時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

修行は続く

2023-07-29 | essay

まだまだだなぁ ジブン。
ちっちぇーなぁ ジブン。

穏やかに生きたいと思っていても
思い掛けず様々な事象の渦に巻き込まれることがある。

そして、ジブンの感情の熱量に今更ながら驚く。

どんなことも笑ってやり過ごし、思ってもコトバにせず呑み込む技術。
そういう技をいい加減身に付けないといけないのだろうとは思う。

でも
理不尽なことを黙って呑み込み、ただ丸く収めることだけが美徳だとも思わない。

人生どこまでも修行だなあ。

ジブンの感情はたいせつだけれど、激情の渦に自分自身が絡め取られ過ぎないよう
いい塩梅ラインを見つける努力だけは怠らないようにしよう。

そしてどんな時もジブンを俯瞰から見るジブンを見失わずにいたいと
こうしてコトバにしながらジブンに言い聞かせているのであ〜る。

明日は明日の風が吹く!

今日も熱風の真夏日。
こころは熱く、頭とからだはクールにいこう!







「背中からの手紙」

2023-07-23 | essay
ふと立寄ったお店の片隅にフシギな茶封筒が並んでいるのを見つけた。

手紙小説なるものらしく
それぞれの封筒の表に
「〜〜からの手紙」とある。

いったいコレはなに??
物凄く興味をそそられて
裏に返したりまた表を見たり。

読書ともだちで、お手紙をやりとりさせていただいている北国のIさんに見てもらいたくて、吟味の上「雪男からの手紙」を選んだ。
自分には「背中からの手紙」。
家に帰ってから、何だかわくわくしながらも姿勢を正して封を開く。

「背中からの手紙」
なんだろう。懐かしいような。ちょっとほろっと来るような。。。
やられました。

クラフト・エヴィング商會の世界観を思わせるような。
とてもすきなやつです。
もっと買ってくればよかったわ〜。
今度あのお店に行ったら
多分わたしはオトナ買いしちゃうことでしょう〜!




「リボルバー」原田マハ著

2023-07-21 | 本 のこと


「リボルバー」原田マハ著。

本屋さんで引き寄せられて即買い。
原田マハ氏の本は初めて。

ゴッホとゴーギャンの複雑な関係。。
ゴッホの自死の謎。。

予期せぬ展開が面白く、早く先が知りたくて遅読のわたしには珍しく三夜で読み終えた。
ちなみにわたしの至福の読書時間はほとんどが眠る前のふとんの中。
(または遠出の電車内と待ち時間の長い病院の待合室)

夜な夜なわたしは眠る前に本のドアを開けて旅に出る。
今回もゴッホとゴーギャンがほんの短い期間共に暮らしたアルルの太陽を浴び
ゴッホ終焉の地オーヴェル・シェル・オワーズの麦畑で風に吹かれてきた。

本の中で語られる絵画の数々を脳裏に映し出しつつ読む。
不思議な疑似体験。

十数年前、小林秀雄の「ゴッホの手紙」(昭和27年発行)に古本市で出逢い熟読して以来、ゴッホの人柄には特別な思い入れがある。
そして小林秀雄の文章に魅せられて潜り込むこととなったのも、このゴッホとテオの書簡本「ゴッホの手紙」がきっかけだった。

モームの「月と六ペンス」を読んだことでゴーギャンはキライになってしまったのだけれど。。

この「リボルバー」のように史実に基づくフィクション、
そういうジャンルってオモシロイものなんだなぁ。

少し前に読んだビュッシの「黒い睡蓮」も、モネの暮らした村の史実に基づくミステリーだったっけ。

「ゴッホの手紙」再読しよう。

それにしても、ゴッホの「ひまわり」をじっくりとまた観たくなっちゃったなぁ。
損保ジャパン美術館にあるひまわりをまた観に行こうかな、とHPを調べたら、秋にゴッホの企画展があるみたい。(しばらく行かないうちに名前も変わった?)

それまで楽しみに待つとしよう!











けふの今こそ楽しかりけれ

2023-07-20 | essay

ひとのこころにやんわりと
土足で踏み込むようなヒト

気持ちを考えずにコトバを吐くヒト

とても残念に思う。。。

穏やかに生きて行きたくともそうした落胆する出来事が時に起きる

でも、V字回復は特技だ
と、自負している

わたしなら
そうはしない

わたしはそんなヒトにならないよう生きよう

傷ついて悔恨するより
寧ろそのヒトを哀れに思う

反面教師と思って受け容れよう

祖先の遺してくれた歌を
ココロで唱えて
わたしは明日をいきよう

「過ぎし世も くる世も 同じ夢なれば けふの今こそ 楽しかりけれ」

Take it easy !
わたしもアナタも!






