東京国際フォーラムホールA
アンドレア・ボチェッリのコンサートへ。
ボチェッリ。すばらしすぎて言語で表すことがムズカシイほど。
ボチェッリの音楽は、「聴く」というコトバには収まりきれない。
確かに耳で聴いてはいるのだろうけれど
自分の全身が耳と化すような・・・
ふしぎなことに
何度も、音がみえない波になって
ボチェッリから観客席へと、ひとと座席を通り抜けて拡がっていくのを感じる。
自分のところまで到達すると、わたしの全身から背中へと声が通り抜けていくのを体感する。
ボチェッリの生の唄声は、そういうかんじ。
これは体感しないことには、「なんじゃそりゃ!?」といわれても仕方ありません。
それほど、言葉にはできないほどの
タマシイを直球で直撃されるコンサートです。
目の不自由な彼は、一曲ごとに指揮者と笑顔で固く握手を交わす。
一緒に唄う共演者とは、アイコンタクト代わりに手をつなぐ。
無言で伝わるその温かいお人柄。
途中からもうなんだかなみだが止まらなくなってしまって
すっかりココロを浄化してもらったようなきもちです。
アンコールの後、スタンディングオベーションのまま鳴りやまない拍手。
出演者総出でカーテンコールに応えてくれたあともまだ鳴りやまない拍手に
最後には、まだ小さなお嬢さんを抱っこしてステージの袖に現れて手を振ってくれて
会場中が温かな笑顔に満ちる。
もう夜も更けたし、ちいさなお嬢さんに「お父さん」を返してあげなくちゃね!
前回の武道館以来6年振りのアンドレア・ボチェッリ。
行けてよかった・・・!
きもちを忘れないうちにここに「記録」しておきます♪
今度。いつか。って思っているうちに想いを遺してしまわないよう
思い立ったらすきなものへは真っしぐら!
いくつになってもそうありたいと思います。
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ANDREA BOCELLI
CENEMA WARLD TOUR 日本公演
2016.4.28
指揮:カルロ・ベルニーニ
ゲスト:サラ・オレイン
ソプラノ:マリア・カツァラヴァ
フルート:アンドレア・グリミネッリ
管弦楽:東京ニューシティー管弦楽団
コーラス:東京合唱協会
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「思い立ったが吉日」がモットーなわたし。
いきあたりばったり、風まかせ水まかせな人生だけれど
思い立ったら行動あるのみ!
というわけで、
想うところあり、思い立って独学で(おカネをかけずに)試験に挑み
昨年秋に保育士資格を取得しました。
(思い立ってから、吉日どころか三年もかかりましたが!)
嫁いだ家業をおろそかにすることなく
両立できるようなシゴトはないものかと
20年以上振りに職安へ。
(つい職安と言ってしまうけれど
今の呼び名はハローワークですね)
思い立ってハローワーク。
たまたまよいご縁に恵まれ、あれよあれよという間に
かわいいかわいい園児たちに「せんせ~い」と呼ばれながらも
「ん?アタシか!」と、いちいちココロで確認しつつ
こどもたちと過ごすたのしい時間をこころから味わっています。
週に数日・数時間のみ「せんせい」に変身。
50歳・新米先生の時間は、なにもかもがあたらしい勉強です。
ザッブ~ンと飛び込んだ、あたらしい場所。
あたらしい道への最初の一歩。
人生 思い立ったが吉日。
どこからでも スタートはきれるもんです。
・・・ってところを 誰よりも背中で見せたい相手は・・・
何といっても、人生足踏み状態の我が次男坊なのでありました。
(17歳・通信高校休学中^^;)
人生風まかせ~♪
行き当たりばったり、出たとこ勝負もアリです。
自分の中の声をたいせつに
自分なりのペースで
こころのおもむくままにね~!
