時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

簡易的リラックス法

2020-10-29 | essay


木はいいねぇ。

ここのメタセコイア並木はスコーンと空までのびてなんとも気持ちが良い。

大きな木って眺めているだけで
ちまちましたことはどうでもよくなって、ココロまでのびのびとしてくるから不思議だ。
ありがとう。

わたしの簡易的リラックス法であります。

こういうキレイなヒカリが写真に写り込むと、何かいいことありそう♪




最初の1ページ

2020-10-27 | 本 のこと

暫く前に古本市で手に入れておいた小林秀雄著「本居宣長」

機が熟し(?)やっと読み始めました。

小林秀雄先生のファンになってから、少しずついろんな作品を読んできましたが、集大成とも云われるこの「本居宣長」は、私にはとても高い山の様に感じ、まだ早い と仕舞い込んでおりました。

このほど長男が家を出たことで、母として子どもたちの成長に改めて直面している気持ち。。。

人生の新しい局面の始まりに少し寂しさをも感じるこの頃。
完全に子離れする時が来たんだなぁ。。。

何故だか、仕舞い込んでいたこのズッシリと重くうつくしい装丁の「本居宣長」を手にして読み始めたいと思い立った訳であります。

子離れには関係ないけれど、
今の私には必要な時間なのだろうと思われます。

他の読みたい本と並行して
ゆっくりゆっくり
一日数ページのペースで読もうかな。

あたらしいはじまりです。




妖怪的植物ゴンズイ

2020-10-25 | essay


世の中には夥しい数の生き物や植物の種があり、わたしたちが実際に遭遇するのはそのほんの一部なんだなぁ、と近頃えらく実感している。

数年前に、この場所で初めて出会った「ゴンズイ」という名の植物。

この不思議な不思議な実は一度見たら忘れられない。

だって
凄く妖怪的。
あっちにもこっちにも真っ黒な目があるみたい。

薄目を開けてるのなんてもうホラー。

大きく開いたのは可愛いといえば可愛い。
それにしても凄くインパクトがある。

ぜひ見つけて体感してみてください。この妖怪感。

実はおいしいのかなぁ。
小鳥は食べにくるのかしら。
知らないことがいっぱい。
人生一生学びです。





遅れてきた紫陽花

2020-10-25 | essay




遅咲きさん。

もう11月に手が届くくらいなのに、どうしたんだろ?
めっちゃ遅咲きの紫陽花に遭遇。

たった一輪だけ立派に咲いている。
寂しそうに見えないのは、一輪だけでも、集合体的な花だからかな。

そして、わたしは早咲きよりも
遅咲きさんに思い入れがある。
のんびりマイペースな方がすきだからかも。

自分も自分の子どもたちもほぼ早生れだからかもしれないな。
応援したくなっちゃう。








メランコリック・ヒーロー

2020-10-24 | essay



雨の街角、独りぼっちでうつむくひまわりに出会った。

一生懸命に葉を付けてどんどん大きくなって、やっと咲いてみたら、いつのまにやら夏は過ぎ、もう秋も深まっていた。。。

という感じなのかな。

こんなに哀愁漂うひまわりに初めて会った。
こんなに背の高いひまわりにもね。

まだ暖かい日もあるよ。
晴れたら顔を上げて遠くを眺めてね のっぽさん。

柿だけど、オレンジ色

2020-10-20 | essay


ぴかぴかの秋晴れ。
久しぶりにこんなに青い空を見た気がする。

ついこの前、暑さにうだっていたはずなのに
いつの間にやら柿もこんなに鮮やかなオレンジ色に!

・・・オレンジ色と言いつつ、
なんだか違和感があるのだなぁ。

柿なのに、オレンジ。

うーん、だいだい色と言い変えてみても、橙はミカンの仲間よね。

色の名前って時に不便。
梅なのに、ももいろ とかね。
ぞうなのに、ねずみいろ とかもね。

オレンジじゃなんだか柿に申し訳ない
。柿色とでも呼んでおきましょか。

それにつけても、すこーんと爽やかな秋晴れでありました。

ココロ穏やかにまいりましょう。





空のさざ波

2020-10-19 | essay



さざ波のような雲をみた。

近年、ゆっくり秋を感じる間もなく冬が始まってしまうように思う

ニッポンの美しい秋はいづこ?

ハナミズキの葉も色づき始めました。

赤い実も もう生り始めています。

怒涛の2020年もあと少しでラストスパート。

ゆっくりいこう!



