時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

「谷川俊太郎 絵本★百貨展」へ

2023-04-30 | 展覧会・アート のこと
これは、おみやげにいただきました。詩が書かれたトイレットペーパー!
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」へ。

平日の夕方にお邪魔したこともあり、がら〜んとした館内に静かに浮かぶコトバと絵。
フシギな空間でありました。

谷川さんの気配を濃く感じる。。。
(声も聞こえてくるしね)

靴をぬいで床のソファで寛いで聴く「もこもこ」の谷川さんの朗読がとても心地よかったなぁ。
オトナ数人だけ、という状況だったからか、静かでフシギな異空間。。
コドモもいる時間帯だと、それはそれできっとたのしい空気が漂うのだろうなぁ。

この本、長男が小さい頃によ〜く読み聞かせていた。
あっという間にオトナになっちゃったなぁ。。。としみじみ感じ入るわたし。

谷川さんのコトバは魔法みたいにいろんな絵に溶け込む。

現在オトナになったわたしたちも、コドモの頃からいろんな場面で谷川さんのコトバに慣れ親しんできたわけで、わたしたちのからだの中にも知らずに谷川さんのコトバが浸透して溶け込んでいるんだな。

小さい頃だいすきだった月火水木金土日のうたや、怖かった「うちゅうせんぺぺぺペラン」のお話など、わたしは繰り返しドレミファブックで谷川さんのコトバを浴びて育ってきた。
中学生くらいから谷川さんのたくさんの詩に触れて現在に至る。

今のコドモも同じように
こうしていろんな絵本で谷川さんのコトバにまみれてオトナになっていく。。。
すばらしいことだなぁ。

御年91歳の谷川さん。
以前対談講演を一度、対詩LIVEを一度、聴きにお邪魔した。
少年のような笑顔と柔らかな物腰でキラッと光るコトバを生む谷川さん。
是非またお話を聴きに行こう!


「谷川俊太郎 絵本★百貨展」は
立川市 Play Museumにて
2023年 7月9日まで開催中。







アーティゾン美術館「アートを楽しむ」を父と観る

2023-04-29 | 展覧会・アート のこと

すきな一枚
モネの「黄昏」

旧ブリジストン美術館の頃に2、3度観たこのすきな絵を
車椅子を押しながら父と観るとは。。

先月、父が昔の会社のOB会に出席するため急遽大阪から車椅子で上京し東京駅近くのホテルに一緒に一泊。
(色々と段取りに四苦八苦したが)

隙間時間にしばらく来れなかったここの美術館へ。

昔、東京時代に父も時々来たと言っていたことを思い出してここを選んだ。

これもモネ。

モネはなぜか海の絵のほうがわたしはすき。
休憩スペースで父を撮る。
アーティゾン美術館に生まれ変わって、とても開放的になったような。
お隣は今大掛かりな工事をしていて空間が広がっているからか陽の光がとても心地よい。

一度いいな、と思った絵って
ふしぎと覚えているものだ。
このコローの牛の絵も何年も前に見入っていたことを思い出した。

ルノアールを見上げる父を眺める。

アートがすきなのは、父の遺伝だったのか?


現在、また大阪で入院中の米寿の父。
強運の持ち主の父は、何度も危機を乗り越え驚異的な復活を遂げている。
今度もきっと大丈夫だと信じている。

孫たちを大阪万博に招待するよと豪語していたから、きっと約束を果たしてくれることだろう。

よろしく!














ぺんぺん草に想うこと。

2023-04-18 | essay
一所懸命生きてるうちに、
気が付いたら50代も終盤に近づいてきた。
それでも、少しも変わっていないところもいっぱいある。

例えば、中学生の頃と同じように、J.D.サウザーの「The Last In Love」をヘッドホンで聴く度になんだか胸の奥の背中の方がざわざわして涙が出そうになっちゃうとことか。
ぺんぺん草をみるとシャラシャラ鳴らしてみたくなるとことか。
大きい雲を眺めていると乗って歩いてみたいとつい思ってしまうとことか。
練乳チューブをこっそりチュルチュルとなめちゃうとことか。

