幼なじみって呼べるようなともだちはいない。
一番古いともだちでも、小学4年生の時に出逢った子かな。
その後も何度か引っ越したので、
いわゆる「地元」と呼べる場所がない。。
気づいたら、結婚して移り住んだこの土地が
いつのまにか人生で一番長く暮らす場所になっていた。
そして、産まれた時からここで成長してきた子どもたちにとっては
ここが「地元」なんだなあって、当たり前なんだけれど、
改めてこの頃しみじみ思う。
赤ちゃんの頃からの公園友達もいつの間にか一緒に中学生となり。。。
道でばったり「○○ママ!」って声をかけられて
振り返ると、もうすっかり背も抜かれて
見上げるように大きくなっているあの子がニコニコ微笑む。
体育祭で息子が幼なじみの女の子と笑って喋っている姿を
遠くから見ながら、あのふたり、1才や2才の頃も
キャーキャー笑いながら追いかけっこしていたよなあ…
なんてしみじみ思い出したり。。。
同じ土地で長く暮らすってこういうことなんだね。
大きくなっていく近所の子どもたちの姿を見るのが
こんなに楽しいなんて知らなかったなあ。
継続的に同じコミュニティーに暮らすって
面倒なこともあるけれど、近年初めて
根を下ろす安定感を知った。
赤ちゃんの頃、ビニールプールで一緒に遊んだり、
転がって一緒にオムツを換えてた女の子が、
街中で、カレシと手をつないで歩いているのを見ちゃった時は
おばちゃん、すご~くフクザツな気持ちになっちゃったけれど
こうして、そう遠くない未来にも、誰ちゃんがお嫁に行くとか、
誰くんに子どもが生まれたとか、見聞きしながら暮らして
ゆくのだろうなあ。ちょっと密やかな楽しみ。
まわりの子どもたち、みんなが無事に大きくなって
羽ばたいていけるよう、おばちゃんはそっと見守っていたいな。
うちの男子中坊は、学校の様子を何にも話してくれないので、
元公園仲間の女の子の、気の合うママ友たちと時々会って情報収集。
子どもが大きくなった分、いつの間にか自分たちも
マダ~ムなお年頃になっているのよね。
全然変わらない気分なのにね~。
母親業13年、子どもと共に少~しは成長したかな~?