ニュースの伝える熊本の現状。
続く余震。被災地に降る非情な雨。
ああ、なんで・・・ と画面を凝視していたら
突然ぷつんとTV画面が消えた。
振り返ると娘がリモコンを手にしている。
「みてんのに~」と言うわたしに
娘が一言 「おかあちゃん、泣くでしょ。見ない方がいいよ。」
我がムスメ。。。
いつのまにか成長したんだなあ。
その配慮は、わたしの涙に敏感な娘ならでは。。。
彼女は、ものごころついたばかりの頃
わたしが泣いているとタオルを手に飛んできて
自分の役目とばかりに、そのちいさな手でわたしの涙を拭いてくれていた。
母を亡くしてぼろぼろに弱っていたわたしを、彼女はよく覚えているのだと思う。
そして、四年前に親友を亡くした時にも
「おかあちゃん。おばあちゃんのことがやっと大丈夫になってきたのに
また最初からだねえ・・・。」と しみじみとつぶやいた彼女。
当時9歳のむすめに、また別の意味で泣かせられたっけなあ。
泣いたり怒ったりげらげら笑ったり、
そのまんまなオトナらしくないお母ちゃんでごめんよ。
でもね。かなしい時にはおとなだって我慢ばかりしないで
泣いたほうがいい時もあるんだよ。
我がむすめ、それだけは十分すぎるくらい母から学んだことであろう~!
熊本・大分の余震。どうか収まって。と何ものかに祈ります。
そして、
「それでもちゃんと知ること、想うことが大事なんだよ」と娘には告げたのでありました。
モノヅクリはわたしのライフワーク。
どんなときでも 時計も見ずに てしごとに熱中して過ごす時間は
わたしをニュートラルな状態へと戻してくれる。
かなしいことが起きたときも
キモチの置き場所を変える手伝いをしてくれたのは
モノヅクリの時間だったような気がする。
自分を持ちあげる方法はひとそれぞれです。
この季節、道端で揺れるオレンジ色。
この花の名前を初めて知ったのは去年のことだったかな。
おはなに詳しい写真家mさんが教えてくれた。
「ながみひなげし」
今年もそこかしこに。。。 っていうか、近年爆発的に増えているような気がする。
10年前くらいには、ぽつんぽつんと見かける程度だったから
人が植えた花だと思っていたくらい。
こんなに至る所で揺れる姿をみるようになったのは、この数年のことじゃないかな。
可憐な姿がだいすきなんだけれど・・・
在来種にとってはもしかして脅威の花?
とはいっても、外来種だから雑草!って引き抜く考え方には賛同しかねる。
花に罪はないよね。知らぬ間に日本へ連れてこられただけ。
精一杯自分の時間を生きているだけ。
在来種VS外来種のモンダイも大事なのだろうけれど・・・。
互いに地球を共有するイキモノ・・・
植物も動物もヒトも、自分の持ち時間を奪われることなく
たいせつに全うできる世の中であったらいいですね。
うちのイシガメのかめおも
すっかり冬眠からお目覚め。
夢をみた。。。
外国のリゾートみたいな陽射したっぷりの大きくて美しいプール。
誰もひとのいないそのプールの中を
カメが一匹、優雅に泳いでゆく。
スーイスイ と気持ちよさげ~。
目覚めてから
「かめお」が夢でわたしにうったえかけてる??
のかもしれないと
たっぷりの陽射しの下、ささやかなプールをつくって
かめおを泳がせたのでありました。
リゾートとはいかないけれどね~
かめおが満足してくれたのかどうかは・・・なぞです。
水面に反射するヒカリだけは夢を再現できたかな。
一点モノのBAGや革小物を思いつくまま~に制作して早10年余り。
雑貨屋さんにも少し置いていただいているのだけれど
次のイベントに向けて、しばらく置かせてもらいっぱなしになっているBAGを
一度引き上げようと 行ってみると・・・
ふしぎなもので、連れて帰ろうと思っていたBAGたちが
その日とその前数日間でぱたぱたと嫁いで行ったという。。。おもしろいなあ。
雑貨屋さんの店主が言うには
それぞれの作家さんご本人が来店されると作品が途端に動く、ということが
よくあるのだという。。。いやあ、おもしろい。
自分の手からうまれたモノたち。
みえない回線がちゃんとつながっているのかな。
引き上げられちゃう!! と、慌ててヨメに行ったのかな??
