時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

こどものじかん

2016-11-28 | essay

こどもの時間って つくづく 小気味いいほど自由自在だ。

今、現実の世界に居たかと思うと
突然、次の瞬間には、想像の別世界に飛んでいる。

ざぶーん と海に潜っていたり
猫になってみたり、はたまた、お次は電車になったりする。

我が家でも三人の子を育てはしたけれど、
親目線とは違って、保育者目線で大勢のよそのコドモを俯瞰から眺めていると
これまた新鮮な別の世界が見えてくるからオモシロイ。

こどもってひとりひとりの持ち味が合わさるとまた別のものが生まれるものだ。
シゴト先の園児たちも、日によって違う世界が出来上がり、
それぞれの摩擦効果でオモシロイ世界が繰り広げられたりもする。

こどもだけの遊びの世界ってすばらしい。

この前も、園児たち数人が
教室の中で小さな子ども椅子を繋げてトンネルにして
椅子の下をもがきながら順番に進んでいくのをみて
「yちゃん、頭ぶつけないようにね~」と声をかけたら、

「だめえ!せんせーみないで!今 地面の下なんだからせんせいからはみえないの!」
と、椅子の下から真剣な顔。
うふふ そうか、地下のトンネルなのね。ごめんごめん(笑)

かわいいなあ。
こどもの世界ってこれだからすきだ。

どっちかというとわたしも コドモ寄りのオトナなので
きみらのキモチはよ~~くわかるよ。
入れてもらいたいくらいなんだけれど、こどもだけのワールドを邪魔しないように
こっそりと、微笑ましく見守りつつ
その純粋さと可愛らしさに日々ココロをピュアに洗ってもらっているわたしくであります。
ありがたいことだなあ~^^ 


大きな船。

2016-11-27 | essay





きれいな銀杏の木の黄色が目に飛び込んできて
あ、そうか。まだ秋だっけ?? なんて 不思議に想う。

突然の、一日だけの雪景色のおかげで
季節が行ったり来たり。なんだか何かに化かされているみたいなキモチ。

あの季節外れの関東の雪も、紐解いてみれば地球の温暖化の仕業なのだそうだ。

地球の、世界の調子がなんだかおかしい。
ハード面も、そしてソフト面も。
みんなで乗ってる大きな船。
長持ちするよう、そして心地よく過ごせるよう
イキモノみんなでたいせつにしなくちゃねえ・・・。
なかなかムズカシイことだけれど。


記憶の録画メソッド

2016-11-25 | essay

ふしぎな夢をみた。

誰かと一緒に幼い頃の映像を観ている。
8mmフィルムみたいな古い映像を現代のモニターに映し出して観ているような感じ。

幼いわたし、若い母。。。
「みてえ、若い時のお母さん、めちゃカワイイわあ」と誰かに話してる。

若い母が穏やかに微笑んでる。しあわせそうな笑顔。

昭和40年代、一般家庭で録画できるのは8mm映写機くらいなものだったのでしょうけれど
高価そうだし、持っている家庭は少数だったのではないかな。

亡き母の若い頃の映像など、わたしも持っているわけはないので、夢のなかで観ていた映像は
わたしがこころの中にだけ映し出せる、母の古い記憶なんだなあ。。。

どなたか、「記憶」を映像化して録画するメソッドを発明してくれないかしら。
そうしたら、自分のものだけの記憶を「映像」として子どもたちにも見せてあげられるのにな。

それに、将来年老いて自分の記憶が曖昧になった時には
それを観ることで、スッキリ快晴の空みたいにそのままの気持ちを思い出せるかもしれない。

わたし、つくづくヨクバリなビンボー症だ。
たいせつな想い出も記憶も全部なくしたくないんだなあ。。。


それしにても、ころころと笑う若い「おかあちゃん」・・・懐かしかったなあ。


冬眠前

2016-11-23 | essay



うちのかめおくん。そろそろ冬眠。
昨日は、思いがけないぽかぽか陽気に
近所の公園まで日光浴へ。

我が家には、秋から立春までお日様がほとんど当たらないので
生き物にはちょっと酷な環境なんだなあ・・・。

冬眠前最後の日光浴さんぽ。
喜んでいたのかどうかはナゾですが
初めての場所にちょっと戸惑いつつも思いのままに闊歩しておりました。

関東は今夜から、なんと54年ぶりの積雪!との予報。
かめお、お日様に当たっておいてよかったなあ~。


夏の日のボク。イシガメかめおです。
平穏なニッポンを祈ります。 
・・・と申しております(?)


