時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

落ち葉と幻

2023-11-30 | essay
気分転換にスキマ時間ウォーキング。
ここの紅葉はこんなにキレイだったのか!

紅葉は空の青さと光の温度で印象がかなり変わる
正午の光は木の葉の色を最大限に引き出して輝く
積もった落ち葉を踏む音がすきだ。

小さかった長男とわたしの母が、サクサク音を立てながら前を歩いて行く幻が浮かぶ。

歩道の端の落ち葉がたくさん積もった場所をわざと選んで歩くふたり。
ケラケラと笑いながら大きく足を上げて落ち葉を蹴散らしながら進む小さな彼。
ウフフフと愉しげな母の笑顔。

祖母と孫の何気ない風景。
今はもう記憶の彼方。

今はひとり、やはり積もった場所を選んで落ち葉を踏みしめて歩く。
サクサクサクサク。

短い秋ももうすぐおしまい。
明日からもう師走なのね。
晴れた秋の日の空は本当に青い。



超絶技巧にうっとり。

2023-11-25 | 展覧会・アート のこと

三井記念美術館
特別展「超絶技巧、未来へ!」



これもあれも元は木!!
素晴らしい木彫の世界。
人の手からうまれるものの素晴らしさに只々溜め息です。

この月下美人の花弁は一枚一枚鹿の角を削って作られており、なんと水を注ぐことによりゆっくり花が開く仕掛けに!
正に超絶技巧であります。
このカラスのうつくしさにもうっとり。。。
先に骨格と筋肉を作り、鉄を叩いて羽を一枚一枚打出したものを重ね付けてあります。

それもこれも館内上映の映像で観れます。これがまた素晴らしい!必見です。

明治工芸から現代アートへ!
たくさんの若い作家さんの活躍が頼もしいです。
日本の工芸も安泰ですね!

この特別展は
2023年11月26日までです。

休日の日本橋界隈って
のんびりしていてスキ。








Daryl Hall and The Daryl's House Band with Todd Rundgren♪♪♪

2023-11-21 | MUSICのこと
お待ちしておりました!
15歳からずっとすきなDaryl Hall の来日LIVE!

「Daryl Hall and The Daryl's House Band with Todd Rundgren」
JAPAN TOUR 2023
すみだトリフォニーホールへ。

ホール&オーツとしてではなくソロ。
そして今回は同郷フィラデルフィアの積年の友人トッド・ラングレンと一緒のツアー。

いつの間にやら
ダリル77歳
トッド75歳
そりゃあ肉体的には若い頃と同じようにはいかないだろうけれど、十分エネルギッシュで声は寧ろ深みと滋味が増している!
最近の声のほうがよりスキかも。

トッド・ラングレンが1時間、ダリル・ホールが1時間、ふたり揃って数曲、アンコールも含め約3時間の贅沢で潤沢な至福の時間。。

ToddのLIVEは初めてでしたが、すきな曲はいっぱあるので感無量!若い頃よりもずっと可愛くて声もいい!

チャーリーのサックスも健在!素晴らしい演奏でした。

今頃大阪のZeppではLIVEの真っ只中ですね。

ダリルとトッドがふたりで「Wait For Me」を歌ってくれたので、わたしはもう何も望むものはありませ〜ん。

と言いつつも明後日の東京ガーデンシアターももちろん聴きにいきます。楽しみすぎる。

しあわせだなぁ〜。
ココロに年齢はない!ってことを改めてふたりに証明してもらったキモチ。
周りを見回せば、わたしたちオーディエンスもしっかり十分オトナ!
でもこのワクワクに満ち満ちた空間のどこにも「老い」のネガティブな空気は微塵もありません。
素晴らしいことだ〜。

何よりこうしてダリルが嬉しそうに演奏する笑顔を生でみれたことにこころから感謝します!

東京にまた来てくれて本当にありがとう!

Darylの独自のLIVE番組、
「Live from Daryl's House」
はネットでどなたでも観れます。
以前はサイトでしたが今はyou tubeで気軽に観れるので彼らの演奏をぜひ聴いてみてください。

いろいろたいへんな世の中ではありますが、幸せはきちんと噛み締めて味わって生きていたいとこころから思います。

ずっと欲しかったDaryl's Houseのロゴキャップをゲット!
LIVE Tシャツも記念に買っちゃいました 笑













スキマトリップ

2023-11-17 | essay


スキマ時間があると
自然の中に潜りたくなる習性アリ。

そろそろあの木は大きな葉っぱを降らせているころだなぁ。。。
真っ青な秋空を見上げたら不意にお気に入りのメープルの木を思い出して自転車を飛ばす。

なんてキレイな色なんだろう〜。
今来てよかった。

しばし、陽射しを浴びて歩く。あえて草が生い茂る道なき道をゆく。

帰りかけて、
あ!あのイチョウ並木も色付き始めているかなと、遠回り。

いやはや
遠くへ行かなくても、身近な自然はココロを洗ってくれるなあ〜。

実はこの日のスキマ時間は、義父母の洗濯機を回している間の約40分。
束の間の別世界へ〜!

