図書館で「ぬいぐるみおとまり会」という貼り紙を目にした。
ん?なになに? と、立ち止まって読む。
子どもたちが自分のたいせつなぬいぐるみを図書館に連れてきて
ぬいぐるみだけを図書館に(!)泊まらせる。
それだけでも十分魅惑的なのに、
なんと、夜中の図書館で、ぬいぐるみたちがおはなし会をしたり、図書館探検をするのだそうだ。
そして、後日ぬいぐるみを迎えに来た子どもたちに
その様子の写真がプレゼントされるということ。
えええ~~わくわくするわ~~~たのしそうだなあ。
わたしが子どもだったら、いえいえ、子どもたちが幼いころだったなら
これはぜひとも参加したいなあ!
わたしにも積年たいせつにしているくまのぬいぐるみがいる。(実はいろいろいる)
「この子 30歳なんですよ~」って参加させてみよか~(笑)と、
同じく図書館もぬいぐるみもすきな娘にそう言ったら、
「かわいそうなヒトだと思われるよ!」と冷笑。
冗談だってば~~~。はいはい、やめておきますよ~。
この発案、スゴイなあ~!と思ってちょっと調べてみたら
アメリカの公立図書館が発祥元。
子どもたちに図書館へ関心を持ってもらおうと開催されたのが始まりなんだとか。
近年は日本中の公立図書館あちこちでこのイベントが開催されているとのこと♪
いいですねえ。こんなすてきな図書館体験、一生忘れないでしょうねえ。
そして、そのお泊まり会の貼り紙にちいさく書かれていた一文に
なんだかホロっとしてしまった。
「あなたとはなれて おとまりできない ぬいぐるみは、さんかできません。」
ちいさな子が、自分のぬいぐるみに
「ひとりでとまれる?だいじょうぶ?」って、心配して訊ねる姿が目に浮かぶようです。
ぬいぐるみ好きなおこさまをお持ちのおかあさま、
とても夢のある企画です。興味のある方はお近くの図書館をチェックしてみてください。