電球みたいなひと

2016-11-20 | essay

近頃ちょっとサボりがちなジム。

久しぶりに顔を出したレッスンで
「あら!?あなた、久しぶりじゃない~!」とフレンドリーに声をかけてくださるご婦人が。

この方は、わたしより20年も先輩。
ジムに於いても、人生に於いても!

誰にでもフレンドリーなこの女性。
そのひとが居るだけでいつでもその場がパーッと華やぐ。まるで明るい電球みたいなんだな~。

素晴らしいなあ!
わたしもこのまま20年運動を続けたら
彼女のようなパワフルでスレンダーなおばあちゃんになれるのかしら??

あんなに華やかな発光源は、きっとそのひとの持って生まれたものでしょう。

わたしもせめて豆電球くらいには、いくつになっても発光していたいものだなあ~。




インコとみかん

2016-11-19 | essay



みかんがおいしい季節になりましたねえ。

我が家では、箱買いしてもあっという間に底がみえてきます。

ニンゲン以外にもみかんダイスキなヤツが・・・このこたち。

ほとんど互いに接近しない二羽ですが、みかんは仲良く一緒についばみます。

動きが早過ぎて撮れない!

ビタミンCは風邪予防に最適。きっとニンゲンもトリも同じでありましょう。



もうすぐ10歳のセキセイインコ、ふーちゃんと
もうすぐ8歳のオカメインコ、シェイク。共に長生きしておくれよ~と祈ります。


みえない回線

2016-11-18 | essay

ひとを想うとき、そのひともまた同時に
こちらに想いを送ってくれているように感じることがある。

それは、いきているひとでも
また、もういきていないひとでも同じこと。

亡くした親友のムスメのkちゃんと時々逢って
一緒に街を歩いたりゴハンを食べてお喋りしたりする。
kちゃんの弟Yくんは大学とバイトが忙しくて暫く会っていない。
あいたいなあ~と kちゃんと話していると
何故か不思議なことにYくんから連絡が入る。

今までにも似たようなことが何度も。

空の上からきっと
こっちとあっちのみえない回線を操作して
アノ子が繋げてくれているんじゃないかな。

想いはみえないから
みえない相手にもきっと届く。
わたしはそう思うんだ。

みえない回線。
みえないココロ。みえなくても存在するものって
ほんとはいっぱいあるんだよねえ。


オランダのモダン・デザイン展

2016-11-16 | 展覧会・アート のこと





先日、ともだちKさんと初台で待ち合わせて
「オランダのモダンデザイン ルートフェルト/ブルーナ/ADO」展へ。

初台の駅に降り立つのはいったい何年ぶりのことだろう。
オペラシティの建つ前、
ここには長期間放置された廃墟(東京工業試験所という国の施設)があって
仕事でこの辺りを通るたび、中に入ってみたいなあと思っていたものだ。
いつの間にやら、今ではすっかり近代的な建物に生まれ変わり、
新国立劇場やギャラリー、オフィスなどの複合施設となっている。

で。オランダのモダンデザイン展、面白かったです。
ルートフェスト設計の、直線的な建物、1924年のものとは思えないほどモダンで近代的。

そして、ミッフィーちゃんでお馴染みのブルーナさんのイラスト。
カワイイものばかりではないのねえ。
60~70年代頃のミステリー本の装丁、ブラック・ベアシリーズも
なんとも魅惑的です。

木のおもちゃ、ADOのシリーズもかわいくて魅力的。

オランダのモダンデザイン展は2016年11月23日まで!
建築物好きさん、ミッフィー好きさんはお見逃しなく。


満月前夜。

2016-11-14 | essay

 

今夜(2016年11月14日)の満月は1948年以来68年ぶりの巨大さなんだそうな。
でもしとしと雨が降ってる。

昨夜、店のシャッターを閉めていたら、見るともなしに視界にぐんと入ってきたお月さん。
確かに、明るい。
近頃天体好きなムスメと、ちょっと暗い路地まで行ってスーパームーン前夜のお月見。
薄いベールをまとったお月さんは、なんとも神秘的。