洗濯機が洋服を洗ってくれている間に
陽射しと緑の空気がわたしを洗ってくれる〜。
ありがたい。

動けるうちに、
思ったときに、
スキマ時間をだいじに使おう。
買い物も済ませてダッシュ帰り。

帰ったら、足にいっぱいひっつき虫のおみやげが!!笑
そんなのも久しぶりだ。




「道をたずねる」平岡陽明

2023-11-12 | 本 のこと

「道をたずねる」平岡陽明著

最近は、ひょんなことでココロに飛び込んでくる本をあえて読むようにしている。

この本は、たまたまよその人のSNSで見掛けて気になって本屋さんに買いに行ったもの。

地図会社の調査員の人生。
地道な作業。。
正に地道に
道なき道をゆく。。。

「人はみな、自分の道をゆく英雄である。」

わたしは強度の方向音痴。地図にはあまり縁が無い。

この本は実在の地図会社が元になっているので
英雄談的に纏まっているのかと思いきや…
これはこれは。

長い人生の悲喜こもごもと、青春、老い、友情と人情、時にハードボイルドな逸話が縦横編み込まれた(帯びにある通り)胸熱なストーリーでありました。

どんな業界でも先駆者というものは並々ならぬ努力をして道を拓いていったのだなぁ…。
現在わたしたちが皆、便利に使っている様々なツールに改めて想いを馳せ感謝する良いきっかけとなる物語でありました。

地図がすきな方もそうでない方もどうぞ。




祝福

2023-11-08 | essay

ハナミズキの赤い実をみると
長男の小さい頃を思い出す。
毎日のように遊んだ公園で、この赤い実を拾っては友だちとままごとをしたり、大切にポケットに入れて家に持って帰ったりしていたものだ。
洗濯する時、彼のポケットは入念にチェックしないといつも小さな木の実や小石が隠れていたっけなぁ。

仕事前、ヨリミチした公園の赤い実を見上げながら
数日前の息子の結婚式を想う。

ゆめをみていたんじゃないかなとおもってしまうほど、
あっという間のすてきな時間。
皆に祝福される彼らの姿を永遠にみていたかったくらい。

ふたりとも本当におめでとう!
お互いをリスペクトする気持ちを忘れずに、支え合ってこれからの人生を歩んでいってください。。。

「コドモ」な時間はあっという間に過ぎていったけれど、キミはずっとわたしの大事な子どもだってこと、忘れないでいてね。


とってもキレイな花束をいただいたので、ふたりの結婚の記念にすてきな花瓶を買いました。







森をあるく

2023-11-02 | essay

秋晴れのお休み。
思い立って水天宮さんにお詣りに。
ここは、長男の御宮参りに来た場所。
ふいに思い出すってことは御礼参りに行くべきということね。

赤ん坊のあのこを抱いてお詣りしたのはもう27年前のことなのだなぁ。
御札に名前を書いていただきながら、神主さんに名前を褒められて誇らしい気持ちになったこともよく覚えている。

ぱんぱん!!
長男が無事に成長し結婚することを報告。

そして、森を歩く。
フシギなヒカリ。
11月だというのに歩いていると汗ばむほど。
この夏の異常高温のせいかまだ藪蚊もいっぱい。
そしてスズメバチにも何度か遭遇。
湿度の高いこの森はまだ夏を引きずってる。


ここは自転車で20分程で行けるわたしのお気に入りの聖域。
いい空気といい気をもらってスッキリ。

さあ、明日も良い一日にしよう!



真夜中のハハゴコロ

2023-11-01 | essay
なんともふわふわとして
落ち着かない。
長男Sの結婚式まであと数日。

約一年前、一緒に暮らすことを報告しにふたりで挨拶に来てからあれよあれよと言う間に籍を入れることを決め、今年に入ってから両家の顔合わせ食事会、結婚式の日取り決め、入籍。
まだ先と思っていた結婚式ももう目前だ。

イマドキのカップルは、ふたりですべて取仕切って式の準備を進めるので、親の出番はまるでない。
特に、上司や来賓もナシで同期や友人、身近な親戚のみで行なうことにふたりで決めたので、親としてもあまり気負わず臨めるのはありがたいような。。
親に招待状を送ってくるのも普通のことらしい。
親なのに出席に丸をつけて返送するのがフシギでならなかったが。

わたしたち親は、自分たちの着るものの準備くらいしかシゴトがない。

そんなこんなで、気がつくともう直前となった今になって俄かに緊張してきたのか、ふわふわと落ち着かない。

こうして真夜中に目覚めて眠れなくなるのも人生の一大事だということをからだが感じているせいなのだろう。

長男の小さい頃を思うとナミダが出そうで、あまり思わないようにしているジブンにも気づいている。

彼のしあわせをこころから嬉しく想っていることは間違いない。ふたりのこれからを思うとワクワクしてこころがぽかぽかしてくる。

そんな中、我が子の完全型の巣立ちをこころの何処かで寂しく思う感情にフタをしているジブンがいることもわかっている。

正にポジティブな現実逃避である。
これ、わたしの十八番だ。

でも俯瞰で見てみれば、きっと古今東西ムスコの結婚に際して世の母は皆こういう感情に翻弄されることになっているのだろう。

まあ、こころのままに。
それでよしとしよう。

お天気も良く11月にして夏日予想。
彼らの人生のたいせつな一日が皆に祝福され滞りなく進みますように。とハハはこころの底から祈るのみ!!


寝不足注意だなぁ〜
眠ろう〜眠れるかな〜笑

(午前3時半のハハのヒトリゴトでありました)




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