自分が産んだ3人のコドモたちがみんな成人して
わたしはとっくにオトナなのになあ。
ジブンでも呆れるくらいドリーマーだと自覚している。
自覚できていればまぁいっか。

良くも悪くもこれがジブンだから仕方ない。
まだまだいろんなことが道半ばで、これからもっと極めたいことや挑戦したいことも一杯あるのにわたしの持ち時間で果たして足りるのか?とかふと考えたりもするけれど、先を憂いでもしょうがない。

人生出たとこ勝負。成るように成る。
なるようにしかならない。

今日も、今日をだいじに呼吸しよう。
早く目覚めた朝は早く着替えてちょっと歩いてこようか。

散歩道のあの角の家のモッコウバラもきっと満開だ。


(ヨリミチ公園のヒメジョオン)



それぞれの30年

2023-04-16 | essay
それぞれの30年。。

20代前半を過ごした熱き会社仲間の同窓会を敢行。
年明け早々に4月の土曜の日にちだけ先に決めて企画。

30数年経っても集まれる会社仲間なんてそうそうない。
小さな出版社だったけれど、濃い時代を共に過ごしたサークルみたいな会社だった。

もう今は形はないからこそ
人と人とがより繋がっていられるのかもしれない。
今回はそれぞれの繋がりを手繰り寄せて声を掛け合い、22名にもなった。
残念ながら連絡の取れなくなっている人も多数。

集まった三分の一くらいの人はまさに30年以上振り!
その他数人以外はコロナ禍前のバーベキューが最後だったから軽く5年は経つのか。。。

歳と共に時間が加速している。これって気のせいじゃない!

こうして、元気に生きて顔を合わせることができただけで
しあわせだ。
あの頃20代〜30代だったわたしたちももう50代60代のアラ還のオジサンオバサンだけど、
喋ると昔のまま。ココロ年齢は自分次第だと改めて実感した。

それぞれ別の道を征く皆がとても眩しく、そして誇らしい。
ジブンもジブンらしく
己の道を征こう!とチカラが湧いてくる。

ひととひとの縁、これまでもそしてこれからもたいせつにしていこう。

今回都合がつかなかった人もいることだし、生存確認のために定期的に集まろうということに決まった。
あったかい仲間、ありがとう〜!


(ブレてるくらいがちょうどいい笑)








インスピレーションの源

2023-04-13 | 展覧会・アート のこと
我知らず、いろんなものから制作のインスピレーションを日々もらっている。

先日美術館で観た、想像膨らむホルス像の台座。
そこからインスピレーションをもらって作った本革コラージュ。
たまにはこちらのアカウントにも作品を。

ちょっとかわいくなっちゃったので、渋めの革でブックカバーに仕立てました。

裏側はしずくモチーフ。
台座にちょこんと残るヒトの足と、がっしりとしたハヤブサの脚!魅力的だ〜。

護られ感でたかなぁ〜。






視える生命力

2023-04-11 | essay
ほんのたま〜に
パキッと5時台に目が覚めた時だけ朝の散歩へ出かける。

澄んでいる朝の空気。
まだ朝の空気は冷たいけれど、このあと良く晴れそうな青空の始まり。
メタセコイアもぽにゃぽにゃの若葉を吹き出してキミドリイロに煙ってる。

ついこの前までカラカラの裸ん坊だったユリノキも星のような形の葉っぱがわんさか!
みどりは、目に見える「生命力」!

たっぷりエネルギーいただきました。
ありがとう〜





JP TOWER MUSEUM インターメディアテク

2023-04-08 | 展覧会・アート のこと

この像、やたらとわたしの想像力を刺激してくる。
古代エジプトのホルス像の台座のみ。

先月、立ち寄ったKITTE内にあるJP TOWER MUSEUM「インターメディアテク」
気になりつつも今まで足を踏み入れたことがなかった場所。
ここは、なんとも素晴らしい!!今まで何故入らずにいたのだ、わたし!!と問いたい。