よるのひかり

2020-10-17 | essay



雷門前のガス燈越しの隈研吾氏設計の浅草文化観光センター。

時代が違うのにこんなにマッチした景観は流石。
隈研吾氏ってすごい。

よるの仲見世通り、がらーん。



息子のアパートに荷物を運んだついでに、夫とふたりでちょっと寄り道。
平日夜の浅草、ひと気もまばら。
ちょっとお茶して旬の栗スイーツをひとくち。

あの小さかったこが巣立つ歳になったんだもの。
自分らも老けるはずだー。

地に足をつけつつ、自分らもまだまだがんばらなくちゃな。





フクロウとユメ

2020-10-12 | essay
ユメをみた。

通りがかったツバメの巣が
もうギュウギュウ詰めで、いよいよ巣立つ時なのか、ぽんと飛び出してきた。

おっと!大丈夫なのかと慌てて駆け寄ると、
道に着地したのはなんと
ペンギンのコドモ。てくてくと歩いていく。

間髪入れず、ふわぁと舞い降りた次の子は大きな羽根を広げたフクロウだ。

心配無用。
ちゃんと翔べてよかったと眺めているわたし。

なんて単純なわたしの脳。
想いと夢は直結している。

いよいよ長男が初めて家を出て一人で暮らすことになった。

少し前に会社に近い街にさっさとアパートを契約してきた彼。

住民票を移したと聞いた晩に、そんなユメをみるわたし。

とうとう巣立ちなんだな。

社会人になって3年目。
もう彼はおとななんだもの。

「家を出てみないと、親の有り難さなんてなかなかわからない。早く独り立ちしてほしいものだ。」なんて豪語していたわたしだけれど、、、

こんなに複雑なサミシサは
はじめてだ。。。
母として初めてのことだもの子どもの巣立ち。
わたしもあたらしい経験だ。

といっても電車でたった一時間ちょいの彼のあたらしい街。

必要な物しか持っていかないし、置いていく水槽の世話をしに戻るというし、
ハハはおセンチな気持ちはほどほどに胸に納めてキミの成長を誇りに思うこととしよう!

ユメでみたフクロウみたいに大きく羽根を広げて世の中を渡っていくのだよ。

いつまでも、どこにいても、君はわたしのたいせつなコドモです。





だいだい色の絨毯

2020-10-11 | essay
木の下一面、だいだい色に染まってた。



近づいてみると、咲き落ちた金木犀の花。
雨のせいか、もうすっかり香りは去ってしまっている。

見上げると大きな木から
ひとつ、またひとつ
ぽろん、ぽろんと降ってくる。

ここは時々訪れる場所なのに、こんなに立派な金木犀が立っていることにまるで気付かずにいた。

ふしぎだな。
わたし、花の頃に来たことがなかったんだな。
あの香りに気付かない訳がないもの。

落ちた花たちは
まるで星屑のよう。

つぎの花の時期には
忘れずにここへ来よう。





「罪の声」塩田武士著

2020-10-09 | 本 のこと


「罪の声」塩田武士著

かつて日本中を震撼させた
グリコ森永事件。

昭和最大の未解決事件に焦点を当てたこのミステリー、かなり読み応えのある作品だった。

当時、子どもの声が脅迫に使われたということをわたしは覚えていなかったけれど、この小説は、この事実を元にストーリーが膨らんでいく。

子どもを巻き込んだ犯罪だったことに改めて末恐ろしさを感じる。

フィクションであってフィクションでないような臨場感。。。

なかなか、こんな作品はないのではないかな。

映画化もされて、もうすぐ公開らしい。

本を先に読んだ作品の映画ってあんまり観たくないのだけれど、
これはちょっと観たいような気もするなぁ。



わたしのすきなヨリミチ芙蓉さん

2020-10-08 | essay
わたしのすきな
ヨリミチ芙蓉さん。

これから咲くこもいたのになぁ。
綿毛を飛ばして、すっかりカラカラになった姿もすきなのになぁ。

公園管理上仕方がないのか。。。

去年よりずっと早く、スパッと伐られてしまった。
かわいそうに。






1日前の姿たち。

今日のヨリミチにて。

ざんねんだよ。。。

また、春に会おう!
待ってる。



生きるチカラ

2020-10-04 | essay


自然界の造形に目を向けると、つくづく美しいなぁと感心する。

生け花の手習いの経験はないので否定するつもりはないけれど、花はただそこに逞しく思いのままに咲いている姿が一番うつくしいのではないかな。

すっくと背を伸ばして
残り陽を臨む後ろ姿。

人の庭では疎まれる「雑草」も、空き地ではなんとのびやかに生きていることか。

勝手に雑草と呼ぶのはニンゲンだけ。
これが彼らの本来の姿。
自分の生を全うしようと正直なだけだ。

ニンゲンもたまには見習って、生きようとするカラダのチカラに耳を澄ましてみることも大事なんじゃないかな。



お月さんとサルスベリ

2020-10-01 | essay


中秋の名月

おお、さすがに眩しい!

ライトアップされた百日紅の花も負けじと激しく眩しい。


こっちのほうがやわらかいね。

娘とお月見さんぽ。

こんな なんでもない夜も
いつか遠い先に
懐かしく想うのかな。
なんておもう、ハハでありました。

名月の横で赤く光る金星もとてもきれいでした。



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