時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

お稲荷さんの日向ぼっこ

2021-01-23 | essay

近所の神社へ娘と初詣。
ここは近年あちこち改修されてゆき、裏手にひっそり佇んでいたわたしのすきだった小さな祠もなくなってしまった。

そこに鎮座していた小さなお稲荷さんたちはどこへやられてしまったのだろうと心配していたら・・・
発見!!

新しく立派に建てられた祠の側で、みんなで日向ぼっこ。

ずっと日陰の祠にいらしたお稲荷さんたち、これからはたっぷりの太陽も雨も雪も楽しむことが出来るのね。

心なしか、のびのびとしたご様子になんだかホッとしたのでありました。






「彼らは世界にはなればなれに立っている」太田愛著

2021-01-22 | 本 のこと

「彼らは世界にはなればなれに立っている」
太田愛著

太田愛氏の最新作を読んだ。

今までの作品とは趣が異なると聞いてはいたけれど、物語に入り込むまで見知らぬ別の著者のファンタジーを読んでいるかのよう。。。

けれども、読み終える頃には他作品と同様に太田氏の言わんとするところの共通項がしっかりと見えてくる。

「大多数の人にとっては、考えるよりも、信じるほうがたやすい」

この言葉がとても刺さる。

ひとりひとりがちゃんと自分のこころで考えること。

どんな時代に於いても
どこの土地に身を置いていても
とてもたいせつなことだ。

それにしても。
この物語は
正直言って、とても哀しい。

とてもものを考えさせられるけれど、どこまでもやるせない。

これまでの太田愛氏の作品を好む読者の中でも好き嫌いが大きく別れると思う。

個人的には…
素晴らしい作品だと思うが、こころが弱っている時に読むのはお勧めできないかな。


あの彼ら3人が登場するシリーズの新作を待望す!!


すきなことがたくさんあること。

2021-01-20 | essay


いろんなことに好奇心旺盛なわたしに、亡き母がよく言っていた。

「すきなものが沢山あるのは
しあわせなこと。」

すきなもの
すきなこと
有りすぎて困るくらいだ。

写真を撮ることも
そのひとつ。

ふいに袖を引かれる光景に出会うと
撮らずにはいられない。

袖を引かれているのに立ち止まれなかった。。。という時、
その光景は目に焼き付いて
しばらく惜しい気持ちが拭えない。

写真を撮ることは
流れる時間を切り取ること。

わたしは、止めることの出来ない時間を取って置きたくて撮るのかもしれないなぁ。

ただの自己満足でも全く構わない。

ココロがしたいことを、
できるのにしないで生きるのはもったいない。

すきなもの
すきなこと
こころのままに。
できるうちに。





安野光雅さんの絵

2021-01-16 | 本 のこと



子どもの頃、図書館に行くたびに安野光雅氏の「ふしぎなえ」「ふしぎなさーかす」を時間を忘れてゆっくり眺めることがだいすきでした。




そして、ドレミファブックの挿絵にも飽きることなく見入っていたものです。

わたしの空想癖は、子どもの頃に夢中で見入っていた安野さんのふしぎなだまし絵の影響も大きいのではないかな、と思います。。。


大人になってからは、古本屋さんで安野光雅さんのいろんな絵本に出逢うたび、ほくほくした気持ちでたいせつに胸に抱いて持ち帰りました。

先月94歳で亡くなられていたと知り、久しぶりに絵本棚から安野さんの本を出してきました。

またゆっくり眺めようと思います。

心よりご冥福をお祈りいたします。

たくさんの夢を
ありがとうございました。


小鳥たち

2021-01-14 | essay



ヨリミチ公園で小さな声で囀るメジロたちに遭遇。

咲き出した白梅の蜜を飛び回りながら忙しそうに吸っている。

小さな小さな小鳥たち。
自由に飛べていいね。

公園に建つ大きな鳥小屋から
セキセイインコたちの鳴き声が聞こえる。

メジロたちの飛び交う姿を前に
彼らの鳴き声が
自由を切実に訴えかけているように聞こえてしまうのだった。。。

「ことりやのとりさん、かごからでなさい うたいなさい・・・」
子どもの頃の童謡をふいに思い出す。


「詩」と「歌詞」の立ち位置

2021-01-12 | essay


万年dreamerなわたしから生まれたのに
我がムスメはとてもcoolだ。

わたしがユメみたいなことを
口走ると、
「ポエマーか!」とツッコまれてしまう。

世の風潮的に「詩」的なものは、
気恥ずかしいモノみたいに隅っこに追いやられ過ぎている気がする。

唄の「歌詞」はwelcomeなのにね。

歌も「詩」も、夢想も思想も、みんな根っこは一緒。

ヒトのココロから生まれたものだもの。

わたしは立原道造の詩もすきだし、谷川俊太郎氏のファンだ。

それでも
たとえば米津玄師の歌を聴いて、その歌詞にどきっとする。

素晴らしい「詩」だ。

彼は貴重な現代の詩人である。

若いヒトたちも「詩」をバッサリ斬らないで
柔軟なキモチで
いろんなコトバに触れてみてほしいなぁ。

と、思うのである。



カモのスケーティング

2021-01-11 | essay

氷上をよっちらよっちらと歩いてるカモたち。

おっと、滑りそう!
かわいいなぁ。
笑っちゃう。


憂鬱で、ため息でちゃうこと
そりゃあいろいろあるけれど

ウレシイコトだけ数えて進もう。

もうずっと前にそう決めたから、明るいミライのシナリオだけしか準備しない。

そのためには、ちゃんと地面に足をつけてジブンができる最善のことを臆せず実行する。
それだけ。

あとは、祈るのみ?





