ゆめって、つくづくフシギだ。
行ったことのない国にも足を踏み入れられる。
砂漠の国にいる夢をみた。
難民の子ども達をケアする任務に就いているらしい自分。
任務期間終了の為、黒いナイロン製の大きなバッグを荷造りしながら
この旅をこれで終わりにしたくない ってそばにいる誰かに話している。
またきっとここに戻る!って息巻くわたし・・・熱いなあ。
こんなに熱いキモチ、夢じゃなく現実でも必要だねえ!
夢の中の別の自分に喝を入れられた気分。
現実のわたしも・・・がんばりまあ~す。
ゆる~い自分にちょっと気合が必要かな。
青空に、かわいいももいろ。
今年もこうして、きれいなももいろを目にすることができたことをありがたく想う・・・
そんな一日があってもいいかもねえ。
時間が廻って今年もまた開く花は
同じように見えるけれど、本当はひとつとして同じじゃないんだよね。
花を見上げて、たいせつなひとたちが元気であることに感謝する。
遠くても近いひと。
近くても遠いひと。
ふと思い出す懐かしいひとも
みんな同じ時間を生きているんだなあ。。。
梅は満開を過ぎ、あとひと月もすれば桜の出番です。
「としょかんライオン」ミシェル・ヌードセン作 ケビン・ホークス絵
2007年岩崎書店発行
この絵本は、こんな図書館ホントにあったらいいなあ~と
夢の拡がるお話。
図書館は子どもの頃からとてもすきな場所。
こんなライオンいたら毎日通っちゃうなあ。
絵本って、つくづく
あったかいなあ。
この本は、たまたま本屋さんで見つけて気に入って
トラやライオン好きな次男坊、当時9歳の誕生日プレゼントに購入したもの。
本の裏に私が記した日付がある。
思えば、9歳って小学校3年生かあ。
他にも彼の希望の贈り物を買ったはずであろうから(多分DSソフトとかね)
ほぼ、自分が欲しくて買ったんだなあ、きっと。
絵本って、絵本にしか持てない何か特別な時空がある。
それは子どもにとっても、オトナにとっても同じ。
やさしいキモチを思い出せる「としょかんライオン」、おすすめです♪
バラライカの生演奏を聴くのは、とてもとても久しぶり。
ご縁あって、この度初めての 北川翔氏率いる「北川記念ロシア民族楽器オーケストラ」特別公演へ。
バラライカの音色、だいすき。
なんでなんだろうなあ。「すき」に理由はないもんねえ~。
きっかけは、二十歳の頃に観た「ドクトルジバゴ」なんだけれどね。
映画「ドクトルジバゴ」でバラライカを知ってから、
どうしても弾いてみたくてバラライカを探し求め、
23歳位から数年、故北川つとむ先生の教室でバラライカを教えてもらった。
(結婚・転居を機に教室を離れてしまったけれど。。。)
北川翔氏は、三代続くロシア音楽一家、北川先生のご子息。
今やロシアのコンクールで優勝する腕前をお持ちの、日本を代表するバラライカ奏者。
当時、確かまだ小学校低学年だった北川翔さんと先生の親子共演の舞台を
微笑ましく眺めたのはついこの前のことのようなのに
気がつけば、あれからしっかり約四半世紀の時間が経ったのね・・・。
「バラライカと言えば、「月は輝く」だと思うんですよ」とおっしゃって
ソロで「月は輝く」を弾く姿が、先生にまるで生き写しで、とても驚いた。
確かに経ったはずのこの四半世紀が一瞬にしてくるっとひっくり返ったみたいで
なんともフシギな空気にひとりタイムスリップ・モードに。
そうか。目の前の息子さん、わたしの記憶の中の先生とほぼ同年代なんだなあ。
道理で重なるわけだ。
先生の前で緊張しつつ「月は輝く」のパートを
一所懸命練習していたあの頃の自分のマボロシが目の前に現れそう。。。
いやいや、そんなわけはなく、あれから確かに積もったこの20数年。。。
いつかまた教えてもらいたいな・・・と思っていた先生は
残念なことに若くして亡くなられてしまったし、
演奏会を楽しみに聴きに来てくれたわたしの母ももうこの世にいない。
あの頃は一人暮らしのオンナノコだったけれど、
今はニンゲンを3人この世に送り出したオカアチャンだしね!
