく うつくしい。

娘がともだちから借りてきた百人一首を巡るマンガ「ちはやふる」。
このマンガで、今更ながら本式のかるたとりを知った!
わたしたちのは簡略式??だったのか?
今映画化もされて大ヒットしているこのマンガ、とってもおもしろい。
改めて短歌の良さにワカモノが触れるのはすごく良きことだなあ。

「しづ心なく花の散るらむ・・・」
さくらを眺めながら このところココロに浮遊していたこの歌。
今読んでいる「路傍の石」にもちょうどこの歌が出てきてびっくり。

偶然のさくら。偶然の一首。おもしろいなあ。


メッセージ♪

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