たちどまる

2021-01-10 | essay

「STOP」サインにヒカリが差し込む。

ウィルスが分かつヒトのぬくもり。

国家権力の暴走。

または、国家の無力さの露呈。

危機の前で見えてくる様々な綻び。

立ち止まって
きちんと向き合うチカラを。



見極めの季節

2021-01-07 | essay
先日、TVのさわやか日本百景でうつくしい海中映像を見ていたら。。。
昔々小学生の頃、転校前の担任の先生から届いた絵葉書を思い出した。
きれいな魚の泳ぐ海中写真の海外からの絵葉書。

「おとなになったら、Mちゃんももぐってみてごらん。きれいですよ。」ってな文章が添えられていた。

その時、大人になったらわたしもこんな海に潜ってみたい!絶対ダイビングをしよう!と強く思ったことも思い出した。

しか〜し、これまでダイビングのチャンスはなく素潜りだけで現在に至る。

たまたま縁がなく
やっていないこと。
まだまだいっぱいある。
とっくに大人になってるけど。

もう出来ないってわけじゃない。まだやっていないだけなんだよね。

先日ともだちと話していて、
互いに一生に一度はスカイダイビングをしてみたいと望んでいることが発覚。

旅に出られる世の中になったら、ふたりで飛びに行こうと約束を交わした。

生きているうちにしたいこと。出来ること。

身体が動くうちでないと出来ないこと。

いろんなことを見極める時。

このコロナ時代、身動きはとれないけれど、想像はどこまでも自由。

今のうちにこれからの未来予想図を描いておこうかな。

今日から再び「緊急事態宣言」
今まで通り予防に努めつつ、より気持ちを引き締めていこう。





こころのなかの深い森

2021-01-05 | essay
こころの中に森がある。

人生50数年生きてきて
すきなもの
すきなことの種が
こころに根付いて
いつの間にか育って大木になる。
そんな、すきなものだらけの森だ。

すきってものは
理由なんてない本能的なものだから
すきだと感じたものは
わたしの場合、どうやら
こころの中にずっと住み続けるらしい。
そして、年齢を重ねる毎に
枝葉を広げ生い茂っていくのだ。

それは「ヒト」も同じ。
出会ってここちよいと本能が感じたニンゲンは、男女問わずずっとすきだ。
だからわたしのこころにはたくさんの住人が暮らしている。

現実には何十年も会っていなくとも彼らはわたしのこころに生きている。

そのうちの多くのヒトにとって、わたしは忘却の彼方の影法師でしかないであろうことも十分承知している。
それはそれでいい。

ひとのこころは ひとのもの。

現世に生が在る無しにかかわらず、わたしはわたしのこころの森の中でいつでもその人々に逢える。

深い深い心地のよい森を育てることが出来たのは、今まで出逢ったヒト、モノ、すべての経験のお陰である。

これからもわたしは
わたしのこころの森を育てていくのだろう。

種を植え、ヒカリを届け、雨を注ぎ
芽生えに歓び、枯れ木を慈しみながら森を歩くのだろう。

もしかしたら

ひとりひとりのこころの森こそが、タマシイの正体なのかもしれない。。。


そんなことを
起き抜けの布団の中でぼんやりと考える。

まどろみながら勝手にふわふわと廻る思考。。。

それはジブンの思考なのか、どこからか漂い流れ込む思考なのか?

わからなくてもいいや。






冬の朝の布団の中の心地よさ。この出たくないぬくもり。
これってもしかして
ヒトならだれでも知っているかつて居た場所、母のおなかの中と同じ感覚なのかもしれない。。。

なぁんて、寒くて出たくないだけか(笑)






すこやかな一年でありますように

2021-01-04 | essay



あけましておめでとうございます
初日の出みたいな画ですが
2日の日の入り(笑)
遠い富士山も、澄んだ冬の空気の元ではとても近く見えますね。
関東平野はまさにフラットな平野なんだなと実感いたします。
今年も今までと同じように
目の前の今の時間を慈しみつつ新しい一歩を踏み出して行きたいと思います。
自分のこころの風通しのために始めたブログ「時間のしずく」を読んでくださりありがとうございます。
振り返れば2009年の書き始めから早くも13年の月日が経ちました。
ジブンのキモチをコトバに置き換えることは、わたしには必要な思考方法のようです。
拙いわたしの文章を読みにきてくださり感謝しております。
いつの間にかgooブログにもInstagramのような機能ができていたようですが
これからも元のまま書きっぱなしスタイルでいきたいと思います。(^^*)
気が向いた時に読み流しにいらしていただければ嬉しいです。

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2021年がどなたさまにも健やかな一年でありますように。

本年もよろしくお願い申し上げます。

時間のしずく time drops
miko

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