ひとつひとつ
こころを込めて作り上げた てづくりのBAGたち。
よいご縁に恵まれて、どなたかのお気に入りになれたら・・・
バッグたちも、そしてつくり手もこの上ないシアワセです。
モノにもココロ。。。
ふしぎなものです。
今日も店番しながらミシンを踏みます。
さあ、どんなんできるかな~!
国立にて。
埼玉県狭山市「稲荷山公園」にて
先日「みどりのクラフト」展が行われ、すてきな作品を眺めに行ってまいりました。
てづくり仲間のkさんmさんに
kさんのおともだちおふたりも合流して わいわい遠足気分。
すてきなてづくりもの。
ちゃんとおいしいたべもの。
ゆったり まったり こだわりの「良質ないいもの」って
なんだか 急いでない。 まさにスローライフなんだな。すてきだ。
そしてみどりの新緑の木々。そよぐみどりの風。
「目の前にあるシアワセ」 をしみじみとありがたく感じる時間でした。
購入した「佐々木ふみえ」さんの素朴でしっかりおいしいお弁当を
芝生でひろげる。
おとなのピクニック♪ こういうのちょっと久しぶりでたのしかったなあ。
いい作品に刺激を受けて(?)
わたしの「ものづくり」もイベントに向けてスローリーにダッシュ!?です。
生きている地球。。。
その上に間借りして暮らしてるニンゲン。
大自然のチカラには ただひれ伏すしかないのだとしても
ひとりひとりのココロの中の大きなエネルギーを信じて
ささやかな日々をたいせつに生きたいものです。
プレートの重なり合う地震列島。日本中いづこも同じ。
どうか鎮まって。 とただ祈ります。。。
熊本の皆さま・・・
こころのなかで見舞い申し上げます。
災害はいつでもどこでもやって来る時は予告なし。
日本中、忘れたわけじゃなくても
気持ちが緩んだころにこうしてやってくるんだ。。。
せめて 冷たい雨がふりませんように。
年に2度、仲間と開催しているハンドメイドのイベントももうすぐ。
先日打ち合わせで集合したお宅は
無添加てづくり石けんを創るともだちOさん宅。
打ち合わせの後、彼女のつくったおいしいご飯をいただく。
さすが無農薬無添加にこだわるナチュラリストOさん~。
きちんとおいしいシンプルなご馳走に
カラダもよろこびます~。
おいしかった~。
きちんと暮らす。丁寧に暮らす。
イイカゲンでテキトーなわたしには、まったく足りないものであります。
しっかり足元固めなくちゃね。
反省とともに発奮!です。
きれいなヤマブキがたくさん咲いてる。
黄色い花がハッと視界に入ると
なんだか途端にパワーが湧いてくる。
母がすきだった黄色い花。
空からエールを送ってくれてるのかな。
そうだ いつの間にかもうフリージアの季節。
母が一番すきだった黄色いフリージア、買いに行こうっと!
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに
しづこころなく はなのちるらむ
中学時代の文芸部で
毎日百人一首のかるたとりをしていたお蔭で
わたしの中には 百人一首がねむっている。
はるのひに
なつのひに
あきのひに
ふゆのひに
季節を感じるとわたしのどこか奥の方から
ふわふわと
いろんな一首が浮かんでくる。
(全部は思い出せないけどね~)
ニホンゴって
つくづく うつくしい。
娘がともだちから借りてきた百人一首を巡るマンガ「ちはやふる」。
このマンガで、今更ながら本式のかるたとりを知った!
わたしたちのは簡略式??だったのか?
今映画化もされて大ヒットしているこのマンガ、とってもおもしろい。
改めて短歌の良さにワカモノが触れるのはすごく良きことだなあ。
「しづ心なく花の散るらむ・・・」
さくらを眺めながら このところココロに浮遊していたこの歌。
今読んでいる「路傍の石」にもちょうどこの歌が出てきてびっくり。
偶然のさくら。偶然の一首。おもしろいなあ。