1948年以来かあ・・・
戦争が終わってまだ三年足らずの夜空。
混沌とした街の上にも
こうして大きなお月さんが同じように輝いていたのね。
スーパームーンなんてコトバなど誰ひとり知ることもなく
いつもよりも一際大きく、明るく輝く満月に
希望の明日を祈るような気持ちだったことだろうなあ・・・。

2016年、超・満月前夜に。


自然の色と、ヒトの作った色。

2016-11-13 | essay



自然の中のピンク色ってなんてきれいなんだろう・・・ってこの頃改めて思う。

去年の冬のセールで、破格値だったからって何を血迷ったのかムスメ用に買ったピンクのダウン。
それはまさにこういうピンク色。

でも当のムスメは全然着てくれない。もったいないから、わたしが着ようか~。
自分も子どもの頃からピンク色の服には全然縁がなかったものだから、羽織ってみてもどうも落ち着かない。

自然の色。ヒトの作った色。
ココロへの入り方がこうも違うものかと とってもふしぎだ。


季節のグラデーション

2016-11-12 | essay

蔦のはっぱの微妙なグラデーション。キレイだなあ。すきだなあ。


歩道橋の下を通って、ふと見上げたら、ここにもツルがどこまでも張り付いて伸びていた。

すごいなあ・・・生きるチカラ。 

じっと見てたら、地図のようにも、毛細血管のようにも、はたまたシナプスのようにもみえてきた。

生命力。蔓延るチカラ。たくましいなあ。

今、漢字を変換して改めて気づいたけれど、「蔓延る(はびこる)」って漢字、
蔓(つる)が延びると書くんだね。
はあ~~コトバって奥深いなあ。


世界がひっくり返った日。

2016-11-10 | essay

これがアメリカ民主主義の選択。予測不能な世界。

TVに映し出される抗議デモ。
そして、トランプタワーの前に並べ停められたたくさんの大きなダンプカー。
まるで鉄のバリケード。
こんなものが必要になる次期大統領って。。。


まるで
先日観た展覧会「杉本博司 ロストヒューマン」の
世界の終わりのシナリオのひとつを地で行くようで・・・・怖ろしい。

不透明で不穏な世界だけれど、
世のうねりにただ飲まれるのではなく
冷静な目と柔軟なココロを失わないようにしたいものです。。。


「杉本博司 ロスト・ヒューマン」東京都写真美術館

2016-11-08 | 展覧会・アート のこと

思い立って東京都写真美術館へ。
気になっていた展覧会「杉本博司 ロスト・ヒューマン」
気がついたらもう今週末まで!



《今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない》
この言葉から始まる33のシナリオ。

シナリオごとに、古美術や歴史的資料などを並べたインスタレーション作品。

それぞれのシナリオを辿るごとに、虚構と真実が入り混じっていく。
本当にあったことを回顧しているような気持になってくる。

「人類に永遠が保証されているわけではない」
わかっていても考えないコト。

アイロニーに満ちた33のシナリオは現代人への警鐘。

とても考えさせられる展覧会でした。


杉本博司 ロスト・ヒューマン は2016年11月13日まで!
リニューアルオープンした東京都写真美術館にて。

 


おとなになってもわくわくすること。

2016-11-06 | essay



ひょんなことから知り合ったHちゃん。
いろんなことを乗り越えて、のみ込んで、ちゃんと前へ向かって
ぐんぐん進んでく彼女からすてきな報告が!

かねてから思い描いていらした「雑貨屋さん」を
とうとう開店することに!

夢の鍵を手に入れて
開店準備真っ最中~~。

何だか勝手ながらこちらまでワクワクしてきちゃうなあ。
遠く、四国の地のHちゃん。ワクワクって、とおくても伝染するんだなあ。
自分の足で踏み出す新しい一歩は、おとなになるほど勇気がいること。Hちゃん、あっぱれです!

わたしの密やかなひとり旅計画の行き先は・・・四国に決まりかな!
たのしみが またひとつ 増えました♪♪


メッセージ♪

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