心友だったアノ子の代わりに、せめてわたしにできること・・・。
アノ子の娘のKちゃんの、来年の成人式の振り袖選びに付いて行った。。
成人式の振り袖は、一年前からレンタル予約をするのが現代の主流らしく、
この日が初日だった予約会は、朝から親子連れで大賑わい。
「ママの代わりに一緒に見て。」って誘ってくれて わたし、うれしかったよ。
アノ子が亡くなって五ヶ月・・・。
気持ちの上ではママの代わりのつもり。何ができるわけでもないんだけれどね。
たくさんのいろんな色の振り袖を前に、
「アンタなら、どれって言う???」 と、こころの中でアノ子に問う。
残念ながら、降霊のワザは持っていないけれど(!)
自分の目と、アノ子の目の二刀流で品定め。
「これ、渋くていいなあ! でも、アノ子なら、古くさいって言いそうだ。」とかね。
あれもこれも、と何枚も何枚も羽織らせてもらって、全員一致で素敵な紫系の振り袖に決定。
最終的には、もちろんKちゃん本人が決めたのだけれど、
これは、絶対アノ子も選びそうだよ。 やっぱり空から交信してきた??
ほとんど口を出さずに見守っていたパパ氏も一押しの一枚。
決まったあとで、「ママならどれって言うかな・・・ってそればかり思っちゃったよ。」と、ポツリ。
パパさん・・・。以前と変わりなく見えるし、職業柄いつもしっかりしていて
ちっとも弱音を吐かないひとだけれど、
アノ子を喪って、彼こそちっとも平気じゃないはず・・・。
二人の出逢いからずっと彼を知っていたのに、
この頃改めて、このひとの本当の強さと優しさを知ったような気がする。
Kちゃん。来年二十歳かあ・・・!
可愛い赤ちゃんだったのも、幼稚園に上がったのも、中学の制服も、
ついこの前だったような気がするのに、いつの間にか振り袖の似合う素敵な女性になったんだなあ。
晴れ姿の前撮りも楽しみだよ。
おばちゃんは、こころから、あなたのしあわせを祈りたいです。