しっかり積もった20数年を目の前にずっしりと感じつつ、
バラライカ、ドムラ、グースリ・・・ロシア民族楽器の哀愁のうつくしい音色に
こころをフレッシュにリニューアル!してもらえたような演奏会でありました。
またぜひ聴きにいきたいなあ♪
←バラライカは三角の弦楽器・弦は三本です♪
偉人の、ためになる言葉だけをイイとこ取りして羅列した本って
本文を読まずに後書きだけ読んで読書感想文書いちゃうような・・・(そういう子いたよね)
本来の作者に申し訳ないような・・・
そんな気持ちがして読んだことがほとんどなかったんだよねえ。
ところが、息子が祖母からもらってきた本、しばらく前にベストセラーになった「ニーチェの言葉」を
ぱらぱらと読んでみたら
これがまた、なんともスルスルと とてもイージーにココロに入ってくる。
難しい本をじっくりと読むのもすきだけれど
イイとこ取りして読むのもこれはこれで時短になっていいのかも~。
だって、自分の持ち時間は永遠じゃないもんね。
数年前、自分のカラダのとある精密検査で、シロかクロかの医師の診断を待つ数日間、
頭をよぎっていたのは、子どもたちの成長をもう少しみていたいと強く思ったことと
まだ読んでない本がたくさんある!! という焦りだった。(幸い、シロでしたが^^;)
読みたい物語系の本はのんびり読むことにして、
ためになる書物や学びたい知識の本は、このように端折ったイイとこ取りの本もアリってことなのね。
(もちろん、これから哲学を学問として勉強するひとは、きちんと全文を読まなくちゃね!)
「ニーチェの言葉」を読むほどに思うけど、
ニンゲンって、生きていくことが既に哲学なんだなあ。
だって、なんだか当たり前なコト言ってる。(すみません)
十代くらいで読んでいたなら、きっと「へえ?ふうん、そうなん?」ってな感じかも。
長く生きてきて(と言ってもたかだか50年の若輩者ですが)たくさんの実体験を重ねてこそ
ニーチェの言うコトバを「ホントそうやなあ!」とか「そうは思わないなあ。」とか
自分なりにココロと肌とで感じとることができるような気がする。
(ニーチェはこれらの言葉を一体何歳の時に書いたのだろう・・・という疑問が湧いてきますが。)
そうか。ニンゲンはだれでも生まれながらの哲学者。
思うことを「コトバ」として上手に記すことのできたひとが
著名な「哲学者」として名を残すことになったのかも。
ニーチェさんのコトバにいろいろものを想わされているこの頃であります。
哲学する猫?(ムラーノ島にて 1994年)
いやはや~~!
おもろい。
めっちゃおもろい。
先日、映画「セトウツミ」観ました。(川越スカラ座にてサイレント映画と同日!)
わたしにはめずらしく、現代のワカモノの邦画です。
一緒に観に行ったのは、大阪出身のkさんとその二十歳のムスメちゃん。
この映画の原作漫画を「めちゃオモロイよ」と貸してくれたので
読んでみたら、即どハマリ~。笑うわ~。
ふたりの大阪の男子高校生「瀬戸」と「内海」が、放課後の時間つぶしに
川辺でただただずっと喋ってるだけ というシチュエーション。
なんてことないハナシをしてるんだけれど、そのまんま漫才の舞台か~ってくらいオモロイ。
ニュートラル状態で構えずに観られて、あっはっはと笑えちゃう心底たのしい映画です(^^)
ああ、たのしかった~!原作漫画も超オススメです!
先日、川越スカラ座にて行われた弁士・伴奏つきサイレント映画上映会。
小津安二郎監督の「大人の絵本 生れてはみたけれど」を鑑賞してきました。
弁士はハルキさん、ピアノ伴奏は新垣隆氏。
あまりに自然な伴奏に、生ピアノだということを途中からすっかり忘れてしまうほど。
90分間、ずっと声色を七変化しつつ喋り続ける弁士のハルキさんも、お見事!あっぱれです!!
昔ながらの弁士・伴奏つきサイレント映画、たいへん貴重なすばらしい体験でした。
子どもたちの無邪気ながらもシビアな世界の物語もとても味わい深く、
そして、昭和7年当時「東京郊外」だったという蒲田周辺の田園風景がなんとも見モノでありました。
小江戸・川越の街中で、うわ、サクラ!?
早咲きの河津桜に出逢いました。
ソメイヨシノと違い、濃いピンクに力強さがあります。
それでも、まだ3分咲きってところかな。
寒い冬もあと少し!
しっかり凌いでがんばりましょう。
例年の9倍という、過去にないほどの降雪の続く鳥取。
鳥取は、亡き母のふるさと。
わたしにも、こころのふるさと。
従妹に皆の無事を確かめる。
メールで送られてきた家の前の写真は、まるでどこかの豪雪地帯。
どれが車でどこが道路かまるきり不明の雪の世界。
どうか早く、一刻も早く、青空が広がることを念じます。
水の面にユラユラと
時間だけが揺れている
空気に溶けて浮かぶコトバを
探してみるけれど
上手くみつけられない
きっと そこでもここでも コトバは
ただ待っている
見つかろうと見つかるまいと お構いなしに。
梅の花がちらほらとほころんでいます。
梅は、満開よりも咲き始めの頃がすきだなあ。
この まるい蕾がかわいいんだなあ。
カラッカラの関東平野に恵みの雨を~~・・・と思いきや、雪予報。
梅の蕾たち、雪に折れたりしないようしっかりなー!!
「さっき」と「今」の境。
1メートル先の未来。
生きとし生けるものすべてに
タイムリミットがあることを
私たちはみんな、じゅうぶんすぎるほど知っているのだけれどね。
「今度」でもなく「後で」でもなく、今をちゃんと味わって過ごしたいものです。