こちらもホルス像。
インターメディアテク、「日本郵便と東京大学総合研究博物館の協働による入館料無料のミュージアム」とある。

素晴らしい学術標本やら時代がかった珍しいいろいろなモノがたっぷり展示されており、余った時間にちょっと立ち寄ったつもりがガッツリ見入ってしまった。

開館十周年記念特別展示
「極楽鳥」も開催されており
鳥の剥製や、鳥のジュエリーアートのうつくしさにため息。


KITTE、出来たばかりの頃から時々立ち寄っていたけれど、なんともう10年も経つのね。
それにしても、ここを「美術館」と認識できていなかったわたしって。。と反省するも、
もっとどど〜んと「美術館」(しかも無料!)と分かりやすく表示していただけたら、より沢山のひとが入るでしょうに。と余計なお世話なことを思ってしまうのでありました。

今度は、この美術館を目当てにちゃんと時間をとって訪れよう!と思います。。




KITTE 4階 旧郵便局長室。
ここからの東京駅の眺めは最高。ちょっと休憩もできるお気に入りの場所。








うぐいす

2023-04-07 | essay

この、開いたの見たことない鉄扉の向こうの森で
ウグイスが鳴いている。
この木の上の方からも声だけ聞こえる。

ホーホケキョ。
カタカナの音通りに
ホー
ホケキョ
思えば、春しか聞こえないってことはウグイスも渡り鳥ってこと?なのかなぁ。

姿がみたいものだなぁ。







5分の使い道

2023-04-06 | essay

久しぶりにこんなに大きなフワフワ雲を見た気がする。
季節が変わったのね〜。

仕事前のヨリミチ5分。

公園の緑の空気にキモチもからだもリニューアルしてもらってから、仕事場へ。

このヨリミチ5分のおかげでわたしの中のスイッチが入れ換わり、全力でコドモたちに向き合える、ような気がするのです。

たかが5分されど5分!




近代建築画家さんの個展といとしきDoor

2023-04-02 | 古い建物 のこと

近代建築好き仲間の友人に誘ってもらって、
近代建築画家コジマユイさんの個展へ。
「絵で見る東京近代建築の魅力」
すきな建築物だらけ〜

中でも大好物な黒田記念館の階段のアイアンの絵もあって感激。。

作家さんと少しお話でき、ここの階段の始まり(或いは終わり)のくるりんがいいんですよね〜!と共感!
これ、すきなヒトに初めて逢えた〜


黒田記念館は耐震工事前の姿は蔦に覆われてもっと趣きがあり、横手にあったドアはわたしが今まで見た中で最も美しいと感じるドアなのでありました。
いまでもあの時間の積もったドアに会いたくなります。
というわけで、過去のブログから写真を探しだしました。
やっぱりいいドアだ〜。


2010年頃の耐震工事前の黒田記念館の姿です。

この蔦と煉瓦、最高のコンビネーションでした。。。

煙突の天辺まで蔦に覆われる姿をまた見れる日が来ることを願っています。


コジマユイさんの個展
Gallery TK2(馬喰横山)にて
2023年4月9日まで開催中です。

近代建築好きさん、必見です!


まちあるき、すてきなカフェ。

2023-04-02 | 古い建物 のこと


puukuu食堂(ミナ ペルホネン)

ようやく、友だちと気軽に街歩きが出来るようになってきましたね。

革の仕入れに浅草橋に行ったあと、馬喰町で友人と待ち合わせてアチコチへ。

puukuu食堂、私は入るの初めて。カフェ通の友人、どの街へ行ってもいいカフェに誘導してくれます。ありがたやー

窓の木の絵は皆川明氏作だそうです。

窓のカギの可愛さに見惚れます。
壁の板がフシギ。
甘酒寒天にレーズンあんこが乗ってるおやつ、とてもおいしかった〜。

このカフェの入るアガタ竹澤ビルはレトロですきなビル。
10年位前にすきな写真家の展示を観に行ったのが最初でした。もうそのギャラリーは移転されてなくなっちゃいましたが。

ミナのshop「elava」が入ってからは時々目の保養にお邪魔しています。

自由にすきなところへ行けるって、しあわせなことです。
しばらく満喫しときましょう。

このまま感染者数が増えることのない世であることを祈って。


(アガタ竹澤ビルの階段)



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