アノ子の13回忌

2023-07-18 | essay

先日、亡くした親友の13回忌法要へ。

13回忌!なんと!
ついこの前のことにも思えるけれど、あれからそれはそれはたくさんの出来事があったのだものね。
2011年から12年目の夏。。

アノ子のふたりの子どもたち。
18歳と15歳だった彼らも今では伴侶を見つけそれぞれの場所でしあわせに暮らしている。
そしてパパさんも笑撃の新しい趣味に心血注いで、おひとりさまを謳歌している。

わたしの勝手な「世話焼きオバサン」の役目ももうすっかりお役御免だなぁ。

彼らと顔を合わせるのは、半年前のYくんの挙式以来。
こうして皆で集うのは13回忌のこれが最後かもしれないなぁ。

法事の後、あれやこれやと楽しく喋ってご飯を食べながらアノ子を想う。

「もうな〜んにも心配イラナイヨ。」
ココロの中でアノ子に告げた。

なにがどう転がっていくか誰にもわからない。人生は出たとこ勝負。

今日のこの日を、ありのままにたいせつに味わって一歩ずつ征こう。ムリのない歩幅でね。




(キミらのしあわせを勝手に祈り続けるよ。おばちゃんは!笑)




ドレミファブック☆つながる不思議

2023-07-15 | 「ドレミファブック」 のこと

ドレミファブック「ママとふたりのクリスマス」の記事を読んでお便りをいただいたのは、かれこれ10年程前のこと。
以来時々メールをやりとりしていた遠く北欧の地に暮らすCさん。

この夏、お子さんと日本に帰省されお初にお目にかかることに。

丁度開催中だったわたしの革小物の作品展におふたりで来てくださいました。

とても朗らかで賢い息子くんは既に4か国語を話す13歳。
初対面でも止まらないほど日本語で(!!)お喋りしてくれて、とても楽しい時間を過ごせました。
(このくらいの年齢の男の子は久しぶりで、息子たちの小さい頃を思い出してなんだかほんわかしてしまった〜)

近くに住んでいてもなかなか会わないひとも多いのに、遥か彼方の北欧から「ぜひ会いましょう!」とお声掛けくださったCさん。。。
ありがとうございます!!

人生にはこうして時々思いがけない不思議なご縁のサプライズが用意されていて、そのたびにわたしのこころの温度をぐんとあげてもらっています。

そして、こういう機会があるたびに亡き母がよくわたしに言った「アンタはいいひとに恵まれる運をもってる!」という言葉を思い出すのです。
(ほぼ暗示がかかった!?)

ひととひとの縁というものは本当にフシギ。
ひとつひとつの繋がりをありがたく温めてたいせつにしたいとこころから思います。

ドレミファブックがだいすきだった元チルドレンは日本中にたくさんいらっしゃることと思います。

ドレミファブックから幼い日々たくさんたいせつなことを学び、今もなおこうして恩恵を享受するとは…!

それってスゴイことですよね〜。
ドレミファブック、ありがとう!
Cさん、またきっとお会いしましょう。







「グレースの履歴」

2023-07-13 | 本 のこと
夢をみた。
スイスイと気持ちよく車を運転して旅をしていた。
もう30年もペーパードライバーなのに。

それはこの本のお陰。
「グレースの履歴」源孝志著

読んでみたいなぁと思っていたこの本。
読書友だちのIさんが贈ってくださり、読み終えたところ。
(ありがとうございます!)

久しぶりにとても読み応えのある本でありました。

ひととひと。
絡まった糸。
解されていく糸。

そして新たに紡がれる糸。

人生って
タテヨコ様々な小さな繋がりが織り重なっていつの間にか一枚の布が織り上がっていくような…。

ほつれた過去の穴や破れも
少しの勇気と、そして「時間」が繕う手助けをしてくれる。

向き合うかどうかは自分次第。

いろんなことを考えさせられつつ、わくわくする展開に惹きつけられる本でありました。

私にとって、本はドア。
開けばそこに拡がる世界。

たくさんのドアがわたしを待ってる。
次はどのドアを開けようか。



















この町、あの町、帰る町

2023-07-01 | essay


行儀よくねぐら入りの順番を待つムクドリたち
このあと、駅前の大樹へと移動すると思われる

夕空を背に並ぶ彼らに
口々におかえり、と云われた気がした

彼らもわたしも、束の間同じ街に暮らす者同士…
母もそして父も此の世から去った今、わたしには帰る場所がなくなったんだということにふいに気付かされる。

渡り鳥もヒトも、どこからかこの現世へやってきて
そしてまた何処かへと。。。

束の間の今、ここに暮らすなんでもない今をちゃんと味わって生きなくちゃね。

夕焼け前の空の色とムクドリたちのお喋りに教えられた帰り路でありました。







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