時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

木々の社会性

2018-06-22 | essay






空や木ばっかり眺めていたら
気づいてしまった。

木にもちゃんと
パーソナルスペースがあることを!

冬、葉を落とした木々が
枝がぶつからないように、互いが互いを気遣いあって腕を伸ばす様子に、なんだか密かに感動したものだが
春が過ぎ、葉が繁り出してもやはり互いにスペースを取りながら枝葉を広げている。。。

つくづく、自然って素晴らしいなぁ。

「種の保存の為」という一言ではくくりきれない、なんというか木のこころみたいなものの存在が溢れもれてくる。

互いを気遣う温かなこころ。
森羅万象に宿るもの。

ニンゲンも自然の一部。
おもいやりのこころを決して忘れぬよう。。。。。

木々の社会性を見習いたいものであります

NIAGARA TRIANGLE VOL.2

2018-06-17 | MUSICのこと



久しぶりに凄く聴きたくなったのだけれど、カセットテープしか音源をもっていないことに気付いた。

でも、もうこのコンポのテープ機能はアヤシイ。。信用ならない。

あんなにすきだったアルバムだもの、今更だけど買おう。とクリック。CDだけどね。

「ナイアガラ トライアングル vol.2」

1983年。友達からレコードを借りてテープにダビングした。
80年辺りから洋楽にどっぷり傾倒していたものの、このアルバムだけは別格だった。

大人な日本の音楽にすっかりやられてしまった。

高校三年生の春。
夢だけ食べて生きてるような、思い出してもふしぎな透明感のある時代だ。

このアルバムは大瀧詠一、杉真理、佐野元春の3人のアーティストによるミックスアルバム。

先月、久しぶりにママレイドラグのライブで、田中さんの透明感のある大瀧詠一似の歌声を聴いた。

きっとそれがこのアルバムを聴きたくなった引き金。

いいものは変わらない。
なんと35年という歳月が経っても全く色褪せないおんがく。。。

このアルバムの中のある曲を聴くとひとりのクラスメートを思い出す。
彼もこのアルバムがすきで、このインストゥルメンタル盤をテープに録ってプレゼントしてくれた。

いつも爽やかで誰にでも優しくて中性的な彼は、誰からも好かれるとてもいい子だったのに、二十代、急な病で亡くなる。。。

会うことがなくとも、生きていたならどこかできっと素敵な大人になっていたに違いない。

アルバムを聴きながら、
透明感のある彼と、あの時代を懐かしく思い出す夜なのでありました。。。

Niagara Triangle vol.2
すきだった方は、ぜひご発掘ください。





コトバのヒカリ

2018-06-16 | essay



幼稚園で、園児たちと過ごしていると
たくさんの微笑ましいコトバと遭遇する。

自分の子どもたちが小さい時もそうだったけれど
子どものコトバには、その時、その年齢ならではの独特なヒカリがある。
そして、時に何度も思い出しては「フフフ。」と笑ってしまうものも。。

先日、5歳男子の園児が、お友達の2歳の妹のことを、
「ちーちゃんは、本当に本当にかわいいね!犬みたいにかわいい。」と
大きな声でココロから誉めていた。

「犬みたいに」という形容詞は、5歳の彼の中で至上最高の可愛さを表すものなのだろう。

かわいくて、可笑しくて、何日経ってもふっと思い出しては 「フフフ。」
この先、わたしは、そのちーちゃんを見るたびに彼のコトバを思い出してしまうことだろう。
ふふふ。

 


雨のつぶ、睡蓮の葉っぱ。

2018-06-14 | essay



睡蓮は、その花ももちろん美しくてすきだけれど
葉っぱの存在感がものすごくすきだ。

雨上がり、雨粒をまとった葉っぱのなんというかわいらしさ。

自然はうつくしい。

身近な自然からたくさんのことを教えられる。

ほんの数十分の遠回り。
ほんのちょっとの寄り道を自分に許そう。

どうってことのない、けれども、実はかけがえのない豊かな時間になったりするものだ。

 

 


ツバメの背中

2018-06-12 | essay



ツバメをみるたび
ふしぎな気分になる。

「親指姫」を思い出すからかな。

「幸福な王子」を身近に感じてしまうからかな。

どんどん世の中が無機質な未来へと進むなか、
街の中の「野生」「自然」をひどく頼もしく感じてしまう。

いつまでもこうしてツバメが帰ってこられるよう、ニンゲンも努力しないとね。


The Monkees 「GOOD TIMES!」

2018-06-09 | MUSICのこと


14歳、15歳のわたし。

1980年、あの空前絶後の稀有なモンキーズリバイバルブームからなんと遠くまで来たのだろう。

みんなで熱病のようだったあの日々。

後にも先にも、あんなに夢中で「ファン」だった日々はない。

学校を抜け出してフィルムコンサートへ出掛けたあの夕暮れ。

ライブチケットのために真夜中の六本木を補導の目をかいくぐって逃げ惑った長い夜。。

どれもこれも思春期のいい思い出。

若い時に、なにかに心底夢中になるってとてもたいせつなこと。

今こうして遠くから眺めると、いい経験だったなぁとつくづく思う。


モンキーズと出逢ったお蔭で洋楽のトビラが開いたわけで。。

モンキーズの中で一番すきだったマイク・ネスミス
Michael Nesmith

彼の歌はあれからずっと、今でもわたしの精神安定剤的役割をしてくれている。

先日、図書館のCDコーナーで、モンキーズの見慣れぬジャケットを見つけて手に取った。

なんと2016年、モンキーズ50周年記念の新譜がリリースされていたのだ~。

知らずにいたとは、
もうファンとはいえないなぁ。。

マイクの歌はやっぱり今もいい。

「I KNOW WHAT I KNOW」にしんみり。。。

もうすっかりシルバー世代のマイク。

どうかお元気でいてほしい。。

叶うことなら、一度でいいから彼の生の歌を聴いてみたいものだなぁ。












車窓から。

2018-06-02 | essay


新幹線の車窓から、ぼんやり眺める6月始めのみどりの景色。

大阪からの帰り道はいつも
ぼんやりとものを想いながらただ風景をみているのがすきだ。

一瞬で通り過ぎる風景も
見知らぬ誰かの人生の舞台。

白い雲を映す水田。
いくつもいくつもどれも同じようにびゅんびゅん飛んでいくけれど、
あの整然と並んだ早苗はひとつひとつが、どこかの誰かさんが精魂込めて植えたもの。。。


人生で何度往復したかわからないくらいのこの線路。

知らずにきっと
同じ田んぼを、同じ山を、同じ家屋をわたしの目はみているのかも知れない。

交わることのない人生でも
刹那、わたしの目にわたしのココロに飛び込んでくるフシギ。。。









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